東京で47人感染 約7割「夜の街」関連―新型コロナ
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https://www.jiji.com/jc/article?k=2020061400175&g=soc&fbclid=IwAR2HpyfKfzmmIMqGEJP5bjhurbCEX_nADwPCbRQWtdxKmKo2cJyei4yZY-M
時事が伝えている。
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国内では14日、新たに75人の新型コロナウイルス感染者が確認された。東京都では47人の感染が判明。1日当たりの感染者が40人を超えたのは、57人が確認された5月5日以来で、同25日の緊急事態宣言解除後では最多となった。
新型コロナ、対人距離2メートル確保 「夜の街」営業再開へ指針―政府
都によると、新規感染者の約7割に当たる32人が接客を伴う飲食店など「夜の街」で感染したとみられる。18人は同じ店のホストで、新宿区や都が店の協力を得て実施した集団検査で陽性が判明した。このほか、7人は集団感染が起きた武蔵野中央病院(小金井市)など医療機関の関連という。
小池百合子都知事は「積極的に検査を行った結果で、かつての数字とはかなり違う」と話した。
一方、厚生労働省は成田、関西両空港に到着した男女14人が検疫で感染が確認されたと発表した。少なくとも12人はパキスタンかフィリピンに滞在歴があり、全員が無症状だった。
このほか北海道で7人、福岡県で3人の感染が確認されるなどし、クルーズ船の乗船者らを含めた国内感染者の累計は1万8249人となった。
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まるで「新聞休刊日」を狙ったような感染者数の拡大である。
いままでは、週末は、感染者数が少なかった。
記事で気になる部分。
小池百合子都知事は「積極的に検査を行った結果で、かつての数字とはかなり違う」と話した。
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これまでは、「積極的に」検査を抑制し、感染者が発覚しないようにしてきた、ということを認めたことになる。
今回の「積極的検査」の感染者数が正しいのか、
これまでの「検査の積極的抑制」(検査をしないこと)による感染者数が正しいのか。
ごくごく基本的に考えて、全員を検査しない限り、何人感染しているのか、その実態はわからない。
いままでが間違っていたということにつきる。
これは別の問題も明るみに出す。
国民が、コロナウィルス感染拡大を心配しているときに、その数を「抑制」しようとしたのか。
理由は二つ。
①国民に不安を与えない。
②国民が感染していることを隠して、小池(あるいは国)には実行したいことがある。
②は簡単に言えば、都知事選を控えて、感染者が拡大したのでは「知事の手腕」をアピールできない。
だから、感染者数が拡大しないように、「積極的に」検査を抑制したのだろう。
この記事で、もうひとつ見逃してはいけないのは、
東京で47人感染 約7割「夜の街」
という「くくり方」。
確かに夜間の接客業従事者や客なのだろうが、「夜の街」も「昼の街」も、同じ「日常」である。
「夜」を差別し、排除するような視点は危険である。
「夜」の次は、何が差別の対象になり、排除の対象になるか。
差別、排除によって「秩序」を守ろうとする動きは、警戒しないといけない。
すぐに広がる。
さらに。
この「夜の街」は、突然出てきたことばではない。
感染者の拡大というきょうのニュースの前に、小池は「夜の街」ということばを使っている。
10日のブログ(https://blog.goo.ne.jp/shokeimoji2005/e/7afa144d4e2ca46fe76e11f3ff7617b5) にすでに書いたが、このときから、小池は「感染者拡大」を「夜の街」に押しつけることを狙っていたのだ。
これから、「積極的に」、差別と排除がはじまるのだ。