日々是好日 -15ページ目

父、甘える

父の入院に急遽実家に駆けつけ、4日ほど看病してきた。


土曜日にベットに横たわる父を見たときには、思わず泣きそうになったが、

意識もはっきりしているし、軽い神経系の麻痺で済んだようだった。


一緒に帰った姉は、姪が熱を出したため日曜日の昼には病院を出で、

身軽な私は、今日の午後まで、4日間父の看護ができた。


日に日に回復する父は、日に日に甘えてきて、

ちょっとした子供のようだった。


父、入院

母から電話があって、父が軽い脳梗塞で入院したとの事。


最初に聞いたときはびっくりしたが、倒れたりした訳でなく、

気分が悪いので、病院に行ったら脳梗塞と診断されたらしい。


幸いにもごくごく初期だったらしく、リハビリも兼ねて2週間ほどの入院で済むし、

会話も出来て、字も普通に書けるそうだ。


とは言え、顔をみないと心配なので、明日実家に帰ることにした。



小さい頃、タバコを吸う父のあぐらに抱かれて座るのが大好きだった。


父に包まれて、何の不安もなくいられた頃、

あご髭のジョリジョリが楽しくて、いつもさわって笑っていた。

鍼デビュー

今日はいよいよ鍼デビューの日となった。


夕べ、友人に注意点などをメールで確認し、お昼を食べて花小金井に向かった。


というと、どうしても医女チャングムのイメージが強く、

鍼をぶっ刺したとたん、王様の病状が急変したり、魚が麻痺したり、

とにかく、ものすごぉく即効性がありそうな感じだったが‥


治療院に到着すると、穏やかそうな先生が迎えてくれた。


問診表に記入し、今までの不妊治療の経過などをヒアリング、

その後は治療院の不妊治療の方針などを説明してもらった。


先生は不妊カウンセラーなだけあって、

話の合間に心の癒しになるような事柄を織り交ぜてくれて、

だんだんと心がほぐれてくる。


流産後は自分の体にも前より増して自信を失くしていたけど、

先生は「大丈夫!痩せていても出産した人はいっぱいいます。」と、

昔の人々の話や、元患者さんの話を聞かせてくれた。


私はお風呂大好き人間で、毎日1時間は湯船に浸かっているが

これは「とてもいい事です!」と誉められた。


「それと、とにかく毎日いっぱい歩いて下さい」との御指導のほか、

添加物の少ない食事、浄水器の水などを勧められた。


自然妊娠をめざす治療に重点を置いているので、

まぁ、体にはいい事なので無理のない範囲でやってみようと思った。


1時間半ほど話をして、いよいよ鍼の施術とまった。


王様のように急変したら‥なんて心配はまったくいらなかった。


日本の鍼はとても細い上、刺す深さも0,1ミリぐらいで、

一瞬チクッとするものの、すぐになんともなくなる。


それよりも、お灸のほうがちょっと熱かった!


腰と背中にと足に鍼とお灸をしてもらい、ついでに足裏マッサージもしてくれた。


「腰のお灸は、家でもやってくださいね。」と、つぼにシールを貼ってくれた。


帰りは先生の勧めで一駅歩いてから電車に乗った。


なんとなく体と心が軽くなった気がした。


効果でるかな??

夫の逆効果 その3

第3弾 食中、食後の方は自己責任で読んでください!

夫の趣味は海釣である。


(と身上書には書いてあったが、彼女がいなかったので、海の魚に話かけてただけらしい)


去年の2月に、夫が珍しく積極的にに私を釣りに誘った。


「海は気持ちいいし、鯛もバンバンつれて、釣りは本当にはまるよ!絶対楽しいから♪」


ワインと温泉以外は、共通の趣味が無い私達である。


夫婦で仲良く魚を釣って、一緒に料理を作って、ワインで乾杯!


