嵯峨信之『詩集未収録詩篇』を読む(27) | 詩はどこにあるか

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* (言葉のはてに)

時の墓が立っている

 「言葉」と「時」は嵯峨にとって同じものか。
 ことばが生きているときは、時が生きている。ことばが死んだら、時が死ぬ。
 モーツァルトなら、音のはてに/時の墓が立っている、というだろうか。
 マティスなら、色のはてに/時の墓が立っている、というだろうか。

 人間のはてに(いのちのはてに)/ことばが立っている

 というのは、誰だ。





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詩集『誤読』は、嵯峨信之の詩集『時刻表』を批評するという形式で書いたものです。
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