嵯峨信之『詩集未収録詩篇』を読む(43) | 詩はどこにあるか

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詩の感想・批評や映画の感想、美術の感想、政治問題などを思いつくままに書いています。

* (ぼくにとっての美は)


時がぼくのなかに眠りこんだときに現われる

 「眠りこむ」を「動かなくなる」と言い直せば、時がとまったとき、美が現われる。この「とまった」をさらに言い直せば「時」が「なくなる」かもしれない。「時」は動いていてこそ「時」だ。

 「美」は「時」を超越している、ということかもしれない。


*

詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
オンデマンドで販売しています。100ページ。1500円(送料250円)
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