昨日届いた会報少林寺拳法の10月号
巻頭特集は8月に行なわれた全国少年少女武道錬成大会の記事でした
早速、ぱらりと表紙をめくると、「表2」(表紙の裏のページのこと)に
ウチの門下生のNクンとWクンがくっきり写っているではありませんか
(右上の鎮魂行のカットがその写真)
ワタシも仕事柄よくわかるんだけど、こうした媒体、とくに紙媒体に写真や記事が掲載されると、いい大人でも無邪気に喜ぶ傾向があります
まして少年拳士なら……
で、無邪気に喜ぶのはそれはそれで結構ですが、せっかくなのでここでひとつ学んで欲しいのは、
ポジショニングの重要性
です
武道家にとって、全体の中で自分がどこにいるのか、どこにいるのがベストなのか、をつねに俯瞰的に認識できる力というのは、非常に重要な能力です
その場その場のライトプレイス、ポールポジション、地の利を得ることは、武道・武術家の生命線といってもいいでしょう
ワザを学ぶときは、先生のワザのコツが一番見えるポジションに
話を聞くときは、話をする人の間合いの中、視界の中のベストポジションに
大きな会場で整列するときに一番いいのは……
こうした空間把握能力、俯瞰的認識力にも、当然、勘のいい人、悪い人がいるわけだが、訓練すれば、勘の悪かった人でも、鋭くなれる
反対に、もともと勘のよかった人でも、
例えばカーナビなどを頼りにしすぎると、せっかくの勘が鈍くなってくるはず!?
今回、会報にNクンとWクン(ホントは、他の門下生も彼らのすぐ後ろに並んでいたんだけど……)が写っている写真が掲載されたのも、決して単なる偶然ではなく、普段のポジショニングの修錬(指導)のおかげだと思うのだが……
(その証拠に?、いまの読本に改定される前の赤い「金剛禅少年読本」にも、ウチの門下生の写真が使われていたりする もちろん、会報などに写真が載ることを目当てにした、ポジション取りを指導しているわけではありません!!)
ともかく、そんな見どころ満載(?)の「会報少林寺拳法」10月号は、
次回の稽古の際、道場に持って行きます
お楽しみに~
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『107』