あっというまに6月!
レビューがたまる一方ですが、今日はちょうどひと月前の5月6日にプライムビデオで観た「カイロの紫のバラ」の覚書です
カイロの紫のバラ(1985)
ウディ・アレンが監督・脚本を手がけ、映画ファンの女性がスクリーンの中から飛び出してきたスターと恋に落ちる姿を描いたファンタジックなラブストーリー。
1930年代、大恐慌真っただ中のニュージャージー。セシリアは失業中の夫と愛のない生活を続けながら、ウェイトレスの仕事で家計を支えていた。彼女にとって、つらい現実を忘れられる映画鑑賞だけが心の支えだ。そんなある日、お気に入りの映画「カイロの紫のバラ」を映画館で見ていると、映画の主人公トムが突然セシリアに向かって話しかけてきて……。
「ローズマリーの赤ちゃん」のミア・ファローがヒロインを務め、「愛と追憶の日々」のジェフ・ダニエルズが劇中映画の主人公トムと彼を演じる俳優ギルの2役を演じた。(引用元)
感想
以前、ブロ友のじゃむさんにこの映画のことを教えてもらって、ずっとみたいと思っていました。
そうしたら(オーストラリアの)アマプラで偶然発見!
たしか「今夜、ロマンス劇場で」(2018)の話題から、この映画を教えてもらったんですよね。
「ロマンス劇場」ではスクリーンから現実世界にでてくるのは綾瀬はるかさん演じる女性スターで、こちらはその逆。このウディ•アレン版は、男性スターがスクリーンから出てきます。
(「ロマンス劇場」、とってもよかったなぁ。ボロボロ泣きました〜。)
この男性スターを演じるのは、ジェフ・ダニエルズ。長身でまぁ、イケメンっぽいけど、コミカルな2枚目半風、、、名前に聞き覚えがあるな、、と思ったら、なんと、『ジム・キャリーはMr.ダマー』のあの人でした!
ジム・キャリー、好きなのに、この作品はみていません。この二人のビジュアルにひいてしまって
本作でもジェフさんは現実世界で少しずれた言動をするんですが、でもとてもロマンティックなんです。
確かに、ジェフさんのこのクラシックで、ちょっととぼけた雰囲気、まさにこの役にぴったりでした!
そしてそして、なんといっても可愛いのはミア・ファロー!
実はわたし、ウディ・アレンのスキャンダルの件以来、ミア・ファローを避けてたんです。
なんだか複雑でどっちがどうっていえないかんじですが、ウディの作品がみられなくなるのは残念で。
でもこの作品でのミアは、本当に可愛くて。
つらい現実の中、映画館で映画をみている彼女の顔のクローズアップを長い間みているだけで、心の動きがつたわってきて、さすが!と思いました。
ミアが、シナトラ、アンドレ・プレヴィン、ウディと、一流の男性たちに愛されたのも納得してしまいます。
そして最後に1930年代のフレッド・アステアのダンスシーンがでてきたのもとっても嬉しかったです。
芸能の世界って、プライベートではいろんなことがあると思いますが、それはそれ、作品は作品として見ることができればいいなぁ。
そしてウディ・アレン+ミア・ファローの過去作もみてみたくなりました。
星よっつ。