裸足のピアニスト・下山静香のブログ

裸足のピアニスト・下山静香のブログ

オモテの顔はクラシックピアノ弾き。

音楽・芸術を軸に、気になること好きなことを徒然なるままに。

★2025年 主なスケジュール(随時更新)★

【終了】1/30 東京2台ピアノの会出演(トリフォニーホール(小))
【終了】2/4 MANDA-LA2 ライブ
【終了】 2/23 音楽の楽しみリサイタル(カルラホール)
【終了】 3/15 リサイタル(フォレスタ◦エ◦マーレ)
3月下旬 CD《ベネズエラ◦プリズム》リリース
【終了】♪4/12 JML音楽研究所「下山静香スペイン音楽演奏講座」2024年度終了コンサート(雑司が谷音楽堂)
【終了】♪4/20 リサイタル(高崎シューベルトサロン)
【終了】♪5/5 スペインピアノ音楽フェスティバル【日本スペインピアノ音楽学会10周年記念】(東京オペラシティリサイタルホール)
【終了】♪5/17 金関環(ヴァイオリン)&下山静香(大阪)
【終了】♪5/18 金関環(ヴァイオリン)&下山静香(奈良)
♪7/19 寺島貴恵(ヴァイオリン)&下山静香 〈デュオ◦アニミス〉(ハウスゾンネンシャイン音楽堂)
♪7/29 MANDA-LA2 ライブ vol.2(吉祥寺)
♪10/18 桐生公演(美喜仁桐生文化会館 小ホール)
♪11/5 「北とぴあ国際音楽祭」 出演決定! ~野性と浪漫のラテンアメリカ~
♪12/4 デビュー30周年リサイタル(ハクジュホール)

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最新アルバム!!【14枚目】
《ベネズエラ・プリズム》中南米ピアノ名曲シリーズⅤ
ベネズエラの魅力あふれるピアノ曲満載!
ボーナストラックは、下山静香アレンジによるピアノデュオ版《アルマ・ジャネーラ》

ソロ第13弾
PIAZZOLLA PIANO (ピアソラ×ピアノ) 中南米ピアノ名曲シリーズⅣ・特別編
『レコード芸術』特選盤に選出!
好評発売中です!amazon, タワレコなど各ネットショップでも取り扱っています♪





Duo ANIMIS(デュオ・アニミス)CD

下山静香オフィシャルHP https://www.shizukagracia.com/は、現在停止中です。申し訳ありません。
当ブログへのコメント(非公開なのでご安心ください)で承ります。

Duo ANIMIS 第2弾♪は 北欧ロマンティックCD! 2020年7月リリース!

《Scenes ~ロマンティックな情景~》エス・ツウ
シェーグレン、シベリウス、シンディング、ステンハンマルのレア曲を収録


Duo ANIMIS 第1弾は、皆に愛される「うた」が美しい名曲集!
《Melodies tendres ~やさしい歌~》
「からたちの花」から「ヴォカリーズ」「オブリビオン」まで・・・


NEW!】ソロ第12弾《アルマ・ブラジレイラ》シルフィードレコーズ/エス・ツウ 2021
『レコード芸術』準特選盤
中南米ピアノ名曲シリーズ vol.3は、ブラジルのショーロとタンゴ!


ソロ第11弾《アルマ・エランテ》シルフィードレコーズ/エス・ツウ 2018
アスキー「ハイレゾ真剣勝負」にて特薦! 『レコード芸術』準特選盤
配信も開始! 


第10弾《下山静香 ライブ in アルバラシン》 molto fine 2017
『レコード芸術』 特選盤!


第9弾《ゴィエスカス Goyescas》fontec 2017
『レコード芸術』 特選盤!  タワーレコード注目盤! 『音楽現代』注目盤!!