なかなか悪くない趣味である。


単純な私の頭の中には、12チャンつりロマンの映像が思い浮かぶ。


トーゼン  児島玲子=わたし   である。



早速ドンキで防寒具とかゴム長とかを買い込み、(この時点で、レイ子漁協のおばちゃんになる


まだ宵のうちに、海に向かって我が家を出発した。



途中のコンビニで休憩、夫はお茶と酔い止めを飲んだ。


私は「寒いとお腹が空く」という理由で、夫にちょっと止められたが、


いくらおにぎりと酔い止めをお腹に流し込んだ。



港について、おじさんに混じりながら棒面丸に乗り込み、いよいよ釣りロマンのはじまりである。


ごぉぉぉぉーっと爆音を轟かせながら、船はずんずん沖を目指す。


以外に早いスピードと、ぐるぐる変わる周りの景色


もともと動体視力が弱い私は、自分がどこにいるのかわからない感じ。


そうかと思うと突然船は止り、夫をはじめ周りのおじさんは一斉に釣りの準備にとりかかる。



「ねぇ~周りの景色見てると目が回るんだけど‥」


「そんなら、釣り糸みてればいいじゃん。」


夫にいわれるまま、たらした釣り糸凝視しているると、


今度は船の揺れと、餌の臭いですぐに気分が悪くなってきた



船に乗り込んでまだ30分足らず、


「なんか気持ち悪いから、中で休んで来る」と、夫に告げたとたん


口のなかに生つばがあふれだし、あわててトイレに駆け込んだ。



ゲロゲロゲロ~


さっき食べたいくらおにぎりが、もんじゃ焼き形を変えて便器の中に‥


いくらが出たつう事は、酔い止めも出たつう事????


なぁぁんか、ものすごぉおおおく やばぁああい感じ!


と、考える閑も無く第2波が私を襲う。


げろげろげろ~


揺れる狭いトイレの中、かろうじて便器にマーライオン、今度は内臓も吐く勢いだった。



トイレから這いずりでて、休憩場所で少し横になってみる。


揺られながら時計を見ると、まだ朝の8時まえである。


電車や車と違って、釣り船は途中下車や休憩が出来ないのだ。


一度港を出たらそのまんま、酔おうが吐こうがお構いなしである。


港に戻るのが13時頃と聞いていたので、あと5時間以上はこの状態が続くらしい。



しばらくすると、夫が中を伺いに来た。


「全部ゲロッたぁ。薬くれぇ~」


「ごめ~ん、車に置いてきた。止めるのにおにぎり食べるからだよぉ


なぁぬぅううううううう


と、突然船が爆音と共に動き出し、夫も船の中で転ぶ。


「あんまり釣れないと、こうやって場所を転々とするんだ!」


夫は起き上がりながら説明するも、


またまた体感する新たな揺に、新たな生つばがこみ上げる私であった。



その後も船は移動と停泊を繰り返し、


私も、吐く物はないけど生つばとトイレを繰り返し、


延々5時間以上、まさに船酔いの無間地獄も限界に達したときに


ようやく港に戻って来れた。


 

児島玲子はすっかりムンクの叫びのような顔で、力なく船を降りたのであった。



しかも、「鯛をバンバン釣る」と豪語していた夫の収穫は

         鯖がたった1匹


                      これだけであった。



2人分の船代を考えると、関鯖もまっ青な、たいそうな高級魚だった


しかもその日の海には波浪注意報がでていた!



家に帰っても気持ち悪く、仲良く料理などするはずも無く、


「鯛はどーしたのよっ!3匹釣ってたおじさんもいたじゃないよ!」などと、夫を責めながら


一番簡単な塩焼きにして、2人で食べた。




それから1週間ほどは、布団に入って目をつぶると、


とたんに天井がぐらぐら揺れだし、棒面丸の恐怖が私を襲ったのであつた。


つるつる温泉

今日は一年ぶりに、日の出町にあるつるつる温泉に行ってきた。


我が家からは車で1時間弱、東京都とは思えない田舎道をずんずん進む。

山陰のみちはいまだに凍結していて、かなり冷え込んでいる雰囲気。


くねくね道の先につるつる温泉はある。

「ただいま入場制限中です。30分ほどお待ちください。」

去年まではこんな事一度も無かったのに‥

仕方なく臨時テントの中のストーブに手をかざしながら、順番を待つ。


外には温泉に入り終わった人達が、リュックを背負って帰りのバスに乗り込んでいた。

こんな寒い日でも、みんな元気にトレッキングするんだなぁ。

そのほとんどが中高年の方々で、毎日カーペットにへばりついている私は大反省!


お待ちかねのつるつる温泉にようやく入る。

名前の通りアルカリ泉なので、お湯は滑らかで化粧水のように肌にまとわりつく。


ここで本当に残念なのだが、プールのような塩素臭が鼻につく。

休日の今日は多くの人が入浴に来るので、きっといっぱいいれているんだろうなぁ。

まぁ、循環させるのも仕方がないんだけどね。


秘湯のいいところは、ほとんどが源泉掛け流しなので、

新鮮なお湯が常に注がれて、どんどん湯船からあふれている。

その分、洗い場の設備などは不便だったりするが、

プールの臭いはまずありえない。


肩と背中のこりがひどいので、サウナで一汗かいてから再度温泉にじっくりつかる。

やっぱり手足を伸ばしてお湯に入るのは気持ちがいいなぁ。


夫との待ち合わせ時間があるので、名残惜しいがお湯から上がる。


風邪気味の夫も、症状が軽くなったそうだ。


帰りに回転寿司で夕飯を済ませ、一月最後の休日はおしまい!

