「二兎を追うものしか二兎を得ず」今年はあえて二兎追うものになろう 2019年 新春法会 | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

新年、あけましておめでとうございます。

幸多き新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

 

(2019年 手賀沼の初日の出)
 

我孫子道院は、1月4日に初稽古、

そして1月5日に新春法会を執り行いました。

 

 

新春法会(ほうえ)とは、拳士が一堂に集まって新しい年を祝うとともに、「教典」を一緒に唱和したり、道院長の年頭法話を聴いて、心新たにして一年の第一歩を踏み出すための行事です。

 

開式の辞、導師献香、教典唱和のあと、門信徒代表挨拶

今年の代表は、中学3年生のA・Mさん(准拳士初段)
高校受験も目前なのに、堂々と大役を果たしてくれました。

 

続いて精勤賞の表彰

精勤賞は、2018年の年間修練日・146日のうち、一ヶ月平均10回以上=年間120回以上参座した拳士を表彰(賞状と、副賞を授与)

今回の精勤賞の受賞者は、7名。

例年より、ちょっと受賞者が少なかったので、今年は副賞を奮発しました!!
 

最多参座者は、少年部のS・F拳士の142回!

「数をかけること」は、修行の心得の8つの要諦のひとつ。

今年は、全員が100日以上参座することを目指しましょう。

もちろん、稽古は質と量、どちらも肝心なので、参座回数が少ない人は、その分、中身の濃い稽古になるよう努力と工夫をしてください。

 

道院長年頭挨拶では、

タイトルにもあるとおり、

「二兎を追うものしか二兎を得ず」

「今年はあえて、二兎追うものになろう」と呼びかけました。

拳禅一如で、身体と精神、力愛不二で、力と愛、剛柔一体で、剛法と柔法、といった具合に、対立するものを両立させるのが少林寺拳法の修行。

ならば、仕事や学業と少林寺拳法の両立、部活や家庭と少林寺拳法の両立、ビジネスとプライベートの両立、時間とお金の両立、etc.すべて欲張ってチャレンジしようというのがテーマです。

無論、簡単なことではありませんが、

今できないことも、半年後、1年後にはできるようになっている可能性は十分あります。
なぜなら、拳士一人ひとりが「可能性の種子」であり、伸び代がタップリとある発展途上人だからです!!

まずやってみる。そして押してダメなら引いてみな、の精神で、しぶとく図太くこの1年を乗り切っていきましょう。

 

 

奉納演武は、
S・F拳士と、S・T拳士の小学生初段コンビ

はじめて法衣を着ることになり、二人とも張り切って演武を披露してくれました。

 

また、今年の新春法会には、ワタシの畏友でもある3名の道院長がゲストとしてご来院

左手から、川崎稲田道院の綾邊先生、取手南道院(浦安スポーツ少年団)の近藤先生、東京西品川道院の海沼先生

それぞれ来賓祝辞として、ありがたいお言葉も頂戴しました。
感謝 合掌

 

最後にみんなで記念撮影を行って、新春法会は無事終了。

 

この後は、第二部の餅つき大会

保護者の皆さん、ご協力ありがとうございました。

 

つきたてのお餅をみんなで食べたあと、

新作の「少林寺拳法かるた」を使ったかるた大会も実施

予想以上に好評で、大人から子供まで、結構盛り上がりました。

 

というわけで、今年もいいスタートが切れたので、
拳士一丸となって、2019年もいい年にしていきます。

 

今年1年の各位のご多幸とご活躍を祈念いたします。

 

◆オマケ
進年会の一コマ

和装道院長の第一人者、綾邊先生と拙僧

「お正月に坊主が二人通りかかって 和尚がツー」
「どうもすいません」
(増殖 - X∞Multiplies)

 

◆オマケその2

新春法会当日の道場から見た富士山と夕日

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』