リテール総合研究所「アメリカ小売業視察ツアー案内」
日本初のリッチモンド、ワシントン、ニューヨークを回る小売業視察ツアー
北の雄「ウェグマンズ」と南の雄「パブリックス」がリッチモンドでぶつかっている
「ミールソリューション型」と「コモディティ型」の戦いでもある
一緒に見に行きませんか？
興味のある方は
三重のスーパーマーケット「ぎゅうとら」に昼食を買いに行く
ぎゅーとらは三重県内に30店舗展開
年商368億円（2019年）のローカル企業
特に惣菜が強く「惣菜の原点がそこにある」と言っても過言ではない
私もずいぶん前だがお世話になった企業だ
ＣＧＣグループ
青果売場
台湾産のパイン
かの国のおかげで台湾はパインが輸出できなくなった
日本では海産物がかの国に輸出できない
日本がパインを輸入し、ホタテを台湾に輸出するという構造ができつつある
いいことだ
お刺身売場
牛肉売場
国産牛を主に販売
「国産牛肉の原産地」
産地を分かりやすく表示
名物の「伊勢うどん」
安い商品は1玉30円
1玉88円の商品も
3フェースずつ売場を確保
チルド麺売場に「やきそばカット野菜」
カステラ売場
テレビで「赤福」とコラボしたカステラがあると聞いて行ったが品揃えはなかった
惣菜売場
かつ丼と天丼
十分なボリュームだ
「鉄板焼！香ばしい味噌焼鳥重」498円
前回も紹介したが松坂のやきとりは鉄板で焼き、タレは味噌味
これは即買い
右がとり丼295円 左は焼き餃子4個160円
鳥五目おにぎり2個158円も
「山芋とろーり焼」298円
これも伊勢名物の「てこね寿司」
海老天むす 3個入り 238円
銘菓＆スイーツフェア開催中
和洋菓子売場
松坂城
松坂城は1588年、秀吉によって蒲生氏が12万国を拝領された
散策マップ
両側に櫓
雨が降って来たのでここで昼食
松坂の町並み
てこね寿司
カツオの漬け丼
色には驚くかもしれないが地元の人はこの美味しさを知っている
今度自分でもつくってみようと思う
薄くそぎ切りにするのがポイントかな
鉄板焼！香ばしい味噌焼鳥重
これも価値ある商品
絶対におすすめ
五目鳥おにぎり 158円
これも昔ながらの味で、昔の価格
ぎゅーとらの鶏ムネ唐揚げ 100ｇ178円
昔懐かしい肉屋の唐揚げ
ムネ肉の割には柔らかくフワッと揚がっている
大海老天巻き 4貫238円
海老がたっぷり入ってこの価格
牛虎飯店 特製肉ぎょうざ 4個160円
これも中華料理屋の味付け
このグレードでこの価格
近くに住んでいる人は幸せだ
このグレードと価格がお客に指示されているようだ
伊勢の「ぎゅーとら」
魚売場
地魚のお刺身盛合せ
まぐろ中トロの隣にミンククジラ刺身用
精肉売場では「黒毛和牛肩、バラ切り落とし」100ｇ398円の量り売り
おそらく精肉センターで加工されたものであろう
客が選べるようになっている
前に紹介した韓国のスーパーマーケットではMAP包装（ガス置換）された商品を店に納品して量り売り販売を行っている
余らしても保存が効く
豚バラ切り落し 100ｇ168円
若どりムネ肉 100ｇ58円
CGC商品の大陳
ＰＢ商品として戦略的な品揃え
これもCGC商品
伊勢うどんコーナー
ドライ食品の「伊勢うどん」
惣菜コーナーでは
ぎゅーとら かつ丼398円 小298円
広島お好み焼き 530円
お好み焼き 豚玉 398円
虎のとんぺい焼き 380円
鉄板メニューはぎゅうとらが一番レベルが高い
焼きそばも種類が多い
売れ筋の「鶏の唐揚げ」や「お好み焼き」「焼きそば」はSKUを広げて販売している
鉄板の全店導入はぎゅうとらが一番早かったのではないかと記憶している
トライくんセット 798円
てんこ盛りが売れることを知っている
松坂駅で連れと分かれて電車を待っていると、連れがわざわざ店まで行って商品を買って届けてくれた
ぎゅーとらコロッケ
これも名物商品
昔ながらの肉屋のコロッケと同じ味
チルドで納品されたものを揚げていると思う
パン粉は薄めでサクサクしている
油っこさもない
しっとり美味しい鶏天重
とり天のボリュームもしっかりある
柔らかく揚げてある
ぎゅーとらミンチ
串にミンチ肉を刺しパン粉付けて揚げたもの
味噌味のたれをつけている
これもロングラン商品
伊勢うどんのつゆ
伊勢甘タレ からあげ万能たれ
「惣菜の原点がここにある」と言ったが
残念ながら、お客も従業員も当たり前過ぎてそれに気づいていないと思う
外から見れば評価は高い
そのうち「ぎゅうとらの冷凍惣菜」として全国で販売されればいいなと思っている
「高品質、低価格」を実現している
この強さはマネのできない歴史の積み重ねによるもの
いい店を見させていただき
お惣菜もおいしくいただきました
ありがとうございました
またお伺いします