令和元年の我孫子道院の夏合宿は、
少林寺拳法発祥の地、香川県多度津町の
金剛禅総本山少林寺に帰山する、3年に一度の「帰山合宿」でした。
(開祖像から上に向かって、虹が伸びているのがわかるだろうか?)
今回の合宿のテーマは、
「令和の桃太郎になれ」
かつて少林寺拳法の開祖 宗道臣先生は、拳士の目指すリーダーのロールモデルを、桃太郎とし、
「犬、サル、雉に信頼され、彼らを徳でもって統率する指導力、鬼が島に乗りこむ勇気と行動力と正義感、降参すれば鬼どもを諭してこれを許す慈悲心を併せ持つ、賢くて、やさしいリーダーを目指せ」と諭された。
それにちなんで、今回の合宿では、
まず瀬戸内海に浮かぶ、あの「鬼ヶ島」に向かうことにした。
合宿初日は、
7月27日の朝7時50分 成田発の飛行機に乗って、合計16人で四国入り!
きび団子がわりに、讃岐うどんで腹ごしらえをして、
少林寺拳法ともゆかりのある、
日本三大水城の一つ 高松城(玉藻城)見学
そのあと、高松港からフェリーに乗って、いよいよ鬼ヶ島(女木島)へ
鬼たちのアジトとされる大洞窟に乗り込み、
力を合わせ、鬼退治を成し遂げました~
(鬼ヶ島山頂の展望台から見た瀬戸内海の景色)
鬼たちとの激闘を通して、
「力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なり」という「力愛不二」の教えと、
「不殺活人」の教えを深く学んだ我々は、
いよいよ1947年に、開祖宗道臣が構えた最初の道場=五畳半道場へ
五畳半道場とは、戦後中国から帰国された開祖が最初に建てられた自宅の一室=五章半の広さの道場のこと。
拳禅一如・力愛不二の法門 少林寺拳法はこの地で、開祖がたった一人ではじめられた運動だった。
(その記念すべき五畳半道場で演武を行う我孫子道院の中学生拳士)
ここで開祖の志を十分に確認した後、
夕食も開祖の足跡をたどる旅に……
開祖の好物で、我々拳士のソウルフード、いまや丸亀名物の骨付き鳥を堪能。
ここでも先賢・先達から縁の重要さ、そして縁の結び直しについて学ばせていただく機会がありました……。
(門下生のM・T拳士が作ってくれた「合宿のしおり」)
<帰山合宿2日目に続く>
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『120』