虎ノ門ヒルズ駅と東銀座駅 | 白クマの妻は今

白クマの妻は今

外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

1枚だけしかもらわなかった年賀状で、

末等の切手シートが当たった。

 

非常にレアなことだと思い嬉しかったのだが、

ふと考えたらこんなことで今年の運を使い果たして

しまったような気分になって軽く意気消沈中。

こういうところが貧乏性 x 小心者。

 

先日このブログでも書いた通り、

長く米国に帰らずに(帰れずに、が正しい)

永住権を確保し続けるための再入国許可証というものを

赤坂の米国大使館に出向いて受け取ることができた。

 

遠い昔にこれをいただいた時代には

パスポートへのスタンプとシールのような

ものだった記憶があるのだが、

今回いただいたのはパスポートと同じサイズの

がっちりとした冊子で、つまりパスポートが2冊に

なったような感じである。

 

カバーは緑色で、パスポートと同じように写真や情報が

ビニールコートしたページに印刷してある。

 

あ~、旅行の時のかばんに荷物が増えたわ~。

鬱陶しいわ~~~。

 

期限は来年の12月までで、これは有難い。

 

その頃に私の生活環境がどうなっているのかは

本当の謎だけれど。

 

その頃って58歳よ。

本物のアラ還だわ。

 

でも、それまでにちゃんと

シアトルに里帰りはしたいわ。

本社で上司や同僚にも会いたいわ。

 

とにかくこのために私は初めて

虎ノ門ヒルズなる駅に向かった。

 

先日子グマ兄が滞在中に、京急線はいかに便利であるか

と白熱して力説して帰ったのだが、本当に乗換えなしで

東銀座に着いたのは驚きだった。

 

大鳥居駅のそばに住んで1年以上になるのに、

ほとんど出歩いたことがなく、都心方面は特に不案内。

ましてや虎ノ門ヒルズなどという駅の名も

聞いた覚えがなかった。

 

いつできたんだ、こんな駅?

 

それは東銀座駅も同じことで、新しい歌舞伎座ができて

10年というのに、行ったことがなかった。

 

子グマ兄が京急線を気に入ったのは良かったが、

彼が親しんでいたのは以前住んでいた都営新宿線であり、

あれは確かにあまり便利とは言えないかもしれないが、

クマ社のあった秋葉原に行くのは便利だったのだ。

 

懐かしく感じた米国大使館は一歩入ればトイレ以外に

変わった感じはなかったが、外が大変だった。

 

何が理由かテロ警戒中とやらで、

横断歩道を渡る前から警備員に呼び止められ、

どこに行くのか、理由は何かと問われた。

 

こんなチビデブおばちゃんがテロリストだったら

ちょっと驚くよねえ。

 

また、虎ノ門ヒルズ駅にはまいった。

 

出口案内に従って改札を出たは良いが、

そこから先が謎で、途方もなくおしゃれなビルの

エスカレーターをきょろきょろしまくりながら上がった。

 

もう完全にど田舎から出てきたお上りさん。

 

大体、プラットホームにあった地図を凝視して呆れた。

何なのこのヒルズ祭りは?

 

私が日本を離れた時はヒルズと言えば六本木で、

表参道ヒルズも出来てはいたが、ほとんど行ったことが

なかったし、そこへこの虎ノ門ヒルズ。

 

森ビルって秋元康と繋がってでもいるのだろうか?

何がそんなに坂好きにさせるのか?謎だ。

 

思っていたよりもスムーズに許可証がもらえて

気持ちよくとんぼ返りとなったのだが、

東銀座で乗り換える際に、駅が歌舞伎座に直結していて

見事なお土産売り場が目の前にあることに驚き、

20分ばかりふらふらと、とても楽しく見て回った。

 

クマ姑のお土産にお団子と切腹最中を買い

喜ばせることができたのだが、そこはそれ認知症患者の

狂いっぷりが素晴らしく、赤穂浪士の忠臣蔵がいかに

「自分の時代のこと」だからとはじまって驚かされた。

 

「え?なに?最中を作ってるお店の話?」

 

「そうじゃなくて松の廊下よ。あれは昭和何年?」

 

「は。いやいやいやいや。昭和じゃなくて元禄だから」

 

アナタは江戸時代の人じゃないから。

何百歳だよ、アナタ・・・。

 

最中作ってるお店だって創業大正元年って書いてあったし。

(新正堂の正は大正の正らしい)