今日は午前中に、いつもどおり稽古をおこなったあと、午後から近所の床屋に行ってきた
以前から親しくさせていただいている理容師さんに、髪を切ってもらいながら、四方山話をしていると、
その理容師さんから、非常に興味深く、そして大変大きな問題を内在している、最近の傾向を聞くことができた
それは子供のクビの話
その理容師さん曰く、「最近、襟の部分を切りにくいお子さんが多いんですよ」とのこと
わけを聞くと、クビが“猫背”になっていて、「真っ直ぐ伸ばして」と頼んでも、首がきれいに伸びないからだという
それも女の子より、男の子の方が圧倒的に多く、
これは明らかにDSなどの携帯型ゲーム機のやりすぎで、クビが前に飛び出た姿勢がクセになったと思われる……
少林寺拳法に伝わる『整法』(整体医法)の中心が、脊椎調整法であることからわかるとおり、背骨のズレは、重要な神経を圧迫し、健康に大きな影響を与える
とくに頚椎のズレは、深刻であり、クビの“猫背”の慢性化は、見過ごすことができない問題といえる
以前から、各種の電子ゲームの弊害はさまざまな視点から提起されているが、
ここまでくると、もはや「ゲーム亡国論」といっていい状態だ
そろそろ真剣に手を打たないと、10年、20年後にとんでもなく大きなツケが回ってくるに違いない
今年から中学校で、武道必修化が始まるが、そうした授業ではすべてに優先して、正しい姿勢の重要性を説くことからはじめていただきたい
もちろん、ワタシも門下生には、これまで以上に『正しい姿勢は、じつは一番楽な姿勢』ということに気づいてもらえるように指導して、強制せずに矯正できるよう、いろいろ工夫を試みてみるが、その前に、子供達がゲームとの付き合い方を見直す方が先決だ
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『112』