このところ、毎月少林寺拳法のことを取り上げてくれている月刊秘伝
昨日発売になった3月号の特集は、五輪書に出てくる宮本武蔵の「観の目」でした
その「観の目」について、五輪書の水之巻の「兵法目付といふ事」には
「兵法の目の付けやうは、大きに広く付くる目也。観見二つの事、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、ちかき所を遠く見る事、兵法の専也。(中略)目の玉うごかずして、両わきを見る事肝要也。……」
と記されている
もうお気づきだろうが、この武蔵の「観の目」と、我々少林寺拳法の目配り「八方目」とは、かなり共通するものがある
秘伝誌の編集者も、まさにそこに目を付けて、少林寺拳法の八方目について4ページも記事を組んでくださった
(「八方目」について解説しているのは、東京センターの井上弘所長)
なかなか参考になると思うので、拳士の皆さんはぜひ一度目を通してみてください
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ちなみに個人的には、同じ「観の目」特集の中にあった、運動科学者の高岡英夫氏の「観の目」=「焦点移動非焦点視」であるという考え方が、大変勉強になりました
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『104』