今の時代はスマホやタブレットが使いこなせた方が将来の就職に役立つ
そう考える親御さんや子供は結構多いと思います。
特に思春期の子供が自分だけスマホを持っていないとコミュニケーションの輪に入れないので、時代遅れになってしまうという焦りを感じ、執拗にスマホをおねだりすると思います。
そのような子供にスマホを買い与えたら、本当に将来の就職の役に立つのか?
僕ははっきり言って
「買い与えない方が将来の役に立つ」
と思っています。
そのような理由の場合は、まずろくな事に使いません。ゲームして友達と喋って、リア充アピールするだけです。
そのような使い方が将来の役に立つとは到底思えません。
もしあなたが接客業の採用担当だとします。
あなたの所にAさんとBさんが面接にやってきました。
あなたなら、どちらを採用しますか?
Aさんは、業務で使用するスマホやタブレット、PCの操作には長けていて特に研修を行わなくて良いほど扱えます。
事前にデータで提出して貰ったエントリーシートは丁寧に作られており、志望動機や自己PRは熱意の伝わる文章で書かれていました。
しかし、実際の面接では引っ込み思案で返事も覇気がありません。
あなたはAさんに「趣味はなんですか?」と質問をしてみました。
Aさんは「ゲームと動画を見ることです」と答えました。
「具体的にどんなゲームと動画ですか?」あなたは質問を続けます。
「えっと、パズドラとモンストとLINEのゲームです。動画はユーチューバーの○○さんの動画が好きです。あとニコ生とボーカロイドも好きです。」
あなたは他にいくつか質問をしてみましたが、すぐに会話が途切れてしまい、イマイチ積極性が伝わってきません。
Aさんの面接はこれで終わりました。
次はBさんの番です。
Bさんのエントリーシートは、今まで見たことも無いほど簡素な作りで、誤字脱字が多く、明らかに素人が作成したような感じでした。
面接に訪れたBさんは、真っ先にこう言いました。
「エントリーシートが上手く作成できませんでした、申し訳御座いません。実はパソコンやスマホを初めて触ったので、使い方がよく分からなくて・・・。手書きならもっと上手に作れる自信はあります。」
「そうでしたか。Bさんの歳でパソコンやスマホに初めて触るなんて方は今の時代珍しいですね。困ったこととかありませんでしたか?」
「そうですね、中学や高校の時は周りみんなスマホを持っていたので、持っていない私は仲間はずれにされる事は良くありました。
でも、スマホを持っていなくても仲の良い友達はいたので、その友達とおしゃべりしたり手紙のやりとりをしていました。
今回のように書類をパソコンで作成して提出するような事は慣れていないので、困る時はありますね。」
「なるほど。Bさんは、普段どのような事をされていますか?ご趣味などは?」
「はい、小物や雑貨を作ることが好きで、作った物をよく友達に配ったりプレゼントしたりしています。週末には雑貨屋さんを巡って、おしゃれな雑貨を探して参考にしています。
これとこれを組み合わせたら便利そうだなとか、ここをこうしたらもっと可愛くなりそうとか、友達にプレゼントしたら喜びそうな雑貨を見つけたら、真似しながらそれを自分なりに工夫して作ってみて、それを友達にプレゼントした時にすっごく喜んでくれるのを見るのがたまらなく好きなんです。
御社の製品はいつも独特な作りで、他では絶対に手に入らないような物ばかりですごく参考にさせて頂いております。
この前も、御社の○○という商品に、○○の商品の構造をくっつけて友達にプレゼントしたら、とても便利だって喜んでくれました。
このような商品の活用アイディアや工夫を商品開発や色々なお客様に伝えて、御社の商品をもっと便利に使って頂けるような接客をしたいです。
雑貨を買うなら○○に行こうって言われるくらいになりたいですね。」
Bさんへの質問は他にも続きましたが、とにかく楽しそうに笑顔で話す人でした。
ただ、パソコンやスマホには結構な研修期間を設けないとすぐに実戦投入は難しそうでした。
あなたは面接が終わった後、近年問題化している「バイトテロ、社員テロ」の状態を把握すべく、AさんとBさんの情報をFacebookとTwitterで検索してみました。
Bさんはパソコンやスマホを初めて触ったとのことで、Bさんに関する情報は得られませんでしたが、AさんのTwitterにはこんな事が書かれていました。
面接行ってきたー。 さらっと終わるやろ思ってたから何にも準備してなかった。 自己紹介?へ? 趣味はモンスト休日の過ごし方モンストしかありませんww イラスト描くことですーとか言えたらカッコ良いのに… これは落ちたな(((。*ω*。)))
こないだ面接行ったけど……絶対落ちたわ~😹!!電話かかってこやんもん💭あの、面接官しばいたろかほんま(笑) 自分むっちゃ、頑張ったのんに💢⚡😠爆笑
1社目面接落ちたし次死に行くか^q^
(*Twitterの原文を一部抜粋しています。この記事とは無関係です。)
さて、あなたならAさんとBさん、どちらを採用しますか?
