あっという間に三月。もうすぐアカデミー賞授賞式です。

今日は2月19日にNetflixで鑑賞したThe Six Triple Eight(6888郵便大隊)について書きますね。

 

The Six Triple Eight6888郵便大隊

 

 

第2次世界大戦下、有色人種女性のみで構成された米陸軍部隊の奮闘を、実話を基に描いた戦争ドラマ。

1940年代、黒人女性レナは恋人の戦死をきっかけに、陸軍への入隊を決意する。チャリティー・アダムズ大尉率いる有色人種女性部隊に配属されたレナは厳しい訓練を受けるが、部隊は常に人種差別や性差別にさらされ、重要な任務を与えられずにいた。一方、戦地では物資の輸送が優先されて郵便配達が滞り、兵士たちは家族からの手紙を受け取れず希望を失っていた。この問題を解決するため、アダムズ大尉の部隊「第6888大隊」が派遣されることに。スコットランドに到着した彼女たちは、膨大な量の郵便物を6カ月以内に整理するという困難な任務に挑むが……。(映画.com)

 

 

感想

 

Netflixで「アカデミー賞」と検索したら出てきたこの映画。

最初は『劇場映画っぽくないのにアカデミー賞?」と思ったのですが、ストーリーに引き込まれて、最後までみたら驚きました。

なんと実話を基にした物語だったのです。

 

黒人女性だけで編成された部隊が数々の困難を乗り越えて、戦地での郵便業務に挑む姿に心を打たれました。

 

この映画に登場する、あまりにもひどい差別的な言葉をはく従軍牧師や、上官のハルト大将は、調べてみたら実在の人物ではないようですが、彼らが当時の人種差別、性差別を象徴する存在であることは容易に想像できます。

 

同じアメリカ人兵として母国のために戦っているというのに、こんな仕打ちをうけるなんて驚きです。それも兵士たちやその家族にとって命の綱とも思える大切な郵便を届けるという重要な任務を担っている女性たちなのに。

 

映画の中には、白人兵士が彼女たちに敬礼するシーンがありました。でも実際には彼女たちの功績が認められたのは、2016年のこと。あの敬礼は今の人々の想いを表していたのですね。

 

最後には、撮影当時存命だった4名の女性の姿がうつしだされます。

 

配信映画としては星三つ半といったところでしょうか。でも、とても興味深く、ひきこまれるようにみました。

 

あとから、この映画がアカデミー賞に歌曲賞でノミネートされていたと知りましたが、おかげで出会えた作品だったので、見ることができてよかったです。

 

 

 

The Journeyという曲。

 

 

今年のアカデミー賞ノミネート作品リストはこちらがわかりやすいです。