私は今期から鳳凰戦に復帰した。
最終節は日吉辰哉プロとの対戦でもあった。お互いなかなか厳しいポジションからだったが、なんとかお互い残留となった。
彼とはかれこれ20年以上の付き合いになるのだろうか。
いまや向こうは有名人になってしまったがw
当時の彼は少しとんがった、でも発言に知性とユーモアが混じった少しだけイケメンの若者だった。
私が連盟に入ったきっかけはこの男に静岡リーグ(現帝静戦)に誘われたからである。
彼の『静岡リーグっていう大会があるんだけど出ない?』という一言から、私の麻雀プロ人生が始まったのだ。
私が初参加となったのは第2回静岡リーグ。
(今や第42回を数えることになっている!!)
予選を一位通過し、
「なんだプロって言っても有名プロじゃなきゃこんなもんだら。」
と思っていた。
決勝には、当時は名前すら知らなかった、後の最年少鳳凰位もいた。
そして、私は決勝で日吉プロに負けた。
対戦終了後の日吉さんの一言は未だに覚えている。
「さむちゃんが強いのは知ってるけど、プロが簡単に負けるわけにはいかんのよ!」
(私は普段さむちゃんと呼ばれています)
響いた。
その時は新しく仕事を立ち上げるタイミングであったため、仕事が軌道に乗った一年後に正式にプロ試験を受けることになった。
それまではアマチュアとして静岡リーグに参加し、プロ試験に合格した後もそのまま参加し続け、今に至る。
今や麻雀界は激動の時代に突入した。
その一端に日吉プロが若い頃から磨いていた『のど』を麻雀ファンの皆様に響かせている。
そして今回が鳳凰戦での初対戦。
お互い思い描いていた道のりとは違っただろうが、感慨深いものがあった。
彼はどう思ったかしらんけど。。w
最終節帰りに寄った居酒屋で彼の何気ない一言。
『さむちゃん麻雀打ってる?』
コロナ禍の三年で私はガラリと生活環境が変わり、
あれだけ身近だった麻雀から私は距離を置くこととなった。
リーグ戦も2段階降級し、今期最終節で日吉プロとの対戦。
鳳凰戦は初対戦でも、昔から数えきれないくらい一緒に麻雀をしてる。
単純に環境が変わったことによる挨拶がわりの言葉だったのかもしれないが、私との対局感で、打数が減っていることを感じさせたのかもしれないと思った。
自分に思い当たる節があるから余計にそう思ったかもしれない。
静岡の若手プロ!
月に20〜30半荘しか打っていないおじさんに負けていてはいけないです。
ただ、私は50歳すぎたおじさんだけどさ、もう少しだけ頑張りたいと思っている。
そして藤島プロ、古橋プロ、当日宜しくお願い致します。
バンバンダメ出ししてください!
対局が楽しみで仕方ありません。
ダイエットとともに、稽古量も増やしてもう少し若手にウザい存在でいられるよう頑張ります!