筆者のブログでは、時々、筋トレの歴史を振り返っています。その理由は、自分が筋トレの指導(パーソナルトレーニング)で飯が食えるのは、先人のお陰であり、また自分の原点を忘れないためにも、そして次世代に歴史を引き継ぐためにも、微力ながら文章に遺しています。
初めて、このブログを訪れた方のために。筆者のプロフィールです。
さて、表題の窪田登(くぼたみのる)先生は、日本における筋トレの開祖と言える先生です。筋トレを体系だったものにした最初の先生と言えると思います。
では、窪田先生のプロフィールです。
1930年岡山県倉敷市生まれ。早稲田大学第一法学部を経て、早稲田大学体育局長、吉備国際大学学長を歴任。早稲田大学名誉教授。吉備国際大学名誉教授。競技選手として、1960年第17回オリンピックローマ大会ウエイトリフティング競技にて。ライトヘビー級7位。処女作「ボディビルディング入門」(小藤書店 1955)
パーソナルトレーナーの資格でも有名な、NSCAの日本支部における初代理事長が窪田先生です。
さて、平成以降だと、筋トレの書籍と言えば、東大の石井直方先生や、東海大の有賀誠二先生の書籍が多いと思います。
しかし、昭和は、圧倒的に窪田先生の書籍が多かったそうです。※筆者が社会人になったのは、平成なので、悪しからずです。
筆者が所持しているものですと、このような書籍です。
古いモノからですと。
「ウエイトトレーニング」が1979年初刊。当時の窪田先生は、国立競技場トレーニングセンター指導主任。
「体力トレーニングワンポイントコーチ」が1994年初刊。
「私の筋力トレーンング50年」が1998年初刊。
「筋力トレーニング100年史」が2007年初刊。
そして、窪田先生が最後に記された書籍がこちらだと思います。
また、窪田先生は、「力技」や「マッスルコントロール」のようなデモンストレーションを大変得意としており、筆者が先人から聞いた伝説でも、以下のような話は有名だそうです。
大胸筋はおろか、大腿四頭筋なども、円を描くようにピクピクと動かす事が出来る。
結婚式などで、女性の腰のベルトあたりに自身の小指を差し込み、一気に頭上に持ち上げた。
また、三島由紀夫氏や、プロレスの力道山、極真空手の大山倍達氏なども、窪田先生と筋トレにおける関りがあるそうです。
筋トレの歴史や、変遷などにご興味のある方は、ぜひお読み頂ければと思います。
また筆者のブログにおいて、窪田先生関連の内容はこちらです。
告知を失礼します。
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