長年フルタイムで働いてきたけれど、去年から金曜日にお休みもらって2年目。
でも休みでも職場の大切なイベントがある時は出勤の日もある。
このあいだの金曜日はそんな日で、手首の痛みのために予約していた超音波検査に行ったあと午後遅く出勤。そのまま夜10時まで(飲食もあったので)。
その日はハイだったからか元気だったのだけど、土曜、日曜と微熱と喉の激痛でへばってました〜。絶不調。おかげで明日は欠勤です。
薬が効いてきて今、気分がいいので、また溜まりすぎないうちにひとつレビューを書く
ザ・クラウン シーズン6(2023)
『ザ・クラウン』(The Crown)は、ピーター・モーガンの原作・脚本による、アメリカ合衆国とイギリス合作のテレビドラマシリーズであり、イギリス女王エリザベス2世の治世を描く。
シーズン6は2パートに別れ、パート1は2023年11月16日に配信され、パート2は2023年12月14日配信された。
シーズン6前半は、1997年のダイアナ元妃の死を描く。後半はダイアナの死から、2005年のチャールズとカミラの結婚までを描く。(引用元ウィキペディア)
感想
とうとう終わってしまった「ザ・クラウン」シリーズ。
もともとネットフリックスに加入した理由のひとつは「ザ・クラウン」を見たかったからで。
エリザベス2世の治世を描くこのドラマシリーズ、2016年にはじまり、7年をかけて終了しました。
私は女王様のファンで、2012年のダイアモンドジュビリーには英国までバルコニーにおでましになった女王様に手を振りにいったし、アデレードに来られた時も至近距離で美しい白いドレスにティアラをつけた気品のあるお姿をみて大感激したこともあります。
このシリーズはもちろんドラマだから、実際にはなかったことも創作で描かれていて、その点は注意しなくてはいけないといつも思っていたけれど(たとえばメージャー首相がチャールズと女王の退位を望んで密談をしたという事実はない、など)、それでも王室のいろいろな出来事や人々の想いにふれてとても興味深く鑑賞しました。
最終章であるシーズン6はダイアナとドディのことや、あの衝撃的な事故死、ケイト(キャサリン)とウィリアムの交際やチャールズとカミラの結婚など、記憶に新しいことばかりで、たとえば日本の皇室の出来事をこんなドラマシリーズにするなんて絶対ないな〜と思ったけれど、最終的にエリザベス女王にとてもリスペクトのあるエンディングだったと感じたので、よかったです。
エリザベス女王の老年期を演じたのは:イメルダ・スタウントンで、はじめは彼女はちょっと違うかなぁ(庶民的すぎるような雰囲気)と思ったけれど、なんのなんの最後にはすっかり女王様でした。僭越ですが見直した〜。
エリザベス・デビッキのダイアナ妃はまるで本人が演じているように思えるほどで、今まで演じたどの役者さんよりダイアナだった。
チャールズ役のドミニク・ウエストはやっぱり本人よりカッコ良すぎると思うけれど、あのチャールズにそっくりすぎる俳優さんだったら、今ひとつ好感度が落ちすぎるだろうという懸念もあるから賢いキャスティングか(勝手な想像です。)
でもチャールズっていまいちなぁとずっと思ってたけど、今回癌を公表されて、彼も望むと望まないに関わらず、皇太子としてつらい人生を送ってきたんだろうなぁと、はじめて理解して、応援したい気持ちになっています。
チャーチルからはじまってイギリスの首相の描かれ方も興味深かったけれど、一番意外だったのはトニー・ブレアと彼の妻。
ブレアさんってイケメンで好感度高い、くらいにしか思ってなかったけれど、うわ〜彼の王室改革で下手したらいろんな伝統がなくなるところだったんだとびっくり。
それに奥さんがずいぶん口だしていたんだな〜(ってこれも創作的な部分もあったかもしれませんが。)
六シーズン、60話もあった「ザ・クラウン」シリーズなので、ひとつひとつ語ったら終わらなくなりますが、とてもよく作られたお話だったと思うし、最終的にリスペクトが感じられたのでよかったです。
今は現実のキャサリン妃のお腹の手術あとの経過が心配。
そしてチャールズ国王も癌を克服できますように。
評価はやはり実在の人物の出来事を創作で描くことの危険性にマイナスはつきますが、全体的に素晴らしく興味深い映画でしたので、四つ星半進呈です。
おまけ:
過去の「ザ・クラウン」シリーズのレビューはこちらです。
シーズン1〜4
シーズン5