再入国許可キターーー! | 白クマの妻は今

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外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

話は2022年の8月に遡る。

 

シアトルから東京に転勤の話がまとまり、

引越しの準備を始めるに当たり、とても重要な項目のひとつが

米国移民局への再入国許可の申請だった。

 

申請書を提出し、受理されたという知らせが来たのが

9月のことだったのだが、その時点ですでにこれは

尋常でない時間がかかることであるとわかっていた。

 

元々移民局の対応はお世辞にも早いとは言えないところ、

時はコロナ禍ですべてが滞っているというのは

在米ガイジン仲間の間では有名な話だった。

 

1ヶ月の予定なら3ヶ月、

3ヶ月の予定なら9ヶ月、

半年かかるかもしれないと言われていたら

2年くらいはかかるだろうと言われていた。

 

そしてそれは本当だった。

 

申請が許可されたのかどうかわからぬまま、

延々と時は過ぎ、不安は募った。

 

私は米国人である白クマと結婚して今年で35年になり、

米国の永住権というものをいただいているわけだが、

これは恒久的にアメリカに住むことを基礎としていて、

半年以上続けて国外に出ていると空港の入国管理で

ぐちぐち言われたり、別室に引っ張っていかれたり、

ひどいと永住権を取り上げられてしまう。

 

過去において私は幾度となく嫌な経験もしており、

日本滞在が長くなった時にはぷち切れて

「じゃあ良いです、もうコレいりません、返します!」

とグリーンカードを空港で突っ返して仰天された。

 

しかし、結婚の事実に嘘はないので、

その後またアメリカに息子二人も連れて引っ越す

となった時には、お金も時間もかかったが問題なく再度、

永住権をもらい直すことができた。

 

正直に言って今回また永住権を失ったら

3度目があるのかどうかまったくわからない。

 

そんなわけで、長期に渡り、事情があってアメリカに

帰れない時の保証としてこの再入国許可なるものを

申請したわけだ。

 

結局、2023年は紆余曲折がありすぎて、

半年どころか丸1年以上、一度も帰れずに過ぎ去った。

 

その間、米国移民局のウェブサイトなどで

私の申請の進み具合をチェックしていたのだが、

いつの段階であったか、2022年の9月の申請であったら、

2024年の6月までは問い合わせもするなという指示があった。

 

なんということだ。

 

もしもその前にアメリカに帰ることがあり、

入国管理で止められたら私は何と反論すれば良いのか?

再入国許可の申請書と受理されたという書面のコピーを

必ず持って出かけねばと思っていた。

 

それが、昨年のクリスマス直前に許可されたという

書類がシアトルの白クマの元に届いたという連絡があった。

 

実に1年4ヶ月か・・・見事だ。

 

そして、こういう場合に許可されるのは

どのくらいの期間なのかという不安も解消された。

 

つまり、申請時から起算して1年の許可などと言われたら

それはもうとうの昔に過ぎていることになるではないか。

 

流石にそこは理論的に正しく判断されているようで、

許可は承認日(つまり2023年の12月)から起算して

2年となっていた。

 

ほっ!!!!!

 

さて、そこからが更なる壁で、この話はそこで終わらない。

 

今度はその書類に記載されている番号を元に

在日米国大使館のウェブサイトに行き、

当該のページに私の番号が掲載されるのを待つのだ。

 

年末年始ということもあったのだろう、

それはつい先週まで掲載されなかった。

 

そして今度はそれをもって大使館に実際の許可証を

いただきに行く予約を取らねばならない。

これもまた、非常に胸糞悪くなるほど面倒極まりない

システムとなっていた。

 

お役所って・・・。

 

あともう少し、あともうほんの少しで、

私の在米許可は2025年の末まで保証される。はず。

 

もちろんそれまでには、

シアトルに里帰りがしたいと願っている。