第8弾《ロマンサ・デ・アモール Romanza de amor》シルフィードレコーズ/エス・ツウ 2016
『レコード芸術』 準特選盤!『音楽現代』推薦! 『現代ギター』『ラティーナ』レビュー掲載!
ネットに流通していません!ご注文は当ブログまで


第7弾《 サウダージ・エン・ピアノ Saudade en Piano 》フォンテック 2016
『レコード芸術』  特選盤! 『読売新聞』サウンドBOX 推薦盤!


第6弾《ショパニアーナ ~ショパンへのオマージュ~》フォンテック 2015
『レコード芸術』  特選盤!


第5弾《モンポウ 前奏曲集 & プーランク 夜想曲集》 フォンテック 2013
『レコード芸術』  準特選盤!
その他CD情報はオフィシャルHPをご参照ください♪



そしてそして!

5月17日は大阪の聖ヨハネ教会、18日は奈良の三郷町文化ホールにて、ヴァイオリニスト金関環さんとのコンサートでした🎶


金関環さんとは、気づけば年に2回は共演させていただくようになっていまして、おそばで演奏をお聴きしながら毎回感動してしまう素晴らしい経験をさせていただいております。

神戸で数年前まで庵原楽器を運営されていて、いまは阪神間サロン文化の復興などにも注力されている庵原豊治さんから、金関さんは「日本のハイフェッツ!」だとご紹介を受けていましたが、ご一緒してみて納得!

しかもいま、金関さんが使っていらっしゃる楽器が何かが憑依したかのように神がかった状態だそうで、初日はものすごい大雨で怒涛の湿気だったにもかかわらず、なんのそのの素晴らしいご演奏だったのでした。

リハ中はかなりの風雨で心配でしたが、コンサートの頃には雨もあがり...

私がソロでショパンの前奏曲〈雨だれ〉を弾きはじめてしばらくすると、美声の鳥さんが反応!

もしかしたら鳥さんの歌声のほうが大きいかも?!というくらいのボリュームで、はからずもセッション状態となったのでした✨




翌日は奈良。

近鉄生駒線で会場最寄りの信貴山下まで行きましたが、この車窓からの気色がまたとってもよくて、中学生の頃から奈良が大好きな私はワクワクし通しでした。

駅の周りにはコンビニもない、それがなんともホッとします。

コンビニは本当に便利で、日常生活のなかでありがたいこと多々あるのですが、どこに行ってももれなく目に入ると、ちょっと複雑な気持ちになったりいたします。(わがままかもしれませんが💦)


前日とは一部内容を変えて、楽しく演奏させていただきました。

お世話になりました皆さま、ありがとうございました❗️


金関環さんとは、11月5日(水)の【北とぴあ国際音楽祭】参加公演でご一緒していただきますので、昨年秋に続き東京とその近郊の皆さまにもお聴きいただけるのが嬉しいです♪

こちらの公演は追ってご案内させていただきます!


大阪、奈良の公演チラシ😊




遅ればせながらの5月のご報告、続きです✨


5月16日は、スペインのナショナルデー🇪🇸

大阪関西万博 開催中のため、式典・記念イベントを万博会場で行うとのことで、ご招待をいただきました。

16日?.... あら!17日に大阪、18日に奈良で公演があるため、関西にいるではないですか!

というわけで、ありがたく出席させていただくことにしたのでした。


びっくりしたのは、万博会場に直結の夢州(ゆめしま)に乗り入れている電車が、ムギュムギュに混んでいたこと。

平日だし、そんなに混んでいないでしょう〜なんて思っていた私は甘かった💦

大きな荷物は会場に持って入れないということで(荷物はバッグパックに詰め込んで背負ってるが、ピアノの椅子が問題!)、ちょうど乗り換え駅だった弁天町駅の大型荷物預かり所に行ってみましたが、これがちと遠い💦

そんなこんなで、集合時間の50分前に着くようにして検索した移動予定は見事に崩れ、夢州到着はギリギリに。式典会場まで、まさかの小走りとなったのでした。(結局いつも走っているような、、、😅)




そんなことはともかく☺️

ナショナルデーのホールでは、セレモニーに続き、マラガ出身のカリスマ的ダンサー、ロシオ・モリーナとミュージシャンたちのステージを鑑賞!

