今日のレビューは、ギレルモ・デル・トロ監督の「フランケンシュタイン」です。
2026年のアカデミー賞で、なんと9部門にノミネートされていたので、授賞式前の2月8日に鑑賞しました。
結果は3部門(衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞)の受賞となりましたが、これはとても妥当な評価だったと思います。
あれから五ヶ月以上たってしまったので、レビューを書くにあたり、先日、Netflixで再鑑賞しました。
こういう時、配信っていいですね。
私は子供の頃、英文学のゴシック・ホラー/ロマンスをたくさん読んでいた時期があって、ドラキュラものや、ブロンテ姉妹の作品、エドガー・アラン・ポーの作品などに魅かれました。(今は怖いものに耐性なくなっているのでホラーは無理💦)
その頃の興味から、19世紀英国の女性作家、メアリー・シェリーの「フランケンシュタイン」の映画化作品も、1994年のケネス・ブラナー版(フランケンシュタイン役はデ・ニーロ!)や2015年ダニエル・ラドクリフ版をみています。
(レビューは書いていませんが、私はケネス・ブラナー版が好きでした❤️)
この有名なフランケンシュタインのお話をまだ19歳の女性が書いたというのもすごいことですね。
ということで、アカデミー賞に多数ノミネートされたデル・トロ版も鑑賞。
怪物をつくったヴィクター・フランケンシュタイン博士役はオスカー・アイザック。
怪物は近年大ブレイクした、オーストラリア・ブリスベン出身の俳優、ジェイコブ・エラルディです。
ギレルモ・デル・トロ版『フランケンシュタイン』あらすじ(AI作成)
天才科学者ヴィクター・フランケンシュタインが、禁断の実験で新たな生命を創造する物語。
本作の「怪物」は、平和を願う心優しいクリーチャーとして描かれます。
しかし、その優しさは裏目に出て、周囲から疎外されヴィクターにも拒絶されてしまいます。
怪物の孤独と、命を弄んだ創造主の傲慢さを通じ、「本当のモンスターは誰なのか」という人間の本質を問いかけるダークファンタジーです。
感想
実は初見では、あまり大人の鑑賞に堪える作品に感じられず、途中でリタイア。
でもアカデミー賞を三部門で受賞したので、メイキング映像をみてみたら、この特撮のスケールにびっくり!
さすが衣装デザイン賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、美術賞を受賞しただけはあるな、と大納得でした。
まさにデル・トロ監督の得意分野を発揮したかんじ。
そのため今度は腰をすえて鑑賞したら、なんと前半はヴィクターの視点から、後半は怪物の視点へと移る、二部構成だったのです。
正直オスカー・アイザックを主人公にした前半をみただけでは、単なる怪物創造物語にみえていました。(彼のせいではなく意図的な脚本、演出のせいだと思いますが。)
ところが怪物(ジェイコブ・エラルディ)の物語になった途端、その悲哀に共感を覚え、すっかりひきこまれていきます。
これはデル・トロ監督の他の作品にもみられるテーマで、彼がオスカー監督である所以なのでしょうね。
ぜひ途中でリタイアしないで、最後までみてください、と皆様にいいたい作品です。
高身長イケメンといわれるジェイコブ・エラルディも私にはそれほどピンときていなかったのですが、その後にみた「嵐が丘」よりも、このメイクで白塗りで傷だらけの怪物の姿を再びみて、ジェイコブさんの良さがわかるようになりました。
四つ星です。
おまけ:
個人的に、あの「ニンフォマニアック」のミア・ゴスがよかった。
独特のセクシーさ❤️



