「アスリートのストレングスコーチ」になりたい方は、どうすれば良いのか? | パーソナルトレーナー大久保進哉の問題解決!

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パーソナルトレーナーとして、のべ1万人以上。セミナー講師として、1000回以上講演。健康運動指導士&健康運動実践指導者の養成講習会講師として活動中の大久保進哉のブログです。

運動指導者の価値を、医師、弁護士、税理士の三大専門家に並ぶ位に高めたいと思います!

はじめに
ストレングス&コンディショニングコーチ(以下、略してS&Cコーチ)とは、アスリートの競技力向上をサポートし、身体の強化や調整を行う仕事です。

 

具体的に言えば、年間の計画に基づいて、「筋力トレーニング(以下、略して筋トレ)」や「ウォームアップやクーリングダウンの指導」「選手やチームが勝つための戦略作成」などが主な仕事になります。

競技選手やチームの「日本一!」や「世界一!」などの目標に貢献し、その達成感を共有できる大変「やりがい」のある仕事です。

では、表題の内容を、記してみます。少々長くなりますが、お読み頂ければ嬉しく思います。

1.S&C志望者の移り変わり

2000年を境に、筋力トレーニング指導においては、「パーソナルトレーナー(以下、略してPトレーナー)」が脚光を浴び、GYMもPトレーナーも増加の一途となっております。そのため、学生なども、将来の仕事は「Pトレーナーになりたい」という要望が増えております。

しかし、2000年以前においては、筋トレの指導者と言えば、「S&Cコーチ」もしくは「フィットネスクラブのインストラクター」が、その「職業」でした。「筋トレの指導機会を得て、そのキャリアを積む」には、そのような環境しか無かったと言えるかも知れません。

皆様の記憶にも新しい、今夏の東京五輪における日本選手団の大躍進!と共に、「S&Cコーチ」への関心も増えていると思います。

かく言う筆者も、そのようなキャリアを歩んでおります。筆者のプロフィールは、こちらです。

 


「S&Cコーチ志望者」とは、自身がプロのアスリートにはなれなくても、「競技スポーツにおいて、選手やチームが勝つ喜びに関わり続けたい!」と考える方が多いようですね。

2.「S&Cコーチ」になるには、どうすれば良いのか?~即戦力とは~

具体的に述べてみます。特に学生の場合、「資格は何を取得すれば良いのか?」「どんな事を学べば良いのか?」が興味関心だと思います。しかし、現場では少々異なります。写真は、筆者が学生に講義をしている様子です。皆さん、真剣な眼差しです。

 



率直に言えば「選手やチームが勝つために必要な経験や実績と能力」を求められます。「経験」「実績」「能力」です。よって、現実的な言い方になるかも知れませんが、新卒の学生を、プロの選手やチームのS&Cコーチとして、「即採用!」はあり得ないのです。

例えば、プロ野球などのコーチ(ヘッドコーチとか打撃、ピッチング、守備走塁などのコーチ)には、学生から「即採用!」のコーチはいません。もともと、プロで活躍できるようなスポーツエリートが切磋琢磨している世界ですから、「エリートアスリートを納得させられる即戦力」でないと、採用にならないのです。

 

そのためには、専門的な技術や知識のみならず、倫理観や教育方法などの「人間性」を要求されます。

よって「S&Cコーチとしての様々な経験を積む事」が不可欠になるのです。では、S&Cコーチとして、どうやって経験を積むのかを述べてみます。

3.「S&Cコーチ」としての経験の積み方
現代においては「寿司屋の職人」になるためには、「東京寿司アカデミー」などの「スクール」で勉強をすれば、最短で半年間ほどで「寿司職人」や「お店の経営」の基本は学べるとも言われています。

もともと、寿司屋と言えば「飯炊き3年、握り8年。一人前になるには10年以上必要」と言われる職業だったので、このスクールは、前代未聞でした。

しかも、その修業期間をギュッと凝縮して学んだ、アカデミーの卒業者は、海外などで「寿司屋を開店」し、成功を収めている方などが輩出されています。

では、S&Cコーチも、同様なケースは可能でしょうか?3か月間もしくは6か月間ほどのスクールで学べば、前述の「寿司職人」のようなケースは可能でしょうか?

