開祖生誕101年(今日は開祖の誕生日) | 身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

今日、2月10日は、少林寺拳法創始者(開祖)宗道臣先生の誕生日


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少林寺拳法公式サイトには、開祖の経歴について次のように書かれている


●創始者 宗道臣について

1911(明治44)年2月、岡山県作東町(現美作市)生まれ。 17歳の時、中国に渡り、大陸を駈けめぐる。その間、縁あって嵩山少林寺の流れを汲む文太宗老師の知遇を得てその門に入り、各種の拳技を修得する。 ソ連軍政下の中国東北(満州)の地で敗戦を迎える。
敗戦直後の極限状況下で、人間の赤裸々な行動を目の当たりにし、法律も軍事も政治の在り方も、リーダーとなる「人の質」にあることを確信する。そして、真の平和を達成するためには、慈悲心と勇気と正義感の強い人間を育てる以外にないと決心する。
1947(昭和22)年10月、香川県多度津町において、力愛不二の“教え”と自己確立・自他共楽を旨とする“技法”を中心とした、社会に役立つ人づくりの教育システムを考案して、拳禅一如の「少林寺拳法」を創始、少林寺拳法師家となる。
1980(昭和55)年5月、逝去。



武道家であり、宗教家であり、教育者でもあった開祖


「力を伴わざる正義は無力なり、正義の伴わざる力は暴力なり」とし、

理知や力と、愛や慈悲の両面を強調し、人づくりによる国づくりを本気で目指し、

少林寺拳法というきわめて完成度の高い護身の術と、哲理・言説体系を矛盾なく連関させることに成功した稀有な指導者だった


本当は昨年、開祖の生誕100年を組織を上げてお祝いする予定だったのだが、東日本大震災に見舞われたため、表立ったお祝いはお流れに……


その分、今年はきちんとしたお祝いができるといいなと思っています


幸いにして、開祖の遺してくれた著書や語録がたくさんあるので、拳士はすすんでこれらを熟読し、開祖の志を理解する努力を怠ってはならないと思う


そうして開祖の思想を深く学べば、なぜ、少林寺拳法は単なる武道やスポーツではないのかがよくわかり、ますます少林寺拳法が好きになるはず


まずは、教範をもっている人は教範を、そうでない人はカッパブックスの「秘伝 少林寺拳法」(絶版ですが、インターネットで探せばけっこう見つかります)から読み直しましょう

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本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』