暖かな日が続き、 桜の木が柔らかな色に見えます。
もう花の準備が整ってきたようです。
バレンタインデーの頃には20度超え と言われています。幸せなカップルたちのチョコレート、
溶けてしまうかもしれませんね。
小澤征爾さんの訃報に接し、60年前の古いことを思い出しました。
小澤征爾さんが26歳の頃 書いた 「ボクの音楽 武者修行 」(1962)という本を読んだのは、友達とビートルズやローリングストーンズに熱中した1963年頃のことです 。ギターを背負って 日の丸を描いたオートバイでヨーロッパの田舎道を走り、様々なコンクールに挑戦していく姿は、とても格好良く見え、日本人でもやればできるという勇気と希望を持たせてくれました 。音楽のため,指揮のためなら何でもするという、 そのガムシャラな純粋さに惹かれ、 その努力に勇気をもらいました。この本は当時、愛を込めて何度も読み返しました。
私は、小学校からピアノを習わせてもらったのに練習に身が入らず、中学・高校で、マンドリンクラブに入ったけれど 合奏が下手。 伴奏のギターに回ったけれどコードがぱっと押さえられず 、ドラムも かじってみたけれど 音感がなく、、、音楽には全く 素養がないことを悟りました 。
それで 憧れの小沢さんのあとは追えないと納得し、勇敢な素敵な理想の男性像として 、ずーっと心に仕舞いました。
今、 さびしさはありますが、60年たっても変わらないあこがれが残っています。
その音楽はもちろん、彼の人生、生き方の足跡は消えず、歴史に刻まれ長く人に感動を与えることは続きます。ネットで色々な記事を読みました。 世界中の方の心を動かす 生き方 、その純粋さを、現代日本人として見習いたいところです。
今の政治家や政財界のように 汚いことばかりで浮名を挙げないで、
彼のように、正直で純粋で勤勉であれば、日本人は世界で十分 尊重される国民であろうと思います。