「個人の自由の制限」
憲法上、決して許されない事がらになります。
でも、NHKが昨年末に実施したアンケートによると、新型コロナの対応の場合、86%のもの人々が
個人の自由の制限が
“許される”
と回答しているとのこと。“許されない”と答えたのはわずか12%。
日本国憲法において個人の自由は、「公共の福祉に反しない限り」といった留保条件で認められています。
新コロ対応はその公共の福祉の範囲内というわけです。
※参考:『新型コロナ対策のための個人の自由制限 日本人の大多数が容認』
でも、政府の高官やお役所などは新コロについて、“カゼのようなもの”と述べています。
毎年のインフルエンザに比べれば、明らかに弱毒性で感染者数も重症者数も、死者数も、いずれも軒並み低い水準のまま。
その程度のことに、どうして個人の自由の制限が認められてしまうのか?
甚だ疑問といわねばならないのです。
これは衰退しつつあるとはいえ、現代の思想統制の最強兵器・テレビの影響。
それ以外の何者でもないと思う次第です。
とはいえ、多くの人がテレビを見ていることも事実なので、あまりそれを言ったところで仕方がない。
テレビを見ない、もしくは信用しない。その上でなるべく自然でムリのない毎日を送っていきたい私たちは、
こんな時だからこそ
「歴史に学ぶ」
この必要があるのではないかと思うのです。
以前も何度かお伝えしていることではありますが、今回は、
感染症の原因を「過去の事例」に学ぶことで、
医者を遠ざけ、クスリを拒む。
そんな生き方のヒントについて述べてみます。
■大惨事の原因は?
コロナ騒動を含めて、私たちがウイルス感染を恐れる理由は、
「スペイン風邪」
の事例があるからなのでしょう。
世界人口の約3割に当たる、6億人が感染し、死者総数は4000万~5000万人。
膨大な数の犠牲を生み出したのです。
第一次大戦中に起きた“アメリカ発症”といわれる風邪で、米軍の欧州への進軍により、世界に蔓延したといわれます。
アメリカ発症のカゼなのに、どうして“スペイン風邪?”
そう思われるかもしれませんが、流行した時期が1918年~1919年と第一次世界大戦の最中。
各国ともに検閲体制が厳しくなり、感染や発症の状況は士気に関わるとして、報道規制が敷かれていました。
その中で、大戦に参加していなかったスペインでは報道規制が行われず、自由に報道することができた。
情報発信源がスペインだったことに因んで、スペイン風邪と呼ぶようになったのです。
感染源となったアメリカにおいては、若者の1割が死亡するという大惨事になったのですが、
特に死亡率が高かったのが、“兵隊”。米軍の多くの兵士が犠牲になったのです。
なぜ、米軍での被害が大きかったのか?理由を辿ると行き着くのが、
「アスピリン」
当時の米軍では、中毒量に近いくらいのアスピリンが使用されていたのです。
■驚愕の服用量!
アスピリンといえば解熱鎮痛剤。
熱を下げたり、体の炎症を抑えたり、頭痛薬としても使用されています。
でも、これをインフルエンザなどのウイルス感染症に使ってしまうと、脳や肝臓に障害をもたらしてしまう。
死亡率の高い
“ライ症候群”
を発症してしまうことが後に判明したのです。
当時の病理医による死亡解剖においては、カゼが原因で引き起こされる肺炎の所見が見当たらず、ライ症候群による
「臓器障害」
の所見が記されていると、『医療ビジネスの闇』(学習研究社刊)の中で崎谷博征氏は指摘しています。
アスピリンの乱用こそがパンデミックの直接の原因。
このように考えることができるというのです。
ライ症候群とは細胞内のミトコンドリアに変調を起こしてしまう症状と説明されます。
細胞のミトコンドリアが特に多い脳や肝臓。これらに重い障害をもたらす致死性の高い症候群と崎谷氏は解説しています。
国際金融資本を母体に誕生した製薬会社のバイエル社がちょうどこの頃に新薬としてアスピリンを開発。
「カゼに効く!」
「インフルに効く!」
とメディアを使って大々的に宣伝していたことが分かっているのです。
宣伝の裏側ではクスリを使わない治療法をシラミ潰しで迫害したと崎谷氏は指摘しています。
驚くべきはそのアスピリンの1日当たりの服用量。1錠325㎎のアスピリンをなんと
“25錠!”
