「馬術の話⑦」馬の学習能力。千葉の馬の学校・バジガクの馬術論 | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)

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国内最大級の馬の学校 東関東馬事専門学院/東関東馬事高等学院を運営する馬事学院(通称:バジガク)のブログです。Twitter @bajigakuin

 

イブ「皆さんコンニチハ」

 

今回は「馬の学習能力」の話

 

馬術なの?

となりそうですが、馬に乗るということは

 

馬の側からみれば

乗られる経験を積み重ね続けるということなので、

「乗られる」ということに、

どう対処するのがBetterなのかについての

絶え間ない「学習」ともいえるのです。


コハクくんとダイシンザーゲ

 

つまり、

乗るということはすべて調教(学習)となっていまうので、

良い調教(経験)になるか

 

悪い調教(経験)になるかを判断するために

 

馬の学習能力の理解が不可欠になるということになります。

 

馬の調教のベースは馬場馬術にあり、

FEIは馬場馬術について次のように記してます。

 

“The object of dressage is the development of the horse into a happy athlete through harmonious education. As a result, it makes the horse calm, supple, loose and flexible, but also confident, attentive and keen, thus achieving perfect understanding with the athlete(rider).”

 

「馬場馬術の目的は、調和のとれた教育を通して馬を幸福な競技者に育てることです。その結果、馬は穏やかで、しなやかで、伸びやかで、しなやかであると同時に、自信に満ち、注意深く、鋭敏になり、競技者(騎手)との完璧な理解が得られます。(google翻訳)」

 

馬をHappy athleteにするためには

馬にあまり無理をさせすぎずに

色々覚えてもらうことが必要となるので、

今回は馬の学習能力です。

 

 

「馬術の話⑥」関係起揚。千葉の馬の学校・バジガクの馬術論 | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)

 

よく馬は頭が良いと言いますが、

この場合、主に「記憶力」を指します。

これについてはあまり説明の必要はないでしょう。

 

もう一つは馬の感受性の鋭さ、つまり察知する能力でしょうか。

これを「頭が良い」と表現していることが多いように思います。

これについては下記を参照ください

 

賢馬ハンス - Wikipedia

 

その感受性の鋭さと記憶力から

馬の扱いに慣れている人とそうでない人、

馬に親しみを持っている人と

馬をちょっと怖いと思っている人を、

人それぞれの様子・雰囲気から察して

記憶と照らし合わせて判断されてしまいます。

 

良く言われる「人を見る」というやつですね。

 

なので、新入生はまず馬に慣れるところから始まり、

 

トミケンプロズバを馬装する専門1年ゆうまさん

 

マスラオを馬装する専門1年のアンさんとキョウさん

 

初めは苦労することもありますが、

馬の様々な動きに対処できる自信がつくことで、

馬に格下だと思われなくなり、

馬の様子を察してあげる目が養われることで

扱いの難しい繊細な馬などいろいろなタイプの馬の扱いが

徐々に出来るようになっていきます。

 

バジガクカルミアを手入れしているショコシロさん

 

あゆみを馬装しているたわしさん

 

また、馬は本来、本能的に

「物事を判断する暇があったら、いち早く逃げる」

ことで身を守ってきた種なので、

危険につながりそうな周りの雰囲気(音、匂い、動き、etc.)

に対して敏感に反応して頭の中が「逃げなきゃ」になり、

体を緊張させてしまいます。

 

「体に痛みがある」⇒身の危険⇒「逃げなきゃ」⇒緊張

「理解できない」⇒不安⇒「逃げなきゃ」⇒緊張

「つらい動き」⇒体痛くなる⇒「逃げなきゃ」⇒緊張

筋肉疲れて力はいらない⇒筋肉固くなる⇒緊張

 

そのため、物事を理解、判断することは

馬にとって難しいこととなります。

端的に言って、馬は理解力という点で「頭が悪い」といえます。

このあたりの馬の学習能力を理解することで、

馬にやってほしい事を理解してもらい、

 

ハオと高2のRenくん

 

ヤマチョウボイスと専2のMr.さん

 

 

馬自身ができる能力を身に着けていく様に

騎乗しなければならず、

 

あゆみとたわしさん

 

ハオと高3の石くん

 

ガルフストリームとぶーくん

 

そのためにどうしたら良いかが

少しづつ身についていくように騎乗訓練をすすめていきます。

 

安定した姿勢とバランスがないと

余計な体の動きや力の変化が雑音となり

馬に指示が伝わらない状態になるので、

 

バジガクアリアで西尾先生の調馬索レッスンを受ける専1レンくん

 

専1レッスン、セキテイホノオーとハッスーさん、サニーとAmiuくん、ノアとムサシくん

 

1年生は主に馬とのコミュニケーションの基礎となる

姿勢とバランスの習得を目指して騎乗していきます。

 

高1レッスン、ヴァリアントアニマと秋桜くん、バジガクレオーネとにしくん

 

高1、ヴァリアントアニマとカッシーくん

 

ブライトで清水先生の調馬索レッスンを受けるみかんさん

 

馬に乗る技術の習得は、

生きていて日々変化する「生き物」、

経験を通して「目的とするスポーツの観点からすると良くない事」も覚えてしまう「生き物」に乗るという性質上、

多くの時間と難しさを伴います。

 

それでも、

いやだからこそ馬に乗るということは面白く、

取り組む価値のあるスポーツだということを

伝えていけるように指導しています。

 

バジガクリステージ「それでは皆さんサヨウナラー」

 

 

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