筆者は、現状では、まだ不可能だと思います。※未来には、出てくるかもしれません

その理由は、「レシピ化=再現性」が限りなく難しい仕事だからです。寿司職人にしても、素材を吟味し、旬を見極め、お客様の個性に見合った寿司を提供するのは、短期間のスクールでは難しいと言われています。

いわゆる「銀座の一流店」の寿司職人を目指そうと思ったら、前述の短期スクールではさすがに難しいという事です。

ただし、寿司文化が定着していない海外や、「銀座の一流店」のような完璧を求めない顧客は存在しますので、「職業」として成立するようです。

さて、「S&Cコーチ」はどうでしょうか?そもそも「レシピ化=再現性」が極めて困難な職業です。切磋琢磨の最たるものの仕事だと思います。その理由は、「常勝」する選手や「常勝チーム」がいない事でも明らかです。

 

競争が激しいゆえ、一度作成した「マニュアル=レシピ」を永遠に使い続ける訳にはいかないのです。

 

また、いくら「S&Cコーチ」が自己ベストを尽くしても、それ以上の選手やチームが出てくる可能性もあります。また、選手の故障というリスクや、勝利するには多数の要因があります。

 

だからこそ、オリンピックやワールドカップ、ワールドシリーズ、マスターズなどは多くの注目を集め、感動をもたらすのです。

こういった「バーチャルでは予測不能な実践経験」は、やはり経験者には適いません。よって、まずは「S&Cコーチの経験者」から学び、適切な言葉ではないかも知れませんが「修業(訓練)期間」が必要だと思います。

換言すれば「宇宙飛行士になるためのNASAでの訓練期間」だと想像しやすいでしょうか?

4.「Pトレーナー」と「S&Cコーチ」の兼務

前述の、「寿司アカデミー卒業して海外で寿司屋スタート」というケースは、実は「Pトレーナー」と似ている部分もあります。

「S&Cコーチ」という、ほんの一握りの勝負の世界では、なかなか機会がつかめなくても。「Pトレーナー」であれば、アスリート以外の一般生活者も「見込み客」となるので、市場が大きくなり、職業として成立する可能性が高くなります。実際に「S&CコーチとPトレーナーを兼務」している筆者のような人間も増えてきております。

例えばチームの「S&Cコーチ」だと、自身がチームのトレーニングルームへ行き、指導をしなければなりません。場合によっては、それが遠方のケースもあるでしょう。そうすると、移動時間を割かれるので、他の仕事が出来ないという収入面でのリスクもあります。もちろん、そのリスクを上回る収入があれば問題ではありません。

しかし、「Pトレーナー」の場合は、自分の所有するGYMや、比較的近隣のレンタルGYMなどに、選手に来て頂き、指導する事も可能です。そうすれば、一般生活者のトレーニング指導の合間に、アスリート指導を行う事も可能になります。よって収入面での負担が減ります。ただし、チームスポーツの指導は出来ません。個人指導=Pトレーニングに限定されます。

5.「S&Cコーチ志望者」におススメ
とはいえ、競技スポーツの世界で、ほんの一握りの世界で「チャンピオン」を目指す事に携われるのは「何物にも代えがたい喜びや達成感」ではあるのです。

しかし、修行や訓練期間があるのであれば、どうすれば良いのか?

そこで、私は手前みそですが筆者がアドバイザーを務める「FOCSGYM」の環境をおススメします。「FOCSGYM」の特徴を挙げてみます。

 



①代表取締役の北本文男氏の経験から学べる。
S&Cコーチとしての豊富な経験、実績があります。参考URLはこちらです。

 


②アスリートがトレーニング出来る設備を完備している。
川崎市中原区のGYMでは、パーソナルトレーナーとしての経験も積めます。東横線、東急目黒線「元住吉駅」徒歩6分です。

 

③チャンスが多くなる。
会社として、競技チームスポーツのサポートに取り組んでいるので、個人の「S&Cコーチ」よりも新規のチャンスが多い。


④競技スポーツにおける「組織内での協調性」が身に付く。
これは、大変重要です。チームワークなくして「S&Cコーチ」の仕事はあり得ません。この能力は、実地訓練が不可欠です。


⑤人材育成に注力している。
研修なども含め、「仕事は人が創るもの」として、人創りを重視しております。

本日の内容は、以上です。FOCSGYMでは、人材を募集しております。
ご興味のある方は、ホームページをご覧頂くか、筆者にメールを頂いても結構です。宜しくお願い致します。

ホームページはこちらです。ぜひ、一度、覗いてみてください。

 

 

筆者のメールはこちらまでお願い致します。
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