Very Best of UK Hits 1982 #1 | 80年代の洋楽とか

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80s洋楽が記事の中心です。それ以外はゲーム、日本の懐メロなど、興味があればなんでも取り上げます。

今回から新企画を始めます。

以前からずっと、1980年代のUKヒットを、

年ごとにCD1枚分にまとめたいと思っていました。

しかし、とりあえず1983年で始めたところ、

候補曲が多すぎてCD1枚分に収めるのが難しい。

そこで、ふと1982年の選曲をしてみたところ、

最終的にうまく収めることができました。

実際にCDに焼き、聞いたところお気に入りとなったので、

今回、ブログでも取り上げようと思った次第です。

 

しかし、ただ取り上げるだけだと、

1年ほど前に発表したHits&Favoritesの時と代り映えしない内容になってしまう。

そこで考えました。

今回の収録曲は、UKヒットといいながらも、

日本でヒットした曲も結構混じっています。

そこで、現在連載を休止している「新・日本の洋楽ヒット」と連動し、

曲がオリコン100位以内に入ってて、まだ「新・日本の洋楽ヒット」で紹介していない曲は、

「新・日本の洋楽ヒット」としても発表することにいたしました。

これまで「新・日本の洋楽ヒット」では、オリコン最高70位台以下の曲しか取り上げていなかったのですが、

今回はその縛りは設けていませんので、大きめのヒット曲もガンガン登場いたします。

 

なお、選曲基準は以下の通りです。

 

・全英TOP10入りしている

・音源を持っている(CDまたはダウンロード)

 

Hits&FavoritesではTOP20入りを基準にしていますが、

今回はさらに曲数を絞り込むこともあり、TOP10に基準を引き上げました。

またCDに焼いて個人で楽しむことを前提にしているため

(「Hits&Favorites」では実際のCDは作っていませんが、今回は作りました)、

音源を持っていることを前提にしています。

アーティストのベスト盤やこれまで集めてきた80sコンピに加え、

NOW YEARBOOKシリーズのおかげもあり、

全英TOP10ヒットの9割以上は音源を持っているのですが、

それでも今回でも候補にできなかった曲はあります。

 

さあ、ではお待たせしました。ご紹介していきましょう。

なお今回は「新・日本の洋楽ヒット」との連動企画でもあるため、

「新・日本の洋楽ヒット」のフォーマットに合わせ、1曲ずつ紹介していきます。

CDの1曲目に入れたのは、この曲でした。

 

Do You Really Want To Hurt Me / Culture Club

「君は完璧さ」カルチャー・クラブ

 (新・日本の80s洋楽ヒット133)

全英1位(年間5位)/全米2位(年間11位:1983年)/オリコン23位

 

 

 

カルチャー・クラブの世界的な出世作。

レゲエテイストのこの曲は、イギリスでは1982年の秋に1位を獲得。

翌年に全米で2位まで上がり、

日本でもボーイ・ジョージの特徴的なルックスもあり人気爆発、オリコン最高23位を記録します。

アルバム『ミステリー・ボーイ』からのシングルカットで、

当初は「冷たくしないで」という邦題でした。

それが、見岳章(アキラ)によって日本語カヴァーが作られた際に、

そちらが「君は完璧さ」というタイトルになったために、

オリジナルもシングルで出たときにこのタイトルになったようです。

洋楽の邦題変更は割とよくあることですが、

この曲の場合は変更になってからヒットしたケースになります。

この1曲で日本でも人気を得たカルチャー・クラブは、

ここから2年ほど、勢いが継続することになりました。

日本のレコード会社(当初は日本ビクター)は彼らに力を入れており、

日本オリジナルの曲「ミステリー・ボーイ」でデビューするほどでしたが

(なのでアルバムタイトルにもそちらが起用された)、

そちらは売れず、「君は完璧さ」でブレイクしたわけです。

 

 

ところで、この曲を1曲目に起用した理由です。

選曲した後は曲順に悩むのが常ですけど、

今回は「UK HITS」なので、最初くらいはUKのアーティストにしたい。

かつ、最初の曲はインパクトのあるものにしたいと思いました。

そして1曲目は全英1位。これはたいていの場合譲れない条件です。

普通なら曲そのものの勢いを買うんですけど、

今回は、選んだ曲にはノリのいい曲で、UK勢の全英1位がありませんでした。

「君は完璧さ」は曲そのもののは淡々と進みますが、

カルチャー・クラブ(特にボーイ・ジョージ)のインパクトを考慮して、

頭に持ってくることにしました。

ヒット規模から行けば年間1位の曲のほうがいいのでしょうけど、

そちらはアーティストの知名度がそこまででもないというのもありました。

「君は完璧さ」も年間5位で、十分な大ヒットです。

また、日本でのヒット規模も影響しているかもしれません。

次に出てくる曲とどちらをトップにしようか悩んだのですが、

(当時の)フレッシュさを取ってこっちにした次第です。