昨日に続き、夏合宿のお話
1泊2日=24時間の合宿中
技術修錬は実質約6時間
そして食事作りと、食事、食事の後片付けにも、3食合計で約6時間も費やしている!
大人数で自炊(食器も各自持参)、
しかも「自己確立」という趣旨にしたがって、大人から子供まで、全員が何らかの形で食事作りや後片付けに関わることにしていたので、いわゆる効率は決してよくない
正直、ワタシももっと技術修錬をたっぷりやらせてあげたかったという気持ちもあったのだが、食事は生命に直結しているので、作務の一環として重要視している
(※禅家で、自分のため、他人のためにものを作り働くこと(労働全般)を 「作務」(さむ)という。普段は主として、道場の掃除をする)
ただし、人数が多いだけに段取りは重要
先を読みつつ、他のことと同時にできることをドンドンこなしていかないと、時間がいくらあってもたりなくなる
普段家事に慣れていない拳士が多いので、気を抜くとすぐ滞るところが出てくるのだが、
それだけに「目くばせ」のいい修行になる
また身心にゆとりがないと、すぐにてんてこ舞いになるという意味でも、
「悪条件のときほど、リラックス」という、武道・武術の要諦も試されるので、自分の修行の進歩の度合いを確認するのにも大いに役立つ
(ワタシも、まだまだ脱力が足りなかった~)
その点、今回主力になって動いてくれた、高校生を中心にした学生拳士たちは、なかなかいい働きをしてくれて、助かりました
将来有望な拳士たちで、今後が楽しみです
みんな、お疲れさまでした
2日目の朝食は、ご飯と豚汁と納豆
「食」という字は、「人を良くする」と書くぐらいで、
同じ釜の飯を食べること(すなわち運命共同体)で、コミュニケーションも深まる
合宿の一番の目的は、コミュニケーションを図ることなので、
寝食をともにし、お風呂での裸の付き合いは、技術修錬以上に最優先!?
(でも、もっと技術修錬もやりたかったというのが本音かも…… ちょっと欲張りすぎかな)
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『111』