もう人生で何百回目かの正念場だから | 白クマの妻は今

白クマの妻は今

外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

色々な意味で発狂してしまわないように

がんばっているクマ妻です。

 

公私めちゃくちゃ。わはは。

 

仕事も早朝から深夜まで「ぎ・う・ぎ・う」なのに、

母、クマ姑の特別養護老人ホーム入居の準備と

ご本人さまの身体&精神のケアと私自身の引っ越し計画とが

巨大な雪だるまになってます。

 

溶けて流れたらすべてぱあですぜ。<?

 

日曜の夜から下痢失禁さわぎで手のつけられないような

精神状態になっていたクマ姑でしたが、

火曜日には下痢がおさまってきたからでしょう、

かなり態度と発言が軟化してほっとしております。

 

特養への引っ越しに関しても「ぽや~」っとした感じで、

特に良くも悪くも発言がありません。

 

もうどうでも良いのか?

いや、ほとんど覚えてなくて理解できてない方に1500点。

 

本当に、とことんボケちゃったんだなあと、

あらためてしみじみと悲しい気持ちになっています。

 

私の大事なお母さんは、もうどこにもいないんだなあ。

 

母との1年2ヶ月と3日の同居生活の意味って

なんだったんだろう。

 

恐ろしく大きな犠牲の元に実行した私の計画が

こんな最後を迎えることになるとは。

 

それは意味のない自問であるとわかっていても、

ついつい考えてしまう。

 

しかし、この計画はまだ終わっていない。

 

母はもうこれで、この先1年なのか10年なのか

わからないけれど、特養でお亡くなりになるのだろう。

 

情けないしかわいそうだが、

彼女の人生はもう終わったに等しい。

 

しかし、私の人生は終わっていない。

 

母が生きている間、私は東京から離れられないし

離れる予定もない。

 

そうしている間に私の引退計画も目前となるだろう。

 

母という言い訳で日本に帰ってきた、帰ってこられた、

という事実は巨大だ。

 

一昨日、別件で連絡を取ることになった上司の上司に

ついでで今回の引っ越しの件を報告すると

「シアトルに帰ってくるのか?」と聞かれた。

 

「いえ。母が存命の間は帰れないルールです」

と、とりあえず答えておいた。

 

今の所、私はもう永住としてシアトルに帰る気がない。

 

そして、己の年齢を鑑みても、片手で数えられる

年数以上に今の会社に勤める気もない。

 

このお偉いさんがどういう意味があって、どういう考えで、

帰ってくるのかと聞いたのかはわからない。

 

帰ってきてほしいと思ってくれているのか、

逆に帰ってこられても困ると思われているのか、

私にはわからないし、今はあまりわかりたくもない。

(帰ってこないならクビ、という話も想像できる)

 

未来は誰にも見えないし、見えなくていい。

 

母が私より先に死ぬという確証もない。

心臓が苦しくなる度にそう思う。

 

新居に引っ越したら、循環器内科を探そう。