ラズリの左目の中で出血が起こっているのに気が付いたのは昨年の11月

 

 

白内障でほぼ目が見えていない状態で過ごすようになってから

目のトラブルは何回もありました

ほとんどが角膜に傷がついて、痛みを伴うものだった

その時はかかりつけ医に見てもらって、1日に何回も数種類の点眼薬をすることで治りました

 

 

けれど、この時はまるで症状が違う

ラズリは痛がる様子は見せませんでした

徐々に出血は治まるだろうと様子を見ていたけれど、改善することはなく

眼科医を紹介してもらうことになりました

 

眼は白内障で見えていないだろうから、治療というよりも、これからどんな風にケアしていけばよいのか?

もし、これから悪化して、痛みが生じた時に相談できる病院とのつながりがあれば、ラズリ自身が苦しむ時間が少なくて済むだろうし、私たちも慌てずに済むと思っての受診です

 

先生に伝わっていたであろうラズリの情報

イタリアングレーハウンド メス(避妊)

2007年8月10日生まれ

2016年9月~ 甲状腺機能低下症

2020年2月~ 慢性腎不全

2021年11月22日 眼の赤み

 

2022年3月6日 

病院では眼圧測定から始まり、細かに眼の状態を見ていきました↓

 

眼圧は低めの 右7mmHg  左10mmHg

両眼とも全く見えていない、光も感じていない

 

右眼 上下眼瞼マイボーム腺につまりあり 

結膜血管腫脹、角膜周辺部からの血管新生

角膜二か所にへこみあり そのうち一つは中央部の角膜上皮の亀裂障害あり、無痛性角膜炎かと考える

水晶体の亜脱臼

 

左眼 眼内出血の病歴と結膜血管の状態より、高血圧が基礎にあるのではないかと考える

 

血圧三回測定して118-155あたり

単なる腎性のものか、心臓も関与しているのか精査をお勧めする 以上

 

今回、なんで左眼が赤くなってしまったのか?

眼のトラブルだと思って診ていただいたら、「高血圧ではないか?」と指摘されました

これは、病歴と今回の眼の赤みを総合して考えると、その可能性が高いと診断されたものです

そして、血圧を3回、測った結果

144-113(120)map

160-118(124)

153-118(123)

 やはり高い、となりました

 

そんな結果も踏まえて、心臓も関与しているのではないか?と先生は指摘しました

心臓の弁が上手く動いていないと血圧が上がるということです

先生が診察した感じ、ラズリは心肥大の可能性もあるかも?と言われました

 

診察が終わってから、待合にいる間、検索して

先生が言っていたのは「僧房弁閉鎖不全症」?と思いました

 

心臓か。これからまだ、苦しくなるかもしれないの? いやだなぁ・・・

とにかく、かかりつけ医で心エコーしてもらわなくちゃ!!

 


眼科にかかるのは初めてで、専門医ではこんなにも詳しく診ることができるんだ!と驚きました

そして、ラズリに白内障の症状が見られたときに、専門医にかかっていたら、もっと目が見える生活を送らせてあげられたのかもなぁ・・・と

その時は「年を取ったら、白内障はしょうがない」と思ってしまったんだよね

今さら悔やんでもしょうがないのですけど


最近の写真があまりなかったので、少し前のラズリ


↑2017年11月 この頃、眼はすこし白濁してきていたかな? でもまだまだ見えていたなぁ


心臓のことは心配だけど、とりあえず、ラズリの眼に何か変化があったら直接、専門医に相談ができるのでちょっと気持ちが楽になりました

 

↑2017年12月のラズリ

 

※この数日後、かかりつけ医に行って、エコーで診ていただいたら、心臓に問題はありませんでした!

 高血圧は「腎性」のものということに

その記録はまた後日、改めてブログにします

 

↑2017年12月のラズリ

 

さてさて、人間も犬も仕組みはそんなに変わらないのだろうけど、私自身、眼にトラブルを抱えたことがないし、知らない、わからないことが多すぎて戸惑いましたタラー

で、今回の診察に関係あるようなことを調べてみました

 

〇眼圧とは

 眼球を常に一定の大きさ、形に維持するために必要な眼球の圧力のこと

 眼圧が変化すると眼の大きさや形の変形などが起こる→ピント合わせが困難になる

 眼内の「房水」は眼圧維持の役割がある

 その量は正常時には常に一定で眼球に酸素や酵素、養分を補給すると同時に必要ない老廃物を体外に排出する

〇緑内障

 房水の循環に支障が起きて眼圧が高くなった状態→視力障害、失明、強い痛み

犬の眼圧測定値

 8~24mmHgが正常、25mmHg以上だと緑内障、7mmHg未満だとブドウ膜炎・網膜剥離 

 

マイボーム腺

マイボーム腺とはまつ毛の生え際にそって、上下約80個程ある皮脂腺のこと。マイボーム腺から分泌される脂は涙の表面に油膜をつくり、蒸発を防ぐ役割をしている。マイボーム腺が詰まるとマイボーム腺梗塞という病気になり、涙膜の性状が悪化し、角膜や結膜の病気が起こりやすくなる。

ラズリはマイボーム腺の詰まりが見られたので、「ホットパック」が勧められた。

一日2回 タオルをお風呂の温度ぐらいのお湯で温め絞ったものを両目にあてます。

1分ぐらいと言われたけれど、出来る範囲内で。2~30秒でもOK

脂が柔らかくなりマイボーム腺の働きが良くなります。

ホットパックの後に眼軟膏をします。

 

目の表面から確認で見る組織には、結膜や強膜、角膜、瞬膜などがある。目の表面が赤いときは、このいずれかの組織に変化が起きていることが多い。
 〇充血 炎症や刺激、感染などにより、主に結膜の血管への血流が増加することで起きる。結膜炎や角膜炎、角膜潰瘍などで認められる。また、ぶどう膜炎や緑内障、網膜剥離などの目の中の病気でも充血は起こる。また、緑内障では眼圧の上昇に伴い強膜の血管がうっ滞して起こる充血もある。
 
血管新生 本来血管が無く透明である角膜に、何らかの理由で血管が侵入してくること。角膜炎や角膜潰瘍、乾性角結膜炎(ドライアイ)など、傷や刺激がある際に起こる。基本的には傷の修復や保護のために起こりるが、血管新生は慢性的な刺激があることを示唆するので原因の病気の治療する必要がある。

↑ラズリの赤目は「血管新生」 原因の病気は「慢性腎不全」?「心疾患」?による高血圧