「馬術の話⑥」関係起揚。千葉の馬の学校・バジガクの馬術論 | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)

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カレンスレイ「皆さんこんにちは」

 

今回は「関係起揚」です。

 

ちょっと難しい馬術用語ですが、

簡単に言ってしまえば後躯が沈んで低くなり前躯の下に前進することで、

馬が起きたバランスになる事です。

 

 

よく言う「馬を起こす」ですね

 

前回の馬術の話⑤をご覧の方はピンときたかもしれませんが

 

「関係起揚」には馬の「踏み込み」が密接に関係しています。

 

「馬術の話⑤」踏み込み。千葉の馬の学校・バジガクの馬術論 | JRA厩務員になるには?|馬の学校 比較(毎日更新中ブログ紹介)

 

前回のブログから正しく「踏み込める」馬のイメージは

 

 

でしたが、

頸からトモ(後躯)までを考えた図にすると

 

正しく踏み込める馬のイメージは↑こんな感じです。

各パーツの境目が上図のように斜めになっていて、

この状態ならトモを前に進めると

 

 

という感じで前のパーツの下に後のパーツが入っていって

前躯が上昇、軽くなります。

 

実際の馬の状態としては↓こんな感じです。

 

 

 

正しく踏み込むことのできない馬の場合は

 

 

または

でしたが

この状態でトモを前に進めると

 

 

という感じで、腹、肩にのしかかっていくような状態になり

肩、前駆に重くなります。

 

この状態から前躯をあげさせようとして拳を操作しても

 

 

 

のようになり、背中側が縮み、腹側が伸びて反った姿勢になります。

 

実際の馬の状態としては↓のような感じになります。

 

 

騎手は馬を起こそうとしているのが見て取れますが、

後躯の沈下と前出を馬から引き出せていませんね。

 

並べて比べると

左は頭頸は高くても踏み込みが不充分で馬が沿っている状態

右は後躯の沈下と後肢の前出(踏み込み)が見て取れ、関係起揚。

 

 

結局のところ

関係起揚(正しく馬を起こす)ためには

正しく踏み込める状態に馬をもっていく必要があり、

 

正しく踏み込める状態に馬をもっていくためには

乗り手がバランスを維持し馬の背中をつぶさずに

馬が体をリラックスさせて背腰を柔軟に動かせるようにしたうえで、

乗り手の騎座と脚の操作に従って後肢を動かすことを馬に教える

 

必要があります。

 

つまり、前回までのブログの内容がすべて関係しています。

 

難しいですね。

 

今現在、馬に乗る技術を学んでいる最中の

生徒たちは、当然ながら、そのレベルには達していない子がほとんどです。

 

ですが、出来るようになるために、

また、馬を少しでもそこに近づけるために、

日々、励んでいます。

 

最後にその風景を載せて終わりにしたいと思います。

 

ブライトと石くん

 

セキテイリュウビともやしやんくん

 

パヴォーネとなかさきさん

 

キーライムとショコシロさん

 

ヴァリアントアニマとちっちさん

 

 

ケン「それでは皆さん、さよーなら」

 

 

 

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