おとといの日曜日は、毎年恒例の冬季雪上鍛錬の日
今年は、門下生8名とその家族2名+ワタシの11名が参加し、新幹線で湯沢パークリゾート(スキー場)に行ってまいりました
湯沢パークリゾート は、比較的こじんまりしたスキー場ですが、毎年この行事を共催(便乗?)させていただいている市川若宮道院のF谷先生が懇意にしているペンション「ノア 」がゲレンデのすぐ目の前にあり、食事もボリュームがあっておいしく、レンタル用品等もいろいろと便宜を図ってくださるので、いつもここでお世話になっています
(今年も市川若宮道院は、20名の大所帯での参加でした)
というわけで、この行事は、ただの日帰りスキー合宿ともいえますが、じつは立派な鍛錬なのです
どこが鍛錬なのかといいますと……
じつは、スキーのターンと少林寺拳法の基本、開足中段構えからの振り子突きには密接な関係があるんです
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いや、これは暴論でもこじつけでもなく、
身体を十分リラックスさせ、正中線の意識を高め、振り身=体幹部に横方向の波動をかけ、その波動をスキーの板に伝えると、スキー、とくにカービングスキーは自然にターンをはじめてくれるのです
しかもそのターンは全身が脱力すればするほど、見事で無理無駄のないターンになっていく……
題して「脱力のスキー」
これはもちろんワタシの発案でもなければ、体現できているというレベルでもないので、イメージがわかないという人は、こちらの動画をご参照ください
http://www.youtube.com/watch?v=WLCXQYiBkcw
この脱力スキーの素晴らしいところは、力を抜けば抜くほどいいので、筋肉痛になりません!
(いや、脱力不足の場合は、その限りではありませんが……)
いわゆる気合、根性、「頑張る」と無縁なスキーなのです
(だから何事も頑張ってはダメなのよ)
そして、頑張ってしまった場合、即座にそのことを肉体的苦痛によって自覚させられるという利点があるので、これは立派な鍛錬になるというわけです
というわけで、身体はしんどくありませんが、身体を高度に使うので、脳疲労はいささかあります
その疲労を、温泉で流してきたので(なんといっても湯沢は温泉の町ですから)、月曜日の仕事にも、修練にもまったく支障はありませんでした(ちょっと自慢?)
かように素晴らしい、冬季雪上鍛錬ですが、
最大の問題は、参加拳士の大半がスキーではなく、スノーボードで滑っていること……
スノーボードじゃ、開足中段構にも、左(右)前中段構にもならないじゃないか!!!
まあ、スノーボードをチョイスした拳士はほとんど高校生なので、バリバリ滑って、派手に転んで、受け身の練習と、持久力をつけるのもいいでしょう
その代り、昨日の修練の際、彼らは身体の各部が痛そうでしたが(笑)
(でも、楽しかったからいいよね)
また来年も一緒にトレーニングに行きましょう
前日まで吹雪いていたそうですが、日曜日はご覧のとおり快晴で、無風
とっても気持ちよく鍛錬できました
(おまけに往復新幹線の指定席だったのでラクラク 18時51分に越後湯沢を出発し、21時には帰宅できました)
F谷先生、市川若宮道院の皆さん、ペンション ノアの方々、今年もお世話になりました
来シーズンもなにとぞよろしくお願いします
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『106』