前回に引き続き、表題の内容を書いてみます。パーソナルトレーニングは、2000年代に入ってから、仕事として確立され始めた「歴史が浅い」職業です。
中でも、男性パーソナルトレーナー(以下:男性Pトレーナー)に対し、女性パーソナルトレーナー(以下:女性Pトレーナー)は、人数的にも少なく、生業として食ってゆける方は、まだまだ一握りかも知れません。
まず筆者のプロフィールです。ご興味のある方はご覧ください。
1.「パーソナルトレーナーとしてデビューする
さて、女性Pトレーナーは、学校で学んだり、養成コースを修了してデビューをします。出口戦略として、学校や養成コースが提携したり運営しているGYMで、女性Pトレーナーとしてデビューします。
デビュー後に、お客様を獲得したり、体験会などから成約したりと、正規セッションにつなげます。
2015年以降、パーソナルトレーニング系のGYMが増えてからは、経営的なキャッシュフローを向上させるために、「回数券」購入をおススメするケースが多いと思います。もちろん、お客様も「回数券購入による割引」などの特典もあり、メリットに感じるケースもあります。
ここで、クーリングオフなどが発生しなければ、5~10回のセッションは約束されます。大変なチャンスですね。さて、ここで、問題です。
お客様心理としては、「10回(もしくは5回)のチケットを購入してしまったけど、果たして正解だったのだろうか・・・」と不安に感じる方も少なくないのです。帰宅すると、なんだか不安に思います。なにせ(ほとんどが)購入した事が無い商品です。※説明不足とも考えられます
この不安が取り越し苦労であり、セッションが進むにつれて、不安が解消されれば問題ありません。しかし、徐々に不安が大きくなる場合。このお客様は、この回数券終了と共に、貴方とのパーソナルトレーニングも終了してしまうでしょう。
つまり、「期待していた価値に見合わなかった」という判断になります。
2.回数券の継続購入につながらない
せっかく回数券を購入してくれたお客様から、「もう終了します。」と言われたり、「もうお金が続かないから。」と断られると・・・女性Pトレーナーのメンタルは右往左往します。給料制であっても、成果報酬であっても、同様です。
こういったケースは、男女を問わずPトレーナー全体の問題ですが、特に女性Pトレーナーの方が多い印象を、筆者は持っています。
その理由は・・・男性Pトレーナーに対して、女性Pトレーナーの方がビジネスモデル(モデルケース)が少ないからではないでしょうか?
※モデルケースとして、ご紹介したい女性Pトレーナーもいます
換言すれば、男性Pトレーナーの方が、モデルケースが多いので、参考にしやすいのです。女性Pトレーナーで、継続的に30万円以上の収入を、5年間以上継続している知人などは、かなり希少ではないでしょうか?※女性蔑視ではなく、事実です。理由は割愛。
学ぶの語源は「真似ぶ」です。まずは「モデルケースを真似する」事が、リスクが少なく、成功しやすい方法論だと思います。
やや長くなりましたが、上記の問題を改善するにはどうすれば良いのでしょうか?
3.問題解決方法
結論から述べます。「お客様のパーソナルトレーニングを事前に準備する」「モデルケースを真似する」だと思います。映画で言えば、台本を書く。合コンで言えば、お店の選択や二次会の選択と同じです。
つまり「行き当たりばったり」を止めるのです。
筆者は、老若男女問わず沢山のパーソナルトレーナーを育成したり、フォローをしたり、関わらせて頂きました。本日は割愛しますが、かなり苦労も経験しています。
結局、結果の出ないPトレーナーや、結果が一過性で終わるPトレーナーの特徴の一つが「行き当たりばったり」なのです。
SNSや個人ブログなどの情報発信は「昨日、ケーキを食べました」とか「昨日、洋服を購入しました」などでも良いと思います。読んだ人も、その情報にお金を払っているケースはまれでしょう。
それと同じように、パーソナルトレーニングを「思いつき」で、お客様に種目を提供したり、「手を変え品を変え」を行うとどうなるのか?※もちろん有料です。
お客様は、その状況に慣れてしまい、「今日の新種目は?」とか「今日の最先端の種目は何?」などと、どんどんエスカレートするばかりか、結局は何も成果が出ない・・・なんて事にもなりかねません。「なんか最近つまんない」とか言われたり。
その上「お金返して」なんて言われたら、大ショックですよね。
終いには「インスタ見て筋トレした方がよっぽどましって感じ」なんてSNSに投稿されたらたまりませんよね。
やはり問題解決のためには「回数券分のセッションを計画する=準備する」事が不可欠だと思います。
4.結語
ノリと勢いで成功し続ける職業なんて、そうは無いと思います。Pトレーナーに関しては、もう「先行者利益」の時代は終わったと感じますし。そもそも、あり得ないと思います。
やはり、成長産業から成熟産業になるにつれて、「ノリと勢い」では通用しなくなります。ライバルが増え、研究もされ、格差が拡大するからです。
よって、「お客様の継続」で悩んでいる方は、「自身のパーソナルトレーニングのビジネスモデル」をもう一回(初めてでも良いです)考え直す事をおススメします。そして、環境は絶えず変化するので、定期的に見直すことも併せておススメ致します。
養成コースの選び方や、ビジネスモデルの考え方などのご質問は、下記までメールをお送りくださいませ。
mailto:shok1020@gmail.com
最後に、告知を失礼します。
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テーマ
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タイムスケジュール
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「運動指導者、治療家が知っておきたい感覚器の評価と入力」
②12時30分~14時30分 大久保進哉氏
「パーソナルトレーニングのロイヤル顧客を創造する方法」
※ロイヤル顧客とは、極めて高い信頼関係にある顧客です
③14時45分〜17時00分 大久保進哉氏
「パーソナルトレーニング継続に繋がるプログラムデザインと運動生理学」
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3.開催予定場所
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住所:京都府宇治市宇治里尻72-22
電話:0774-39-8836
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