末広亭

今日は久しぶりに新宿末広亭に行ってきた。

落語とか漫談はまったく詳しくないが、とにかく声を上げて笑ってきた。


末広亭は5回目だけど、昼過ぎに行ったら今までにない超満員、

落語がブームだどは聞いていたけど、こんなに大人気だとは思わなかった。


2階席もすし詰め状態で、たたみ席で見知らぬおじさんと密着しながら、

話に聞き入ったり、拍手したり、大笑いしたり‥


途中に手品や曲芸が入って場の空気も変わるし、

慣れてくると、噺家さんの羽織の脱ぎ方でなんとなく芸暦がわかってしまったり‥


後半の名人ほど、扇子や手ぬぐいの使い方が上手で、

昼主任をつとめた三笑亭笑三さんなどは80歳を超えているそうだが、

声にもはりがあるし、この場で噺が聞けただけでもとてもありがたい、

なんだかとても御利益がありそうな雰囲気だった。


大阪に行った時に、なんばグランド花月に行った。

芸人と対等に渡り合うおばちゃんが会場にいっぱいいて、とにかくもの凄い盛り上がりだった。


そのときに「ルミネに来る大阪の芸人さんはきっとやり辛いだろうな」と、ちょっと思った。

こちらはとにかく横隔膜がかなり鍛えられた感じだった。


末広亭は今年ちょっと癖になりそううだ。

KLCの後に、一人で行ってしまいそうな‥


笑うかどには福来る!

確定申告

今日は治療代を少しでも取り戻そうと、確定申告の準備をした。


領収書を仕分けして、電卓でそれぞれ合計額を計算、国税庁のHPで入力

思ったよりも簡単に出来た。


ちなみに、我が家の昨年の医療費は¥907,676円なり


うちKLCが¥749,036円 

37回通院した交通費は¥28,860円


タイミング4回、IVF1回、BT1回、HR周期のホルモン補充という内訳だが、

タイミングは小額だったので、9月からの1回の移殖なのにけっこうかかったなぁ。


KLCのHPでは、1回のIVF~ETの基本料金が¥336,000円とあるが、

実際は顕微授精になってしまったり、胚盤胞まで培養したり、凍結したり、ホルモン補充したり‥

おまけに卒業前の落第で、基本料金の倍以上の金額になっていた。


治療をはじめる前は

「治療費で高級外車が買える」とか「家が建つ」という話を、

ほんと??って感じで聞いていたが、このペースが続けば本当に買えそうだ。


保険適用とまでは言わないまでも、もう少し国の温情があってもいいのになぁ。


私のように、30代後半で結婚する女性は今後も増えると思う。


結婚後、しばらくたってもコウノトリは訪れず、

「えっ、子供できないじゃん!生理があればいいんじゃなかったの?」

などと、中学の保健体育で習った生殖の知識にようやく疑問を覚え、

病院へ駆け込んだら「自力での妊娠は難しい」現実を知る。


仮に、幸運に私があと数回の移殖で子供を授かったとしても、

治療費を考えると第2子はあきらめざるおえない。


助成金もあるけど、上限が10万円だし、所得制限はあるしで、

まぁ、無いよりはましな程度のような‥


国に言わせると、不妊は病気ではないらしい。

「少子化」を真剣に考えるなら、

産もうとしても、ただでは産めない私達の声を、

もう少し聞いてくれてもいいと思う。


今回の確定申告では¥127,762円ほど取り戻せそうだ。

叙々宛ランチのわけ

それは月曜の夕方だった。


生理痛がきついので、久しぶりにバファリンを飲んだ。

始めは2錠飲むつもりだったが、しばらくぶりだったので1錠にした。


夕飯の支度をしつつも、あんまり薬が効いた感じはしなかったが、

「まぁ、今回は特別な生理だから、きっとこんなもんだろー」と気にしなかった。


お風呂から上がって、

「夜はゆっくり眠ろう」と再度バファリンの箱を手にし、錠剤を出そうとしたら‥

ベザリップという、見慣れぬ文字が目に入った。

しかも薬にBの文字がどこにも無い!


「なぬぅ~」


バファリンじゃないじゃん!ドユコト????


と思った瞬間、ここ2ヶ月間の断片的な記憶が頭をよぎった。


10月末頃、掃除をしながら

「もぉ~夫ったらぁ、いっつも薬出しっぱなし!」とバファリンを箱に仕舞う私。


11月末ごろ、夫はいつも飲んでる3種類の薬を数えながら

夫 「ねぇ~俺の薬が足んないんだけど、知らない?」

私 「そんなん知るわけないじゃん!全部飲んだんじゃないのぉ」(全然まともに聞いてない)

夫 「そーかな?間違って飲んでないよね?」

私 「私のは粒が違うし、ちゃんと管理してるから大丈夫!」(自身満々)