も服用するようにと、アメリカ医師会が推奨していた事実があるのです。
1日25錠のアスピリンの服用は、現在の服用上限の81倍・・・。
大量の死者が出た理由は、解熱鎮痛剤の大量投与によりライ症候群を発症したこと。
ウイルスがコワイのではなく、怖いのはクスリ。
このことが分かっているのです。
明らかな事実であるにも関わらず、今回を含めた感染症の拡大に際して、ほとんど触れられることがありません。
発熱をキケンと即座に判断して、解熱剤で強引に引き下げてしまう。それはハイリスクな結果を招きやすくしてしまう。
クスリで熱を下げる行為はあまりに危険というわけです。
『ガン治療の95%は間違い』(幻冬舎刊)の中で、近藤誠医師は、
「スペイン風邪事件は、インフルエンザで恐ろしいのはクスリであることの証拠なのに、医者たちがクスリやワクチンが必要だとすり替えているのです」
と指摘するのです。
■比較で分かる!
スペイン風邪の流行は今から100年前の出来事なので、しっかりした調査の記録はあまり残されていません。
それでも少数の根拠となるデータを、浜六郎医師は『治療と診断』の中でピックアップして紹介しています。
スペイン風邪の流行時には、高熱を下げる目的で解熱剤の
「アスピリンの使用が奨励された」
こう前置きした上で、一般市民のスペイン風邪の治療でアスピリン不使用者の死亡者数は、
575人中で死亡者1人(0.17%)
アスピリンが治療に使われた大学病院においては、
294人中で死亡者15人(5.1%)
他のデータでは、
アスピリン使用者死亡率 :30%
アスピリン不使用者死亡率: 1.05%
また軍隊においては、
アスピリン使用者死亡率 :20%
アスピリン不使用の死亡率: 3%未満
このようなデータが残っているのです。
スペイン風邪の流行に際して、アスピリンを治療薬として奨励していなければ、死亡率をどこまで引き下げることができたか?
おそらく多くの命を救えたことでしょう。
数多くの犠牲を経て、残された貴重なデータについて、国もマスコミも一切触れようとしない。
むしろ使用を積極的に進めようとしているのが今の現状・・・。
今回のコロナウイルス騒動に際しても、国や医者が言うことを決して鵜呑みにしてはならないというわけです。
■発熱と健康
自然治癒力は『免疫力』ともいわれますが、それは体温との関係でよく指摘されます。
免疫力は体温が1℃下がれば、
「20~30%」
低下するといわれます。
反対に体温が1℃上がれば免疫力は
“500~600倍”
に引き上がることもいわれています。
熱が出ることの意味は免疫力を最大化している、このことを意味しているのです。
高熱が出ることの意味は、体を守ることとイコールの現象。
私たちは発熱を決して敵視してはならない。熱をクスリで下げる行為は、身を滅ぼすことへと繋がってしまう。
症状は確かにコワイものだけど、クスリはもっとコワイ。
決して安易に使ってはならないものだと思うのですが、あなたはいかが思われますか?
アメリカワシントンポスト紙によると、米国内での死亡原因の第三位は、
「過剰な医療行為」
になっています。
中でも、クスリの副作用死は病院内で、年間10万6000人。
病院外で、年間19万9000人。
にも上ると試算されているのです。
※参考:『過剰医療と患者の尊厳・たった一度の人生を自然に生き切るために』
アメリカ以上に医療やクスリへの依存度の高い私たちの国。
世界一のクスリ使用国であることを思えば、これ以上の被害が出ていることは容易に想定されるのです。
コロナが大騒ぎとなる中、大切な自分や家族を守るために、この点をしっかり考えておく必要を思います。
■参考文献
・『診断と治療 新型インフルエンザでパンデミックは起きるか』
■無肥料無農薬米・自然栽培と天然菌の味噌・発酵食品の通販&店舗リスト
■自然食業界キャリア15年のOBが綴る