身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -14ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

今日、12月8日は成道会。

成道会とは釈尊の成道(悟りを開いた事)を記念して行われる法要のこと。

釈尊が菩提樹の下で悟られたのは、

「すべてが縁よりて起こること。これを縁起と呼ぶ」ということに尽きる。

 

釈尊のように大悟するためには、怠ることなく修行に励むしかないわけだが、

今日の稽古の法話では、毎日の小悟のためのヒントとして、
「三上」の話をしました。

 

「三上」とは、

中国の北宋時代の学者、欧陽脩が残した言葉で、

ひらめきや妙案の出る3つの場所のこと。

つまり

「馬上(ばじょう)」(乗り物の上)

「枕上(ちんじょう)」(枕の上 寝床)

「厠上(しじょう)」(トイレ)

ワタシは、これに加え、お風呂の中でも、いいアイデアか浮かびます。

 

いずれもリラックスしやすい場所。

やはり、平常身と平常心こそ肝要!

 

というわけで、これからひとっ風呂浴びてきます。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『110』

少林寺拳法の資格には、武階、法階、僧階の3つがあります。

武階は、二級、一級、初段、二段……といったおなじみの資格。

少林寺拳法の教えと技法の習得度を表しています。

法階は有段者以上に允可され、金剛禅の修行法に基づく修養度と教えの実践度を表す資格(正拳士、大拳士、准範士など)。

 

そして僧階。

僧階は金剛禅布教者としての学習の度合いや布教実績などに基づいて補任される資格です。

(少導師、中導師、大導師、少法師など)

 

意外に思うかもしれないが、少林寺拳法は

もともと護身練胆、精神修養、健康増進のために、禅僧が座禅と平行して修行してきたものであり、金剛禅総本山少林寺に伝承される、
禅門の行。

 

ゆえに道院長は、少林寺拳法の指導者であると同時に、金剛禅の布教者でもあり、僧階に関しては大導師以上の資格が必要という規定になっています(中導師だと、道院長心得)。

 

これら三つの資格、武階も法階も僧階も、

定められた修行期間、一所懸命に技術・学科の修得と人格向上に努め、それぞれの階級に応じた技術と学科の試験を受け、合格しなければその資格を取得することはできません。

 

先日、11月12日に僧階 少法師になるための資格審査、

少法師補任講習が本山で行なわれ、

我孫子道院の道院長も受講。

 

おかげさまで審査に合格し、大導師から少法師に昇任することができました。

 

講習会の講義の中で、

「人々を導くのが導師、導師をも導くのが法師」というお話しもあり、

身が引き締まる思いで一杯です。

 

金剛禅の教えとは、一言でいうと

生きている人間が、拳禅一如のたゆまぬ修行を積み、まず真に拠り所とできる自己を確立し、半ばは人の幸せと社会の発展のために役立つ人間になろうという教えです。

 

僧階は、この道の布教者としての資格ですので、昇任を機に、一層正法興隆のために励みます。

 

金剛禅総本山少林寺の大澤管長から僧階辞令を授与される道院長

 

2023年の少法師補任講習を受講し、少法師に補任された13名

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』

5月から毎月新入門の拳士を迎えている我孫子道院ですが、
今月も新しい仲間が加わりました。

 

 

今月の新入門は、Yさん母子のお二人。

 

これで我孫子道院の現役母子拳士は、4組になりました~
(父子拳士は、11組!!)

親が子供にあれこれ教えるのは当たり前ですが、
親が子供の前で、人から教わる、学ぶ姿を見せるのものすごくいいものですよ。

そして、子供は親のやることを真似するもの。

一緒に稽古していると、そのことがことがよくわかります。

いい面も、悪い面もよく見ているんですね(💦)

 

でも、我孫子道院の親子拳士は、どのご家庭も親子関係が良好!

そして子育てのこと、親子関係のことも相談し合えますし、

子供も親に対する不満? 文句?を、他の親に聞いてもらうこともできます。

 

というわけで、子育て中の皆さんには、
親子で少林寺拳法をはじめることを強くおすすめします。

 

年内の入門、まだまだ間に合いますので、
見学、体験入門、お待ちしております。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』

11月3日、船橋アリーナで千葉県の昇格考試が行なわれ、

我孫子道院から、准拳士初段の受験者が二名、

中拳士三段の受験者が二名、審査に臨みました。

 

結果は無事に全員合格。

学科試験は、4名とも優秀者として名前が呼ばれました!

 

 

 

こちらはご夫婦で准拳士初段に合格した

Kさんご夫妻

小学生の娘さん二人も拳士で、親子4人で修行中!

 

開祖は

「入門したこの日が、この道の指導者になる日だ」とおっしゃったそうですが、

黒帯になってからが、指導者としての本格的な修行のはじまり。

 

 

黒帯=「お墨付き」であると同時に、

初段の「初」は、初心の「初」。

ここから気持ちを引き締めて、肚腰を据えて修行に取り組んでいきましょう。

 

こちらは、中拳士三段に合格した二人。

中拳士三段といえば、昔でいえば赤卍!

道院の「助教」として、後進を牽引し、よきお手本を示し、目標となる存在を目指してください。

 

(助教の袖章)

 

ちなみに

今回の昇格で、我孫子道院は、

有段者が14名。

白帯が10名で、

残りの25名が級拳士となりました。

 

指導者層(有段者)もそれなりに厚く(熱く!)、

級拳士、白帯が7割ちょっとというのはかなりいいバランスだと思います。

 

頼りになる有段者が増えたところで、

我々と一緒に、少林寺拳法を修行してみませんか?

 

・おまけ

今回合格した4名には、

石川県金沢の銘酒「黒帯」をプレゼント!

「コク」「ふくらみ」「キレ」「品」の絶妙なバランスの取れた、

「料理と渡り合う酒」として知られています。

 

・おまけ その2

懐かしい、赤卍胸章

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』

9月のKさん親子に続き、

10月も新しい仲間が加わりました。

 

今月の新入門は、54歳のAさん。

 

手賀沼エコマラソンなどにも出場している、スポーツ好きで、

見学・体験を経て、入門を即決!

 

1ヶ月ぐらい、ゆっくり、じっくり体験してもらうのも大歓迎ですが、

即決してもらえるのもうれしいですね。

 

Aさんの入門で、我孫子道院の白帯拳士は10名になりました。

 

みんなで切磋琢磨しながら、一段ずつステップアップしていってくださいね。

 

我孫子道院では、まだまだ新入門を募集しておりますので、
興味のある人は年内にぜひ!

 

見学・体験のお問い合わせ、お待ちしております。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『102』