共同通信のウェブサイトに、信じられない記事が載っていた。
https://this.kiji.is/630960520993457249?fbclid=IwAR1d0Sd6t-HMxFMuxyS0UedWZ-GSSgyisNANVBK7TgM9qK8eIZGaknDDASc
【ニューヨーク共同】「新型コロナウイルスのデータをファクスで集めていた日本が、ついにデジタルへ」―。米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は6日までに、日本政府が医療機関に新型コロナ発生届を手書きしてファクスするよう求めていた仕組みから脱却し、今月中旬からオンラインで行われるようになると伝えた。
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知らなかったなあ。
笑いだしてしまう。
こんなことをするから「統計」をとるのに時間がかかる。
ネットで共有ファイルに送信すれば、即座に「統計」を共有できるだろう。
で、考えられること。
「統計」をまとめているのがどこか私は知らないが、「厚労省」と仮定しておく。
その責任機関の厚労省は、情報(統計)を共有したくなかったのだ。
言い換えると、情報を操作し、目指している「数字」に整えてから、それを公開したかったのだ。
コロナ感染者の、感染者に対する死者の割合は、長い間2%だった。
それが最近3%になっている。(私は、新聞の数字を見て、概算で計算しただけだから正確ではない。)
世界の状況をみながら5%くらいにまで上げていくのだろう。
たとえば東京都が「100人陽性、5人死亡」という報告をしてきたら、そのうちの「2人」をあすの統計にまわす、というような操作をすることで「死亡率3%」を維持できる。
次の日、検査対象者を増やし、陽性者を増やす。その結果「2人」の死亡が追加されても、「死亡率3%」を維持できる。
面倒くさいけれど、これくらいの面倒くささは、「安倍への忖度」で出世できると思えば、いまの官僚ならやってしまうのではないか。
それにしてもなあ。
緊急事態宣言下の感染者、死亡者の推移を見ていると、まだ、来年の五輪開催にこだわっている安倍への忖度が働いているかと疑いたくなる。
死者が何万人になってしまうと、いくらコロナが終息したからといってオリンピック気分にはならないだろう。
少ない数でおさまってこそ、コロナを克服できたということができる。
だからこそなのだけれど。
ここから、こんな具合に考えないといけない。
日本は少ない死者のままコロナ感染を終息できたとしても、何万人と死んでいる国は、たとえその国のコロナが終息したとしても、「さあ、オリンピック」という気持ちになれるだろうか。
あるいは、終息していない国は、どう感じるだろうか。
コロナは、日本だけの問題ではない。世界中の問題なのだ。
「忖度」するとしたら、安倍に対して忖度するのではなく、世界の人々に対して忖度しないといけない。
オリンピックを中止して(返上して)、これからオリンピックにかけるはずだった費用を、コロナ治療のためにつかう。日本だけではなく、世界のためにもつかう。ワクチンや新薬開発のための費用にまわすために、日本はオリンピックを中止する、と言えばいいのに。
私は安倍支持派ではないが、そういうことをすると安倍の信頼は高まると思うよ。
オリンピックを開きたい。オリンピックの会場で「ぼくちゃんが首相、いちばん偉いんだ」と言わなくても、世界中が安倍の決断(オリンピック返上、予算をコロナ対策に投資)を称賛してくれると思うよ。
しかしねえ。
「今月中旬からオンラインで行われるようになる」
というのは、のんびりしているなあ。
ファイルの共有なんて、すぐにできるんじゃないの?
なぜ、そんなに時間がかかる?