硯が欠ける | みやざき紫州の書道教室in西宮

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書道教室の様子や書の豆知識をお伝えします

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当教室は

墨も磨りますので

今流行のセラミック硯やプラスチック硯のような

軽量硯と言われるものは使用していません。


そのため

硯も天然石使用


教室では、

在庫として

硯をまとめ購入するのですが、

その中の1つに不良品が混ざっていたようで

生徒さんに買って頂いた硯の縁の部分が

お道具出して置いたらポロリと欠けました。


その前に

私が

硯面を使用出来るように

お手入れしていたのですが

その時は欠けず

お渡ししてから…😢


硯を洗っている時

その欠けた周辺に少し小さい傷はあるなと思ってましたが、

まさか欠ける程の傷物だったとは…


最近の硯

キレイに見せる為

硯の上に蝋が塗られてる事が多く

全て美しく光って見えるので

お手入れするまで

パッと見るだけではよくわかりません。


学童部の使用する硯は

硯ランクで言えば最下位ですので

少しばかりの傷は常時です。

少しの傷を気にしていたら

何も使用できない感じ


少し前までは

そんなことなかったのですが、

蝋が硯に塗られるようになってから

商品悪くなりました。

隠すためにしているのではと密かに思ってます😂



硯を磨き

初めてそこで

傷があらわになり

傷んでるなとわかります。



子どもたちの使用する硯は中国産の中でも安価なものなので仕方ありませんが…

あまりひどいと

お譲りすることもできません。

教室の損失になりますので、

蝋がけして

傷隠し、勘弁してほしいです😭


と書いても傷は治らないんですが。



さて、その傷硯

どうしたかと…


修理しました。



しかし、もう売り物にはなりません。

教室の貸出用硯として活躍していただきます。

生徒さんの手元にはいけませんが

現役として頑張ってもらいます。

何度か使用すると

墨が入って強度が増すはずです。


以前にもおなじようなことを経験しているので

外れなくなるはずです。

頑張れ硯!