箕輪町は、愛知県幸田町と災害時における相互応援協定を締結しています。
先日、協定締結10周年記念式典がオンラインで行われました。
幸田町は、東日本大震災の発生以降、大規模災害を想定すると、同じ災害で被災しない地域同士で相互の支援体制を整えることが効果的として全国各地と協定を締結しています。
箕輪町とは、その協定第1号です。
町と幸田町は以前に中学生同士の交流が行われた縁で協定に至ったものです。
他には、岩手県平泉町、同住田町、東京都立川市と締結し、その後も石川県内灘町、奈良県安堵町、長崎県島原市とも協定を締結しています。
今回は、締結後10年が経過した4市町村との間で記念式典が行われました。
式典では、各市町村の取り組みなどが報告され、10年を機に更なる連携の取り組みが確認されました。
幸田町の成瀬敦町長からは、
「幸田町は、昨年は線状降水帯による豪雨を経験をしたこと、
南海トラフの確率も高いこと、
どうやって手を結んでいくか考えたい、
単独の自治体では復興は難しい、
いざという時に応援に駆け付ける共助の体制づくりを進めていきたい、
更に交流が深まるように。」などと、お話がありました。
箕輪町としては、
幸田町との応援協定は大変心強いこと、
しっかりとした防災協定とするためにも、日頃からの交流、連携を大事にしていきたいと思います。
各市町村の取り組みを聞く中では、
平泉町の文化財の防災訓練、住田町の木造仮設住宅の期限後の活用策、立川市のタクシーによる避難行動要支援者の移送などの事例が参考になりました。


