50年以上も継承されている
女性だけの宵ごもり
行方市の繁昌という地域では、毎年、8月のはじめに、地区内の女性が
全員集まって、和讃を唱え奉る風習が50年以上も続けられています
男性禁制の女性だけの祭
行方市繁昌の観音様の宵ごもりココ
繁昌十一面円座観世音菩薩縁日
エリザベス
うふっ
女性だから、女性特有の心の痛みや身体の苦痛も心配もある
だから、ここにくると心も身体が清められる、繁昌の観音さま

安産と商売繁盛
行方市繁昌の女性達が、一晩中寝ないで、観音様をお守りします
まだ、観音様の扉は閉まっていました

土曜日の朝、4時頃、開くそうです

北浦地区の「繁昌の観音様」の名で古くから親しまれ、信仰を集めてきた十一面観音像がまつられています。
小さなお堂の小さな観音像ですが、円座をあげて願いごとをするとかなうといわれ、別名「円座観音」とくに安産にご利益があるそうですが、繁昌にある観音様ですから商売繁盛の観音様としても人気があります
これが、円座らしい
『繁昌十一面円座観世音菩薩縁日』
今年も、8月3日(金)午後6時に、繁昌地区の女性達が、大勢集まってきます
茨城県行方市繁昌観音様境内
さてさて、なにやら全員で歌い始めます
和讃を唱え奉るのです
これは、すごい
厳粛で神聖な女性たちの祈り
十一面円座観世音御和讃
唱え奉る十一面円座観世音御和讃に
帰命頂禮観世音 三界六道のその中に
誓いぞ深き津澄浦 後の世までも繁昌の
さとに示現の観世音 深き誓願立てられて
円座の上にと立ち給う 衆生済度のその為に
一度歩みを運びつつ 円座迎えしともがらは
難産とては更になし 十月十日のその間
円座の上に現れて 娠める女子のいたわりは
心も言葉も尽くされず 産に臨みしその時は
産所の中に入り給う 大慈大悲の御手をのべ
八葉蓮華を開かれて 生まれる赤子の泣き声も
御恩報謝のその為に 南無や南無やと唱えつつ
やさしき手をば合わすなり 恩徳知らざるともがらは
おのが力で産みたりと 思う心ぞ愚かなり
大慈大悲の観世音 娠める女子のその傍を
夜昼離れず付添うて けが過ちの無きように
守り給うぞ有難や 南無や大悲の観世音
願わくば この功徳をもって あまねく一切に及ぼし 我等と衆生と皆共に佛道を成せんことを
平成24年8月吉日

演芸場もありまして
今年は繁昌の前原常会の当番です
8月4日(土)午後6時30分~縁日祭が開催されます

