イブ「皆さんコンニチハ」
今回は「馬の学習能力」の話
馬術なの?
となりそうですが、馬に乗るということは
馬の側からみれば
乗られる経験を積み重ね続けるということなので、
「乗られる」ということに、
どう対処するのがBetterなのかについての
絶え間ない「学習」ともいえるのです。
コハクくんとダイシンザーゲ
つまり、
乗るということはすべて調教(学習)となっていまうので、
良い調教(経験)になるか
悪い調教(経験)になるかを判断するために
馬の学習能力の理解が不可欠になるということになります。
馬の調教のベースは馬場馬術にあり、
FEIは馬場馬術について次のように記してます。
“The object of dressage is the development of the horse into a happy athlete through harmonious education. As a result, it makes the horse calm, supple, loose and flexible, but also confident, attentive and keen, thus achieving perfect understanding with the athlete(rider).”
「馬場馬術の目的は、調和のとれた教育を通して馬を幸福な競技者に育てることです。その結果、馬は穏やかで、しなやかで、伸びやかで、しなやかであると同時に、自信に満ち、注意深く、鋭敏になり、競技者(騎手)との完璧な理解が得られます。(google翻訳)」
馬をHappy athleteにするためには
馬にあまり無理をさせすぎずに
色々覚えてもらうことが必要となるので、
今回は馬の学習能力です。
「馬術の話⑥」関係起揚。千葉の馬の学校・バジガクの馬術論 | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)
よく馬は頭が良いと言いますが、
この場合、主に「記憶力」を指します。
これについてはあまり説明の必要はないでしょう。
もう一つは馬の感受性の鋭さ、つまり察知する能力でしょうか。
これを「頭が良い」と表現していることが多いように思います。
これについては下記を参照ください
その感受性の鋭さと記憶力から
馬の扱いに慣れている人とそうでない人、
馬に親しみを持っている人と
馬をちょっと怖いと思っている人を、
人それぞれの様子・雰囲気から察して
記憶と照らし合わせて判断されてしまいます。
良く言われる「人を見る」というやつですね。
なので、新入生はまず馬に慣れるところから始まり、
トミケンプロズバを馬装する専門1年ゆうまさん
マスラオを馬装する専門1年のアンさんとキョウさん
初めは苦労することもありますが、
馬の様々な動きに対処できる自信がつくことで、
馬に格下だと思われなくなり、
馬の様子を察してあげる目が養われることで
扱いの難しい繊細な馬などいろいろなタイプの馬の扱いが
徐々に出来るようになっていきます。
バジガクカルミアを手入れしているショコシロさん
あゆみを馬装しているたわしさん
また、馬は本来、本能的に
「物事を判断する暇があったら、いち早く逃げる」
ことで身を守ってきた種なので、
危険につながりそうな周りの雰囲気(音、匂い、動き、etc.)
に対して敏感に反応して頭の中が「逃げなきゃ」になり、
体を緊張させてしまいます。
「体に痛みがある」⇒身の危険⇒「逃げなきゃ」⇒緊張
「理解できない」⇒不安⇒「逃げなきゃ」⇒緊張
「つらい動き」⇒体痛くなる⇒「逃げなきゃ」⇒緊張
筋肉疲れて力はいらない⇒筋肉固くなる⇒緊張
そのため、物事を理解、判断することは
馬にとって難しいこととなります。
端的に言って、馬は理解力という点で「頭が悪い」といえます。
このあたりの馬の学習能力を理解することで、
馬にやってほしい事を理解してもらい、
ハオと高2のRenくん
ヤマチョウボイスと専2のMr.さん
馬自身ができる能力を身に着けていく様に
騎乗しなければならず、
あゆみとたわしさん
ハオと高3の石くん
ガルフストリームとぶーくん
そのためにどうしたら良いかが
少しづつ身についていくように騎乗訓練をすすめていきます。
安定した姿勢とバランスがないと
余計な体の動きや力の変化が雑音となり
馬に指示が伝わらない状態になるので、
バジガクアリアで西尾先生の調馬索レッスンを受ける専1レンくん
専1レッスン、セキテイホノオーとハッスーさん、サニーとAmiuくん、ノアとムサシくん
1年生は主に馬とのコミュニケーションの基礎となる
姿勢とバランスの習得を目指して騎乗していきます。
高1レッスン、ヴァリアントアニマと秋桜くん、バジガクレオーネとにしくん
高1、ヴァリアントアニマとカッシーくん
ブライトで清水先生の調馬索レッスンを受けるみかんさん
馬に乗る技術の習得は、
生きていて日々変化する「生き物」、
経験を通して「目的とするスポーツの観点からすると良くない事」も覚えてしまう「生き物」に乗るという性質上、
多くの時間と難しさを伴います。
それでも、
いやだからこそ馬に乗るということは面白く、
取り組む価値のあるスポーツだということを
伝えていけるように指導しています。
バジガクリステージ「それでは皆さんサヨウナラー」
高校3年次・専門2年次での現役JRA厩務員合格者も排出!
令和7年度:5名合格!!!
令和6年度、2名合格
令和5年度:受験者5名中、5名合格
令和4年度:受験者6名中、6名合格
令和3年度:受験者5名中、1名合格
令和2年度:受験者8名中、6名合格
平成31年度:受験者6名中、5名合格
平成30年度:受験者6名中、3名合格
平成29年度:受験者3名中、3名合格
(東関東馬事高等学院・専門学院を含む)
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