(昨日からのつづきです)
施設の部屋や設備の見学と説明があり、
入居のルールや対応の詳細説明があった。
以前にも有料ではあったけれど老人ホームでの滞在経験が
3年もあったので驚くような違いはあまりなかった。
たくさんの書類を渡され、特に面倒そうなのは医療関連で、
それらを提出すると施設側であらためて検討審議となり、
それで受け入れられると判断されて初めて彼らの本当の
待機リストに載ることになり、空室が出次第、
待機者に声がかかるらしい。
だけれども、我が家は要介護3なので、要介護4や5、
同じく3の中でも更にニーズが高いと判断された
方から先に呼ばれる、と。
そういうシステムなので、書類審査の通過から起算して
どんなに早くても2ヶ月、平均でも大体3ヶ月待ちだそうだ。
「過去の事例として一番長く待ったケースは
どのくらいでしたか?」 <クマ妻
「1年でしたね」 <イケメン相談員(マスク着用だが)
ふ。
ふふふふふ。
ぜんっっっっっっっっっっっっっぜん、まだまだじゃん。
まあ、平均3ヶ月という言葉に希望を見出すとすれば、
今年の夏前くらいには何とかなる可能性も高いと
思うしかないな。
正直に言ってこのシステムには謎が多いと思った。
「ということは、こちらに書類を提出して受理された場合、
待機期間がどれくらいなるかは未定なわけで、
今回キャンセル扱いになった、私が他に応募した
6施設の方が実際は早く待機順が回ってきていたはず
ということもあり得るわけですね?」
「その通りですが、大田区はこういうシステムです。
私は他区での経験がありますが、そちらでは違ってました」
どえーーー。
しっかりしろよ大田区。
変だよ、これ。
全然フェアじゃないじゃん。
でも私は今、大田区民なのでもうどうしようもない。
実際に入居できる時が来た場合、この施設では
月額費用が8~9万円になるであろうという試算もできた。
介護保険負担限度額認定証の第二段階で、だ。
期待していたより少々高いと思ったが、
以前3年間も世話になっていた私立の老人ホームに比べたら
半額以下なので文句はない。
なんとかする。
しかし、こうわかってみると本当に自分で自分に呆れた。
何となれば今月末とか来月初めに入居引っ越しとなると
勘違いしまくっていたので、ありとあらゆることを
心配していた。
それこそ冷凍庫の買い置き食から
買い貯めたおやつ類まで心配していた。
(どうやって消費するのだ?私は食べないぞ)
不幸中の幸いであったのは、慌てて連絡したのが
白クマ&子グマ兄弟と姉、医療介護関係者、
その他はシルビー!だけだったことだ。
本当は他の友人達にも会社の上司にも、
はたまたご近所の魚屋さんや八百屋さんにも
ことの次第を報告しておくかと思ったのだが
「いやまだ早いか」と思いとどまったのだ。
セーーーフ。
まさにフライング。
そして焦り損。
嬉しさよりも不安が先に来ていたので
ぬか喜びとはちょっと違い、取らぬ狸の皮算用もなかったが
英語で言うところの「Emotional roller coaster
精神的ジェットコースター」という感じで
非常に心臓に悪かった。
こうわかるとそれではあの各施設から別に届いた
優先順位とは何だったのか、あれにどんな意味があったのか
が永遠の謎になりそうだ。
何にしても書類は用意せねばならず、
それには色々と面倒が生じるだろう。
とりあえずはニアミス、予行演習であったと捉えて
先々の予定を今から調べられるものは調べておこう。