植田 敏雄先生が
「麻生藩の研究」発刊しました
さまざまな困難を乗り越えながら、徳川300年を生き抜いた常陸国の小藩・麻生藩外様ながら譜代同様の地位を築いた藩主・新庄氏の叡智あふれる藩政を多面的に精査する
『麻生の文化』掲載の論文等をまとめて書籍化
私の麻生高校時代の恩師植田敏雄先生
社会科教諭だった植田先生は、麻生中・麻生高校赴任時代に、麻生藩について関心を深め、1968(昭和43年)、有志とともに「麻生町郷土文化研究会」の発足に協力。創刊号から麻生藩に関する論文を執筆し、今年発行の42号までに計43本の論文を掲載しています
行方市島並在住で元茨城県立歴史館史料室長の植田敏雄先生が、「常陸国麻生藩の研究」(茨城新聞社)を発刊しました
外様小大名・新庄氏の藩政
江戸初期から廃藩時まで行方市麻生地区に存続した外様大名新庄氏について、地元の郷土文化研究会会報「麻生の文化」で、40年に渡り論文を発表しその集大成としてまとめました
茨城新聞に掲載されました
植田先生は「麻生藩について少しでも多くの人に興味を持ってもらうとともに、次の史料発掘へ繋げたい」と郷土史の思いを熱く語っている
いまの時代にぴったり合う政策に驚き
麻生藩における余分稼ぎについて
麻生藩の教育
麻生藩の異国船対策と郷足軽について
麻生藩の人口政策
麻生藩の目安箱
麻生藩の賜邸制
毎日、本を読みながら、ベッドに入っています
地元なので わくわくします
先生には、商工会に勤務してからも、様々なプロジェクトでお世話になっています
エリザベスの
植田敏雄先生のブログ記事
①日本一の秋田美人の元祖は茨城のおんな?ココ
②江戸時代風♪♪麻生陣屋周辺の通りや堀の名称を決定しました☆☆ココ
③全国展開プロジェクト『おもてなしグループ』の活動をお知らせします☆☆ココ
④江戸から明治まで麻生を守り抜いた『新庄氏』歴代の藩主が眠る東京駒込の吉祥寺へココ
【麻生藩家老屋敷記念館】
リニューアルオープンココ
地震の影響で閉館中の【麻生藩家老屋敷記念館】がリニューアルオープンします
ご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしておりましたが、施設の安全が確認されましたので、以下の日程で開館いたします
また、茅葺き屋根の全面葺き替え工事も無事に終了し、見ごたえのある景観になりました皆様のご来館をお待ちいたしております。
表門(みんなは赤門と呼んでいる)
(建築面積 9㎡)
薬医門に属する。製造年は不明であるが、昔日の面影を残し、今日まで維持されたのは、福田家の当主および後継者がその保存に尽力されたからである。
江戸時代、現在の行方市立麻生小学校の場所に、麻生藩陣屋があり、その周囲に藩士の屋敷が並んでいた
そのひとつが藩の家老職を勤めた畑家(現在の麻生藩家老屋敷記念館)である
敷地面積2,691㎡
現存する主屋は、建築面積184㎡で、安政3年(1856年)に火災で焼失し、翌、安政4年に再建された。明治23年(1890年)福田家の所有となり、平成3年福田家より麻生町に寄贈され、平成4年に表門を含め修復整備したものである上層武家住宅の遺構は、茨城県内にも数が少なく貴重なものとなっています
開館日時
平成23年4月21日(木)より 毎週 木・金・土・日及び祝日 9時~16時
(ただし、年末年始は休館といたします。)
入 場 料 無料です。
管理棟 建築面積は、139㎡
管理棟の中には、麻生藩とまちのすがたの案内が
展示品もいっぱいあります
この中には、
「麻生陣屋地絵図面」-麻生御殿向表御間取ー
もありますよぜひ、来て見てくださいね
図面は縦1.2m、横1.7mの大きさで、年代の記入はないが江戸時代末期のものと考えられる。この図面によって、現在の行方市立麻生小学校の場所に、あった麻生藩陣屋の当時の御殿、庭園の様子をある程度知ることが出来る。建物は東向きに建てられていた


幕末まで
麻生一万石を守り抜いた
研究が進むにつれ、藩の全体像も少しずつ判明。なぜ江戸から近い外様大名が一度も転封されることなく存続したのか
その後の史料で、初代藩主新庄直頼が
徳川家康と旧交があったことや、歴代藩主が幕府役職を度々勤めて、実質的に譜代大名化していたことが分かってきました
吉祥寺東京都文京区本駒込3-19-17
03-3823-2010
行方歴史の要の植田敏雄先生です
新庄家は広大な墓地でした
その一角は、ひきとわ大きい墓石群が連立麻生藩歴代藩主が永眠している
約200坪の敷地があるだろうと思われる新庄家の菩提寺は東京の駒込の吉祥寺です
その墓石の巨大さは、群を抜く大きさ
初代の新庄直頼(なおより)の墓石
と 植田先生
新庄氏は、行方郡のほかに鹿島郡や新治郡などに領地がありましたが、麻生を居所としたのは中世に麻生城が構築された要衝の地であり、琵琶湖を望む故郷近江国新庄の風景と重ね合わせてのかもしれません
レキジョ
興奮
行方市の歴史の第一人者 植田敏雄先生の命を掛けた研究の成果は、われわれ行方市民の大きな財産です
先生が伝えたいもの
先生が伝えたいのは、新庄氏の藩政治の偉大さではなくて、領民を慈しんだ人間らしさだったのではないかと私は毎日、読みながら、江戸時代にタイムスリップしたように深い眠りにつくのです