ロシオ・モリーナ、腕が生き物のように雄弁!

日本へのレスペクト、スペインと日本の絆、交流の歴史にも思いを馳せて創作したことが伝わってくる、素晴らしいステージでした🌟




午後は、スペインパビリオンで、ワイン🍷とピンチョスでしばしのパーティー。


翌日から本番のため、夕方には会場をあとにし、

夜の公演を楽しむことはできなかったのですが、VIPパスでイタリア館、オーストリア館、フランス館、ポルトガル館を見学させていただきました☺️




陽が落ちるとまた違う雰囲気となり、花火なども見ものだそうですね。

開催中にまた関西行きの機会がありそうなので、もう一度行けるかしら。


金関環さんとのコンサートのご報告は、また次便にて!

年度替わりの動きも一段落、いつもなら若干落ち着いて過ごせるはずの5月なのですが、今年はとんでもなくハードになってしまいましたあせる
昨年「これほど徹夜をした年はなかった!」と思っていたのですが、今年はすでにその上を行っているような・・・びっくり
睡眠は大事です!大事なのですぅ!わかっております・・・あせる

そんななか、日本スペインピアノ音楽学会10周年記念の〈スペインピアノ音楽フェスティバル〉が5日に、イーストエンド国際ギターコンクールの審査が10,11日に、ヴァイオリニスト金関環さんとご一緒の関西公演が17,18日にあり、その間も原稿、大学講義、演奏講座、秋からの演奏会の下準備・・・などやっていましたら、気づけばなんと一度もこちらに来られずに5月が終わっておりました。

というわけで、事後のご報告となり恐縮ですが、振り返ってみたいと思います。


5月5日、東京オペラシティのリサイタルホールにて、総勢32名のピアニストの出演による〈スペインピアノ音楽フェスティバル〉を開催しました。



ご出演の皆さまのスペイン・イベロアメリカ愛あふれる熱演と、映像を交えた解説によるバラエティに富んだプログラムとなり、2回の短い休憩をはさんでなんと6時間の長丁場ビックリマーク
最初から最後までお聴きくださった方も多数いらっしゃって、感激でした。
ほんとうにありがとうございましたビックリマーク

メキシコご出身のラファエル・ゲーラ先生、イタリアご出身のマルコ・ファティケンティ先生(ともに当学会顧問)が、快く特別出演してくださいました。
あたたかな音、素晴らしい音楽世界・・・!
すっかり魅了され、会場は感動に包まれました。

心より感謝申し上げます。

ロビーでは、「スペイン音楽お悩み相談所」を開設したほか、出演者が出版・リリースした楽譜、書籍、CDの見本が並んで壮観音譜(スペースの関係で、これもまだまだ一部です)


これまでに刊行したJSSPM学会誌もずらり。


 第4部「地中海世界の豊かな響き&クールで熱いスペイン現代音楽」の楽しいメンバー集合写真♪
私はカタルーニャ出身のマヌエル・ブランカフォルトと、バレンシア出身のビセンテ・アセンシオを演奏いたしました。


(左から 細谷拓海さん、西本夏生さん、深尾由美子さん、私、笹田彩子さん) 

終演後、(ほぼ)全員集合!

この春、執筆案件が重なっております。


先日は、アジアユーラシア総合研究所より『今、あなたに勧めるこの一冊』が刊行されました。

編者は、川成洋先生と河野善四郎先生。

川成先生の「はしがき」によると、2023年秋、全国の国公私立30大学の学生約1万人に行なった調査で、一日の読書時間「ゼロ」と答えた大学生が47.4%にのぼったそうです。

対して、たとえばアメリカの大学生は平均して一年に100冊の本を読みこむとのこと。

とにかく言いたいことはシンプルに、「本を読みましょう」。

 

大学生くらいまでの若い方々にお勧めしたい本について書いてください。

というご依頼をいただき、さてどうしよう、あれもこれもと嬉しい悩み!

