なつかしい人々、なつかしい風景 | しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

しずえばあちゃんの回想録 “We Can Do It !”

教師生活35年、子供3人。
パワフルに生き抜くしずえばあちゃんの
子育て論、教育論、人生論を綴っていきます。

人生の後半で取り組んだ漢字学習についても
情報を発信していきます。かんじクラウド株式会社 http://kanji.cloud

私の旅の目的は"人に会う”ことかもしれない。

かれこれ20年近くも研修旅行に出歩いていると、各地の先生たちと懇意になる。

今回は特に思い入れのある地域であり、会いたい人がいっぱいいた。

コロナ禍で会えなかった人たちが恋しかった。

 

出かける前から連絡して、夜の予定をびっちり組んだ。

今回は3組の人たちと会った。

 

伊那地方に向かって出発した直後に、法事があって夜の会に出席できない・・・と連絡が来た。

え~っ、残念!しかし、あきらめなかった。

「今から中央高速を走って、岡谷から南下して先生のお住まいの近くを通るのですが、

午後の予定はいかがですか?会えませんか?」

休日で朝の畑仕事に出ていた先生と連絡を取り合った。

そして、駒ヶ根インターで途中下車して落ち合い、3時間も話し込んでしまいました。

 

その先生は、阿南町の小学校の校長先生をしていた人で、何度も学校に呼んでもらったし、

下伊那郡の先生たちを集めて、丸一日6時間の研修会を企画してくれた。

退職後こんなこともしてみたい、と語っていたことが印象的で、

今どのように過ごしていらっしゃるのかを聞きたかった。

特別支援教育に熟知されている方で、教育相談業務をしていらっしゃるとのこと。

過去に積み上げてきた経験が活かされている今の様子を、

感動的なエピソードと共にじっくり聞かせてもらった。

退職してからもこの様子、この知見をもっと多くの人に知ってもらいたいなあと思った。

 

2組目は先生たちではない。

学校や地域の学習に困難さを抱える子どもたちを幼児期から見取り、

中学まで継続的に支援している専門職の人たち。

その人たちはどんな資格を持っているのだろう?はっきりと把握はしていないのだが、

10年前に伊那市や駒ヶ根市で「読み書き支援事業」に関わった人たち。

伊那市の教育はかなり進歩的で、昔から伊那小学校の総合的な学習が有名だが、

他の学校でも市を挙げて読み書きに特化した支援体制を取っていることに、

昔から感心していた。

かなり年配になり、一線を退いている人もいたが、

昔何度も会って、いろいろと語り合った仲だった。

その人たちに会えてうれしかったこと!

昔の記憶をたどりながら、話は尽きなかった。

本当は写真を載せたかったのだが、話に夢中になり撮り損ねた。実に残念!

でも、またお会いしましょうね!と固い約束をした。

 

3組目は、元伊那北小学校の先生たち。

現役の人たちばかりで、他の学校に行ってもバリバリ仕事をしている。

校長先生もいれば、上伊那郡の特別支援のまとめ役をしている人、

退職後に教育委員会に入ってこども相談課に入って、忙しそうに動き回っている人など、

10年前に意気投合して、熱く教育を語り合った仲間だった。

 

店が閉店するまで4時間半も話し続けた。

23時に店を出てから集合写真を撮っていないことに気付き、

あわてて駅へ行って明るい街灯の下で記念写真を撮った。

地方の田舎の駅は早めに閉まり、シャッターの前で写真を撮ることになったが・・・

もううれしくて、肩を組んでパチリ!

 

 

仲の良さが伝わってくるでしょ?

本当に大好きな人たちばかり!

左端の人だけ紹介してもいいかしら?

10年前に私を捜し当て、その後何度も何度も呼んでくれて、ツーカーの仲になった三澤先生!

 

よくぞ、こんなばあさんのために集まってくださった。

私の中にある感情と、みなさんの中にあるもの、きっと同じだよね。

名前は支障があるといけないので伏せさせてもらいましたが、

また会いましょうね!!!

 

このGWは新緑の季節で、懐かしい風景に出会い、心の底からリフレッシュしました。

 

 帰り道の山越えしたふもとで見た真っ白い花がもじゃもじゃに付いた大きな木、

この木はいったいなんじゃ?

と思って写真を撮って検索したら、なんと、

なんじゃもんじゃの木(ナンジャモンジャノキ)!!

 

 

 

 

これがそうなのか!不思議な名前だなあと聞いたことはあったが、初めて見た!

正式名称は「ヒトツバタゴ」らしいが、このネーミングがお見事!

めったにお目にかかれない木に旅の最後に出合ったことも、いい旅だったなあと思えた。

 

帰り道で、中島みゆきの「麦の唄」の冒頭の歌詞が浮かび、そこだけ何度も繰り返した。

”なつかしい人々、なつかしい風景” ”・・・・、・・・・” ~~~~