桐生には、織物工場の建物を活用したお店やアトリエがそこここにあります。
織物工場はノコギリ型の屋根が特徴的。
子どもの頃、朝はノコギリ屋根の横を通り抜け、機織りの音に元気をもらって学校に通っていたことを懐かしく思い出します。
そうそう、桐生のマスコットキャラクター「キノビー」も、ノコギリ屋根がモチーフになっています。
私ったら、キノビーは「キノコ🍄」から来ているのだとばかり思っていたのですが(桐生のキノコ話はまたの機会に!)、「キ」は桐生、「ノ」はノコギリ屋根、「ピ」はハッピーのピ、が由来だそうです!
さて、今日は、ノコギリ屋根のベーカリーカフェ レンガさんへ。
こちらは、大正4年に建てられたイギリス積みのレンガ造り。
つまり107年の歴史が刻まれています。
使われているのは、東京駅と同じ深谷レンガだそうです。
実は、ここはかつて、私の同級生のおうちが営んでいたレース会社の工場でした。
今は国登録有形文化財、経済産業省近代化産業遺産になっていて、店内は広く天井高く、ノコギリ屋根のお約束で天井の窓はもちろん北を向いています。
なぜでしょう?
織物の色が時間によって変化して見えないよう、やわらかで安定した光を取り込むためです✨
グランドピアノもあります🎹
2016年の「安吾引越し記念日」はこちらで開催されて、私はサティを演奏させていただいたのですが、ビジュアリスト・映画監督の手塚眞さんとご一緒にいらした奥様の岡野玲子さん(漫画家)にもお会いできて、大ファンの私はドキドキしながらサインをいただき相当舞い上がっていたのでした!
さてさて、こちらの売れ行きNo.1は、「のこぎり屋根のフレンチトースト」。
外はサクッと、中はもちっと。
ボリュームあって、おやつもぐもぐタイムは満足満足。
偶然会ったY兄さんがコーヒーをプレゼントしてくださり、さらにとある殿方がホットミルクをプレゼントしてくださり、ありがたや嬉しやの午後でした。
ミルクは、田中牧場さんからの搾りたて。
成人するまで牛乳が苦手だった私なのですが、このミルクすごくおいしいです。
ごくごく飲んでしまいました。
またこちらでは、揚げたパンの耳に砂糖をまぶしたものを無料でいただくことができます。
袋に、詰められるだけ詰めちゃう😆
お持ち帰りしようとしてもついつい、お店にいるうちにお口のなかへ。。。
だって、コーヒーにもミルクにも合うんですもの♪
レンガさんでは、まだまだいただきたいものが。
田中さんの牛乳ブレッドとか、ハバネロカレーパンとか・・・ これはまた次回のお楽しみ。
以前、坂口安吾にちなんだ「安吾パン」なるものをいただいたことがあるのですが、これはいつもあるわけではないのかも?
開放的な店内でゆったりもよし、暖かい日はテラス席でまったりもよし。
そのうちピアノライプも企画できたらいいな、と考えてます♫
というわけで、ノコギリ屋根のベーカリーカフェ、桐生に行かれることがあったらぜひ、寄ってみていただきたいのでした😃