いい選手といい拳士「令和元年 全日本少年少女武道少林寺拳法錬成大会」 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

連日、遠慮会釈もない厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。

皆様に暑中お見舞い申し上げます。

 

我々にとって、8月の第一週といえば、

日本武道館で行われる「全日本少年少女武道錬成大会」の季節

 

今年も北海道から九州まで、191の道場から、全国の小中学生の拳士が集まり、活気のある大会となりました。

 

 

我孫子道院拳友会からは、10組20名がエントリーし、

14個のメダル(優秀賞)を獲得!
 

またひとつ、自分たちの上達・成長を確認することができました。

 

 

 

こうした大会に出場するにあたり肝心なのは、
いい選手ではなく、いかにいい拳士であるかということ。

 

いい選手、つまり技が上手いか下手かというのは、演武を見てみないとわからないが、

いい拳士かどうかは、移動中の電車の車内、観客席での態度や応援の姿勢、集合整列の機敏さ、脚下照顧(靴を揃える)、鎮魂行の取り組み方、挨拶の仕方、etc.を見れば一目瞭然。

 

同様に、いい道場か、そうでもない道場かも、瞬時にわかる。

 

「練習」だけに取り組んできた『選手』なのか、

「稽古」と「修行」を積んだ『拳士』なのか。

これが問われるのが大会なんだと考えています。

 

大事なのはメダルの数より、「いい拳士」かどうか。

そういう意味で、ウチの拳士たちは、

今年も立派な拳士だったと思います。

 

とくにA・M拳士は、前向きな気持ちと表情の良さ(!)が買われて、

午後の「稽古錬成」の時間に、『お立ち台』にあがる機会を得たほど。

 

 

緊張しっぱなしでいるのが「いい拳士」なのではなく、

「気合を入れて、伸び伸び(演武を)やる」のが、ウチの大会の合言葉。

みんな平常身と平常心で、自分たちの力を発揮してくれました。

 

成績面でも、全員が6月の千葉県大会のときよりスコアを伸ばしたことが大収穫。

誰もが一ヶ月ちょっとでかなり上達したことが実感できたことでしょう。

そうして、自分の可能性を信じられたこと。

これが一番の宝です。

 

これからも、さらなる成長を信じて、コツコツ精進していきましょう。

 

(宗由貴代表、宗昴馬さんと記念写真)

 

 

(スタッフとして大会を支えてくれた我孫子道院の女性拳士たち)

 

(入賞した拳士たちの笑顔と、大会当日の手賀沼花火大会の花火)

 

◆オマケ◆

(北の丸公園のお堀)

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108