多くの方がBさんを採用したいと思うはずです。
Aさんはパソコンやスマホの扱いには長けていますが、リアルでのコミュニケーション能力の低さとネット上での強気な態度から、戦力になるとは思えません。
対してBさんは機械の操作は出来ないものの、研修で叩き込めば一通りの操作は出来るようになりそうです。
そして持ち前のコミュニケーション能力の高さから、営業や接客業でお客様から一定の支持は得られそうです。
もちろんこれは極端な例ですが、子供が大きくなったときに必要とされる人材、つまり今から10年~20年後の未来で必要とされる人材は何か?と考えると
「ロボットには出来ない仕事と、コミュニケーション能力、創造力」
が絶対必要となることが明らかです。
これは十年後に消えて無くなる仕事で具体的に紹介されています。
オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった | 賢者の知恵 | 現代ビジネス [講談社]
消えて無くなると言っても、中にはロボットよりも人間に頼みたいという人が必ず存在します。
そこで
「その人が選ばれる理由、その人に頼みたい理由」
という存在価値が無いと、他の人やロボットに仕事を取られてしまいます。
逆にスマホやパソコンを与えた方が良い場合とは
タブレットで絵、漫画、アニメを描きたいとか、音楽を作りたい、プログラミングをしたい、建築や部品などの設計や、専門的な知識をインターネット上から得たいと言う場合です。
これら創造や創作はロボットに置き換わることは当分考えにくく、ロボットと人間で勝負をしたとしても、同じクオリティーレベルであれば共感できる人間的魅力がある人間が選ばれるのは考えるまでもありません。
例えば作品を作った際の熱意とか苦労とかこだわりですね。
ロボットはこのようなことを語ることは出来ません。
将来訪れるロボット社会を生き残っていくためには
「リアルなコミュニケーションは出来ないけどスマホなら出来るとか、単に人並みにパソコンが出来る人間」
は必要としないでしょう。
逆に
「スマホやパソコンが出来なくても、絵や物が創れたり、コミュニケーションが上手な人」
が将来必要とされる人材です。
これはお金の流れが人と人との間で流れる為です。
人間が「ここに絵を飾りたいから、このような絵を100万円で描いてくれ」と頼むことはあっても、ロボットが「100万円払うから絵を描いてくれ」と頼んでくることはほぼあり得ないからです。
このように考えると、おもちゃのようにスマホを持たせることは創造性やコミュニケーション能力を削いでしまうので逆効果となります。
逆に、インターネットマーケティングやクリエイティブ等の創作等には必須となります。
あなたの子供は将来の役に立つような使い方なのか、ただのオモチャとして無駄に時間を浪費しているのか、どちらか分かりますか?
もし今スマホをオモチャとして使用しているようであれば、もっと将来役立つ有用な使用方法を教育する必要があります。
生活習慣に悪影響があるほどオモチャをいじっているようであれば、取り上げるのも愛です。
将来仕事やお金に困らない子育てを今から習慣づけて下さい。
学校の勉強が出来て成績優秀でもロボットのほうが頭が良い時代が来るので、学校に行く金さえ出せば親の役目は果たしたと思っている人は本当に注意した方が良いですよ。