夫 「変だなあぁ?なんでこれだけ足りないのかぁ?」

私 「薬屋さんも人間だから、間違いもあるんじゃないの!」(すっかり他人事)


って、なんか自業自得で私が間違えたのはなんとなく判ったが、

このベザリップって何の薬なのよぉ


寝てる夫をゆすり起し

私 「ちょっと、ベザリップ飲んじゃったよぉ~何の薬か教えて!」(オロオロ)

夫 「えぇ~なんでぇ?ベザリップ高脂血症の薬だよぉ」

私 「粒の大きさが一緒だったから、バファリンの箱にしまってたぁ~

   そんで、間違って飲んじゃったよぉ~」(猛省)

夫 「もぉ~だから前にも聞いたじゃん!俺の言う事ちゃんと聞かないんからぁ~」


なんか、いつもの逆効果シリーズとは違った展開になってしまった。


え~と、私を知ってる人は判るとおり、私の体脂肪率は14~16ぐらいでありまして、

よりによって夫のベザリップなる高脂血症の薬を飲んじゃうなんて‥





そんな訳で、今日はベザリップで流れた貴重な体脂肪を回復するため、

本当は全然食べたくなかったけど(ウソ!)焼肉ランチをがっつりいただきました♪

KLC 周期4日目

前回の診察から2週間めの今日はKLC通院日。

大大出血サービスの生理も来たので、イメージ的にはHCGも流れてくれているような‥


新宿に向かう電車の中で、気がついたらライブドアの替え歌を脳内で歌っている自分にショック!

ほんとに私の海馬って、ドーデモいい事は無意識に覚えるらしい。 いと悲し‥


KLCの手前の鬼子母神さまに心で手を合わせつつ‥

9時50分受付 157番だった。

以前は平日だと170~190番台だったので、ちょっと空いているよう。

寒さのせいと、8日目の診察が無くなったせいかな?


採血→診察→内診→診察→会計 12時30分終了


受付で4Dである事を告げ中待へ、空いているせいか余裕でソファーに座れた。

採血はうまく血管に針が入らなかったようで、無理やり吸い取られて痛かった。


9Fでミルクティーを飲みながら結果待ち、番号が表示されたので4Fへ。

11時半になっていたので、中待ちも人が増えていた。


名前を呼ばれたので診察室1番へ

「う~ん、数値の減りが悪いなぁ。(前回HCG269→23.7

本来は前回から毎日半減するから、今日あたりは限りなくに近いはずなんやけどなぁ。

ちょっと超音波で子宮を見させてください。」


ガァ~ン 採血だけだと思っていたので、ソーテーガイだった。朝のあの歌が悪かったのかな?

内膜ソウハとか言われたらどうしよーとかなり動揺する。


いっぱい着込んでいたが、3歳児並みのまとめ脱ぎで速攻内診台へ。

「子宮はキレイ過ぎるくらいきれいやから、筋層に食い込んだんだなぁゴニョゴニョ‥

はいっ!もういいよぉ。前で待ってて!」


急いで支度をして廊下に出ると、すぐに名前を呼ばれた。

「まぁ、大丈夫でしょう。また2週間後に採血ですね。」


というわけで、また2週間後の採血となった。


ここの所、次の移殖に向けてやる気満々だったが、

う~ん、なんだろうか?

「お母さん、そんなに早く私を忘れないで!」って言われたような、

ちょっと複雑な気持ちでハルクの叙々宛に向かった。

眠り猫

昨日は生理2日目だったため、一日中ホットカーペットの上で丸くなっていた。

とにかく久しぶりの眠り病って感じで、日光東照宮の眠り猫(By左甚五郎)状態だった。


先週の土曜日の夜は、テレ朝に夫婦でかぶりついていた。

7時からは夫が大好きな「大間のまぐろシリーズ」、

渡辺さんが亡き奥さんのスカーフを顔に巻いていて、

う~ん、我々もあんな夫婦になれたらいいなぁと思った。


その後は「混浴露天風呂シリーズ」で、

今回は金髪のお姉ちゃんが加わってて、なかなかの美乳だった。


話の内容はどうでもいいんだけど、

木の実、古谷、火野のコアメンバーに、犯人役で川島なおみが加わり、

古谷&川島だと数年前にやった「失楽園コンビ」復活みたいで、

なんか2人のからんでたシーンの古谷のお尻(あまり美しい画像では無かった)を思い出してしまった。


まぁ、それよりも久しく「家政婦は見たシリーズ」を見ていないので、

そろそろ再放送でもいいからやってくれないかなぁ~

市原悦子は「まんが日本昔話」よりも大昔の、昼メロに出てた頃から大好きで、

風邪で学校を休むと、これが楽しみだった。

けっこうきわどい役も多かったような‥


本当に、一度でいいから大沢家政婦紹介所に登録して、

大金持ちの家政婦をやってみたいなぁ~