何でも見て、聞いて、言うべきことは言う (新年のご挨拶) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

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我孫子道院 道院長のブログ

あけましておめでとうございます。

皆さま、幸多き新春を迎えられてこととお慶び申し上げます。


ワタクシの2016年は、例年通り初日の出を拝みに行くことからスタートしました。



(手賀沼の畔で拝んだ初日の出。外気温およそ1.5度。いつもよりかなり暖かな元旦でした)



そして翌1月2日は、我孫子道院の専有道場へ初詣(?)



(拳士のムスメとセガレも一緒に、正面に礼!)


さて、今年は申年ですが、

どういうわけか、サルにまつわる故事ことわざ、四字熟語などは、あまりいい意味のものがありません

「犬猿の仲」

「意馬心猿」(心が煩悩や欲望のために働いて、抑えがたいことのたとえ)

「猿に烏帽子」

「猿も木から落ちる」……


日光東照宮の三猿で有名な

「見ざる聞かざる言わざる」というのもあります。

本来は、「人間は自分にとって都合の悪いことや相手の欠点を、見たり聞いたり言ったりしがちだが、それらはしないほうがよいという戒め」という意味ですが、

我々修行者は、

何でも見て、

知らないことは積極的に聞いて、

言うべきことは、言いづらいことでも、臆せず言える

そういう人間になりたいものです。


また、ホンダ技研の創業者、本田宗一郎氏の言葉に

『人生は「見たり」「聞いたり」「試したり」の三つの知恵でまとまっているが、一番大切なのは「試したり」であると思う』という名言もあります。


段取りが悪く、思慮の浅い行動・挑戦は、匹夫の勇でしかありませんが、

経験と度胸と勘で、「これはいける」と思ったら、失敗を恐れず果敢に挑戦することを、今年の我孫子道院のテーマに掲げたいと思います。


さらに、「ひと工夫加える」というのも、我孫子道院全体の課題としてみんなで取り組みましょう。


大人から子供まで、誰もが忙しい毎日の昨今、

ワタシ自身を含め、拳士一人ひとりが、日々の修行にもうひと工夫加えて、

「時間がなくても、道場にだけは行きたい!」と思えるような、

面白くて、楽しい道場になるよう、どうぞ知恵をお貸しください。


そして稽古を楽しむためにも、なにより健康第一で


各位のご多幸とご活躍を祈念いたします。


今年も我孫子道院と皆さまにとって、良い年でありますように




お正月の我孫子道院 専有道場の外観

(道場前の階段は、108段あります)


2016年の稽古始めは、1月4日から


新春法会(鏡開き)は、1月9日(土)です

9日はお餅つきもやりますので、近隣の拳士はどうぞ遊びにいらしてください




我孫子道院の道場は、この子の神大黒天の境内にあります。

元旦は、多くの初詣客でにぎわっていたそうです



本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『100