まずは、自分が10代の頃の人生観に直接的に刺さった本や作家にしぼり、そこから随筆分野にしぼり、さらに「いま」の時代に読んでいただきたいということも踏まえて・・・ 白洲正子さんを書かかせていただくことにしました。

作品を何にするか、とまたまた悩んだのですが、やはりここから入っていただくのがよいのではと思い、『かくれ里』を選ばせていただきました。

 

今日4月4日に発行された『週刊 読書人』では、本間千尋さん著の『ピアノと暮らす 日本におけるクラシック文化の受容と展開』の書評をさせていただいています。

【What’s New!】週刊読書人2025年4月4日号 | 読書人WEB

 

そして現在開催中の「東京・春・音楽祭 2025」、プログラム冊子
4月8日の歌曲シリーズvol.44 アドリアナ・ゴンサレス(ソプラノ)とイニャキ・エンシーナ・オヨン(ピアノ)のリサイタル のページに、「アルベニスの豊かな音楽世界」という題で寄稿させていただきました。

 

9日は、『東京新聞』での「おんがく×ブンガク」隔週連載(東京都区内は水曜夕刊、都区外は木曜朝刊)がおかげさまで30回目を迎えますキラキラ
お読みくださっている皆さま、ありがとうございます!

4月末に刊行される予定の楽譜の校訂、解説も佳境に入っております♪

 

多くの皆さまのお手に取っていただけますように音譜


 

4月の始まりは、なんとなんと寒かったこと!

花冷えにもほどがあるでしょーえーん と突っ込みたくなりますよね💦

 

そんななか今夜は、素晴らしい演奏家で、個人的にはスペイン音楽仲間でもある川口成彦さんのリサイタル、「スペイン音楽の森」Vol.3 at 根津教会 に行ってまいりました!

 

今回は、クラビコルディオ、つまりクラヴィコードのみでの演奏会。

クラビコルディオの演奏会はなかなか出会うことができませんし、スペイン18世紀界隈の作品たちたっぷりのプログラムでもあり、何よりも川口さんの素晴らしい実演ですもの音譜 興味津々・期待大で伺いました。

実は、クラビコルディオのみを演奏するフルサイズのリサイタルは、川口さんにとっても今回が初めてだったのだそうです。

 

A.ソレール、ネブラ(本編ではホセ・デ・ネブラ、アンコールでデ・ネブラ)、J.カバニーリェス、M.マルティネス、S.de アルベロ、そして16世紀のA.de カベソン・・・ 私の好きな作曲家ばかり!
さらに、J.ボアダ、P.マーサルという、ともにカタルーニャ出身の未知の作曲家も知ることもでき、ワクワクでした。

鍵盤数の少ないクラビコルディオから生み出される、繊細で多彩な音色.,... 音たちを自由自在に操り、音楽世界にいざなってくださる演奏を堪能、幸せなひとときでした音譜

 

ちょうど、JML音楽研究所「スペイン音楽ピアノ演奏講座」の2025年度前期のメインテーマを「18世紀のスペイン・ポルトガル作品」とさせていただいていることもありひらめき電球
また、昔からフォルテピアノのデリケートな表現力が好きで、モダンピアノの演奏表現に生かせたらいいなと思っているので、今回のクラビコルディオからも大いなる発見と刺激をいただきました。


演奏講座では、川口さん選曲・解説・運指の、音楽之友社『スペインピアノ小品集』も、使わせていただく予定です。
(これは標準版ピアノ楽譜、世界各地の音楽10巻シリーズのうちの1冊で、私もその中の『ラテンアメリカピアノ小品集』を担当させていただいています ラテンアメリカ ピアノ小品集 - 音楽之友社

 

ではそろそろ、明日が締め切りの原稿にとりかかります(って、日付変わってしまったのでもう今日でしたガーン)!