現代医療と民間療法の違いとは?体の自然からヒモ解くナチュラル医療考! | 医者ギライ・クスリギライのための1日10分!医食同源・自然食実践ブログ

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「クスリはコワイので・・・」

安易に使ってはならないし、できれば当然、使いたくない。

そうなると、次に頼りにするのが、


“漢方や民間療法”
 

レンコン湿布やビワの葉、ガンに効くといわれるサルノコシカケ。

 

これらはよく知られた療法です。

化学合成薬はキケンだけど、民間療法なら安心安全。色んな療法や流派があるものですが、症状に対して何らかの手当を行う。

このことに変わりはないのです。

でも、それは本当に自然な対処法と言えるのでしょうか?


私たちの体にとってムリのないやり方、そう

 

「言い切れるのでしょうか?」


そこで今回は、「手当て法」について考えることで、

医者を遠ざけ、クスリを拒む。

そんな生き方のエッセンスについて考えてみたいと思います。

 




■発熱のイミとは?
カゼで熱が出る。

“高熱が出たら大変!”

特に小さなお子さんの発熱であれば、脳炎や脳症などの深刻な事態を招きかねない。

 

解熱剤は使いたくないけど、その他の手段で一刻も早く手当をしなければ!

こう思う自然派ママさんが用いようとする方法が、

「民間療法」

こういうことになるのです。

 

解熱剤などの化学合成薬は絶対にダメだけど、レンコン湿布やカラシ湿布、ビワの葉などの自然素材。

 

これらを使って発熱対策をするのだと思いますが、使えばきっと効果はあるのでしょう。

熱は下がるし、穏やかに眠れるし、深刻な事態を回避できた!

そう思って喜ぶのかも知れません。

確かに、化学合成の解熱剤のような激しい副作用は置きにくいのかも知れません。

 

でも、発熱を悪!と見て外部の力を用いて、強制的に熱を引き下げようとする。


このことに、解熱剤も民間療法も何ら違いはないわけです。

それが本当に体にとってムリがなく、自然な対処と

 

「いえるのかどうか?」

 

この問題が残るのです。


■免疫反応とは?
このブログで再三、申し上げていることですが、

発熱は

 

“体の必要”

 

があって起こる症状といえます。

カゼはウイルス性のものだといわれますが、体内に侵入したウイルスが口や鼻などの粘膜で増殖し、発症に至る。

 

こうしたものといわれているのです。

この事態に対して体はというと、体温を上げることで対抗しようとする。


私たちの体は、カゼのウィルスが熱に弱いことを熟知しているので、あえて熱を出すことでウイルスの無尽蔵な増殖。

 

これを抑えようと図るのです。

平熱のままだとウイルスは縦横無尽に増殖してしまうのですが、熱を発することで相手の自由な行動に制限をかけようとしている。

この反応こそが免疫力、自然治癒力になるというわけです。


こうした免疫力の発動を、ビワの葉やレンコン湿布などの外部の力で弱めてしまうこ自体に

 

「問題はないのか?」

化学合成された解熱剤であろうと、レンコン湿布であろうと、免疫力の発動にストップをかけていることに変わりはない。

手段は違えど、やってることは全く同じ。

こういうことになるのです。

 




■余計な手出し!?

カゼの発熱は、体温を管理する脳の体温中枢が、

“40℃まで上げる!”

こう決めているからこそ、40度の高熱が出るわけです。

そこに何らかの対処をしてしまえば、熱は設定温度の40℃まで上がり切ることができなくなってしまう。

解熱剤だろうと、レンコンだろうと、薬効のある間は確かに熱は下がっていく。

でも、薬効が薄れてくれば、体温中枢は40℃まで上げる!と決めているので、再び熱が上昇していく。

これが、「カゼが長引く・ぶり返す」仕組みになるというわけです。

体の自然に任せれば、体温中枢の設定した40℃まで上がり切った段階で、閉じていた毛穴が開き、

 

“ドワッと汗”

 

が流れ出てくる。汗が出るのをサインに熱は下がり出して、平熱へと戻っていく。

その間、48時間~54時間と医学では解説されますが、余計な手出しを行うことで、発熱症状を長引かせてしまうのです。

白血球は私たちを菌や異物の侵入から守ってくれるありがたい免疫部隊なのですが、


齋藤真嗣医師によると、白血球の精度は

 

