退職珍事
いろんな人の去り際の行動をみてきた。早めに整理し引継ぎ、あとを任せてくださってあざやかにいなくなっている人、最終日まで残り翌日や他の人への気配りをして気持ちのいい人もいる。最後までいるけど散らかり放しで手伝って後始末しなければいけない人もいる。そういうときは 後始末を黙って引き受ける時もある。後始末は時々あるけれど今回はさらに上をいったあきれることがあった。その人が自分でしたことの片付けもせず、申し送りもなく年休を消化しているのは知っていた。どうするのかなあ。このままフェイドアウトで 後始末せねばならんか?と思っていた矢先、その人が現れた 。 自分の名前入りだが表書きのないのしつき菓子折を配っていたようで 通りすがりのついでに渡された。そして他の人の今日の予定を聞き、自分は今日しか来れないのでといい、年度末日まで来ない様子。会えない人は菓子折を人に託したりしている。 ちらかしていたものは変わっていない。そういえば自分のやりたいことの要求が強く、手段を選ばす、後先考えないことをするので困った人だった。おそらく人が後始末しているのに気が付けない人。かけることばもなくなった。 ああ、この人とはこれきりにしたいと しみじみ思った。