伊那北小学校で盛り上がる漢字学習を経験した先生が異動してしまう・・・
それが吉と出るか凶となるか・・・
伊那地方では吉と出た!
新しい学校に行ってもこの漢字学習がいいと、担当のクラスで採用してくれる。
学年が複数クラスだと同僚の先生を巻き込んで使ってくれる。
そうして徐々に輪を広げてくれる核となる先生がいた。
その先生は異動したばかりだから、少々控えめにならざるを得ない。
しかし、使い出すと子どもたちが輝く。同僚の先生もいいかも、と思い始めてくれる。
そんなことで徐々に、徐々に、広がっている伊那地方。
ところが、その核となった先生たちは徐々に退職していく・・・
その後がどのように受けつがれているのかが心配になることもある。
4月に注文が来る様子で一喜一憂する私がいる・・・
今年はちょっと違った。
伊那北小学校の校長先生が、校長会でミチムラ式の道村先生が来てくれる。
みなさん、参観に来ませんか?と案内し、ビラもまいてくださったという。
すると、周辺校からかなりの参観の希望があり、多くの先生が来てくださった。
授業は自分の担当する学年だったかもしれないが、
参加名簿を見ると複数の授業を参観して、放課後の研修会まで参加してくれる人がいた。
私の授業は各学年毎に少しずつ伝えることが違っている。
低学年を担当している人が高学年の授業を見ると、
「高学年ではこんなふうになるんだ。これが大切なんだな。
漢字学習はこうやってつながっていくのか。」と思ってくれたに違いない。
参観している先生がどこの誰かは分からなかったが、
名簿を見ると、確かに今年単学年でも注文してくれた学校だなと確認できた。
そんな先生たちには伝える術がないのだけど、
今回の伊那北小の外部への案内で、少しだけでも伝えることができて良かった。
それにしても、自分の授業があるだろうに、
よくぞ都合を付けて参加してくださったと、ありがたく感謝した。
でも、十分に伝わったかなあ・・・
さらに、今回の訪問日はGWの連休にはさまれているので、急いで帰る必要もない。
欲を出して、毎年必ず単学年であっても使い続けてくれる先生に直接連絡を取った。
箕輪北小学校の5年と6年に、辰野西小学校の4年生に、単発ではあるが授業だけしに行った。
漢字カードを初めて手にする学年、前にカードを使ったことがある学年とバラバラだったが、
高学年に言いたいことは決まっている。
もし、今漢字がイヤで逃げ回っているのなら・・・あきらめてしまっているのなら・・・
「復活する方法はあるよ。ここがポイントだよ。
とにかくこの1年間カードを使って頑張ってみて!」
と言ったら、どの子も真剣に聞いてくれたなあ。
この二つの学校の採用してくれた先生は、私の話を直接聞いたことはないが、
核となる先生から伝え聞いて、こんな感じかなあと前の学校でも使ってくれていたらしい。
今の学校でもその学年が楽しそうに漢字学習をやっていたら、他の学年にも波及するかも。
その学校の他の先生も参観してくれて、なるほど~、そうだよなあ~という顔をしてくれていたからね。
この二つの学校は突然訪問だから、記録に残る写真はないが、私の中には強く印象に残った。
伊那地方の先生方、本当にありがとう!