間もなくはじまる新年度
進学や進級、就職、転勤などで、新しいスタートを切る人も多いでしょうし、そうでない人もそれぞれ新たな目標をもって、4月を迎えることだと思います
そうした個人的な目標とともに、今年は東日本大震災の発生直後で、福島原発事故による放射能汚染対策の目処がつかない状況下でもあるので、何はさておき東北・東日本エリアの復興を願わない人もいないでしょう
と同時に、巨大な災害を目の当たりにして、「強くなりたい」と願った人も多いのではないでしょうか?
義援金の寄付や救援物資の送付も確かに大事で有効です
でも、今後の本格的な復興に向けて、一人ひとりがいまよりもっと強くなることも、社会全体の生命力を高めるのに、欠かせないはずです
そして「強くなりたい」と願ったのなら、ワタシは少林寺拳法に入門することをおすすめします
「少林寺拳法は武道なのだから、それを習えば強くなれるかもしれないが、この混迷深める現代社会で求められている本質的な強さとは、直接結びつかないのでは?」と考える人もいるかもしれません
たしかに、いま社会が求めている「強さ」とは、具体的に「誰かに勝つ」といった相対的な強さ、競争的な強さではないでしょう
でも、少林寺拳法が目指す「本当の強さ」も、じつはそうした相対的な強さではないのです
少林寺拳法が目指す「本当の強さ」とは、
相手を倒す強さではなく、しっかりした自分、頼れる自分、生きる力のことです
その強さは測定することもできないし、誰かと比較する必要もありません
「今日は昨日の我に勝つ」ことが、武道の修行のあり方なのです
また、少林寺拳法の創始者 宗道臣先生は、少林寺拳法は『行』であるということを絶えず強調し、
「少林寺拳法の修行を通じて、自己をたくましく変革し、また、人を立てることと団結することをおぼえ、正義のためには身を挺して大小の不正に立ち向かう行動力を養うこと、それでこそ『行』といえるのである」(宗道臣著 「少林寺拳法入門」より)と教えています
というわけで、社会人、主婦、学生、子供を問わず、新年度から一緒に少林寺拳法を始めてみませんか?
「そんなこといっても、時間がない」「面倒だ」「強くなるのに何年かかるの」と考え、しり込みする人もいるでしょう
入口があっても出口がないのが、武道の修行というものなので、「どれだけやったら、これだけの効果がある」とはいえません
また「最小の努力(労力、コスト)で、できるだけ短期に、最大の利益を出す」のがビジネスの正義=効率のよさだとしたら、「修行」は効率のいいものとは言い難いかもしれません
しかし、「効率のいいもの」は、ときにもろくて弱い場合があります
実際、効率最優先でジャストインタイム生産システム(カンバン方式)を採用していた自動車産業は、今回の大震災で長期の生産中止に追い込まれましたし、何より原発そのものが、効率優先で安全をないがしろにした結果、この惨状を引き起こしたわけですから、そろそろ効率最優先の考えを見直すべきではないでしょうか
さっきもいったとおり、武道の修行は他人と比較するものではありません
(何より相対的な価値は、相手次第ですぐに変動してしまう)
一人ひとりが、いまの自分より少しでも強く、かしこく(少林寺拳法では理知も力と考える)、優しくなれば、個人は社会全体とつながっているので(諸法無我)、確実に社会に好影響を与えます
また、より健康で、明るい気持ちになり、積極的かつ寛容で協力的な人が一人でも増えれば、相乗効果で世の中も間違いなくよくなります
そうした人づくり、仲間作りの道が少林寺拳法なのです
だから少林寺拳法は、老若男女、誰でも何歳からでも始められます
(未就学児は、親子一緒での入門が原則)
社会人は、「本当の強さ」を追及しつつ、人脈作りと健康増進、ストレス発散に
青少年は、「本当の強さ」と「仲間作り」 さらに「他人に勝った経験はすぐに風化するが、自分に勝った経験は一生の財産になる」ということを知るために
主婦は、アンチエージングと武道(少林寺拳法)の要諦、「調和力」を磨くために
子供は、コミュニケーション力(ボディコミュニケーション)と「礼」の力を身につけるために
(「子供に贈る少林寺拳法 」参照)
そして親子は、親子の絆を深めるために
(「親子に贈る少林寺拳法 」参照)
※経験上、親子で入門されるのが一番理想的なスタイルといえます!
興味のある方は、ぜひ一度道場に見学にいらしてください
体験入門も随時募集しております(複数回体験できます)
ただし、入門にあたっては、ひとつだけ条件があります
それは「自分の可能性を信じられること」
つまり、少林寺拳法を学ぶことで、いまよりもっと強く、かしこく、優しくなれる、という可能性を信じられるというのが条件です
また少林寺拳法の道場は、同じ志を持った仲間の集まりなので、
スポーツクラブ感覚で、コストに見合うサービスを求める「お客さん」はお断りです
もちろん初心者には、少林寺拳法が誇る“科目表”(教育システム、カリキュラム)にしたがって、年齢、性別、経験、体力に応じて、手取り足取り指導いたしますが、あくまで“仲間”を募集しています
あなたもこの春から少林寺拳法をはじめましょう!!
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』