体温が1℃下がれば30%低下し、逆に1℃上がれば精度が500~600倍に跳ね上がると指摘しています。

熱の上昇に応じて、リンパ球などの活動が活発になっていく。それに比例して、ウィルスを駆逐するための戦闘能力が上昇していく。

 

こうして体内の異物や老廃物などが次々に解毒されていき、排出されていくことになる。

外部からの力で、無理やり熱を下げてしまうことは、免疫力の発動を

「止めてしまう」

このことを意味しているのです。

化学合成薬だからダメで、レンコンやビワの葉だから良い。

そのようにはならないわけなのです。

新潟大学名誉教授の故・安保徹氏が、

「体を鍛えるのは運動、免疫力を鍛えるのはカゼを引くこと」

そう指摘する理由は、発熱による体温上昇こそが体の防衛力・浄化力を高める絶好の機会だからと架設されています。

 

体の為すがままにさせることが大事。そして体の精度を整えておくために、普段から衣食住の生活環境をできるだけ自然に整える。

 

この2つの必要があると思うのです。

 




■普段の努力!
下痢にしても同じです。

何か悪いものを食べて体外に排出しようと、わざわざ下痢を起こしているのに、

 

「下痢止め剤」

 

で症状を止めてしまえば、悪いものは体に残ったままになります。

またアトピーでステロイド剤を使いたくないからといって、

“自分の尿”

を患部に塗り込む民間療法もあるようですが、これもあまりに一面的な方法ではないかと感じています。

尿の中のアンモニアが患部の炎症を抑えるというのですが、尿にはそれ以外にさまざまなものが含まれています。

体の中の異物や老廃物もさまざま含まれているのが尿。

 

それを炎症箇所に塗り込んでしまえば、せっかく排出したものを再度、皮膚から戻してしまう結果になってしまいます。

ニオイも当然あるものなので、症状の苦しみに加えて、嗅覚からの負担までをも強いることになってしまう。

症状を悪いものと考え

「敵視!」

してしまうと、こうしたあたかも自然派のような危うい療法。これらにつかまりやすくなってしまうのです。

熱が出たら、ジタバタせずに体のことは体に任せる。

 

そして普段から、できるだけ人工の化学物質を遠ざけ、衣食住の生活環境をなるべく自然に整えておく。

日頃から充分にケアしているから、自分は大丈夫。

こうした自信と安心とを持って、症状と向き合うことができるのです。

でも、カゼやインフルで脳炎や脳症を引き起こすって聞いたけど、それに対しては

 

“どうなのよ?”

そう思われるかもしれませんが、脳炎も脳症も脳膜炎もカゼとは無関係な症状と説明されています。

すでに脳炎や脳症にかかっていて、カゼをきっかけに症状が表面化するだけ。

 

医学ではこのように解説されているのです。

カゼの熱が脳炎などを起こしてしまう、直接の原因ではないということです。
※参考

 『イノチ短しカゼひけ乙女・健康と美容のためのナチュラル医療・発熱学【冬編】

 

 

■殺傷方法の違い

有機農業においても、化学合成農薬はダメだけど、

 

「漢方系農薬」

 

ならば自然のものだから安全。このように考えられているフシがあります。

 

そのことから木酢液、竹酢液、ニームなどの漢方系農薬が使われているのですが・・・。

 

でも化学合成だろうと、自然のものだろうと、使えば虫や菌が死ぬ。

 

このことに変わりはないのです。

 

物騒な話になりますが、拳銃で殺すか?麻縄で絞め殺すか?

 

その違いに過ぎないので、分けて考えること事態にムリがある。こうしたもののではないかと思っているのです。

 

虫や菌が発生しない。そんな

 

“環境作り・土作り・タネ作り”

 

そして風通しの良い農園作りが必要ではないかと思う次第です。

 

何ごともそうですが、良い悪いでモノゴトをジャッジするのではなく、自然か?不自然か?で判断することが大切。

 

私はそのように思うのですが、あなたはどのように思われるでしょうか?

 

 

■参考文献

 

 

 

無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト

 

 

自然食業界キャリア15年のOBが綴る

無投薬・無医療の生き方マガジン!

 

 

 

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