城取博幸のスーパーマーケット見聞録

城取博幸のスーパーマーケット見聞録

城取博幸が国内外のスーパーマーケットを回り、ヒットしそうな商品紹介を
して行きたいと思います。

韓国のスーパーマーケットは「ロッテマート」「Eマート」「ホームプラス」を視察

それに釜山は「メガマート」がある

 

東横イン釜山駅前ホテル

左は釜山駅

目に前は釜山駅

上層階から見た釜山駅

朝食会場は満席

人気のホテルだ

韓国おでん

角天とこんにゃく

角天を畳んで串に刺した韓国スタイル

白こんにゃく

水キムチ

韓国料理プレートとおかゆ、味噌汁、おでんの朝食

野菜を多めに

これはいける

ポテトサラダの中にボイルうずらのたまご

おかゆと韓国のり

健康的な朝食だ

 

釜山の「MEGA MART」

「辛ラーメン」で有名な農心が経営する24時間営業の大型でディスカウント店

売上高は5044億ウォン 営業利益は8億6100ウォン(2023年)

何年か前に見学して注視している店

チラシ

店内はワンウェイコントロール(一方通行)

24時間営業の近代亭巨大生鮮市場のようだ

ゆったりとした通路

週末は混雑するのであろう

柑橘類の箱売り

 

鮮魚売場の生アワビ

鍋セット

左はケムルのように見える

 

加工食品コーナー

アウトパックのミールキット

韓国ではもう当たり前の品揃え

 

精肉売場のスキンパックのステーキ

下段はMAP包装(ガス置換)

 

加工食品

調理済み鶏丸どりの開き

生鮮食品は真空パックの加工食品が増えている

チキンロールとミートボール

巻寿司用の巻き芯

スパムの寿司巻き芯も

漬物と魚肉練製品

基本は真空パック

キャラクター入りチーズ

 

MEGA MARTを後にして歩いて近くの昔ながらの生鮮市場へ

グリーングレープは2房12000ウォン

安いが食べてみないとわからない

これは驚き

大根の葉部分のみをトラックで販売

漬物に使うのであろう

不思議そうに我々を見ている

屋内の鮮魚市場

日本産の醤油たくあんも

市場は24時間営業の近代的ディスカウントストアに押されている感がある

 

市場を後にして近くで昼食

「銀座 りょうこ」

カツカレーの店のようだ

店内はカウンターのみ

オーダーは自動販売機

味噌汁とキムチはセルフサービス

注文をしてからバックヤードの作業を見ていると

パン粉付けのチルドとんかつを容器から取り出して油で揚げている

「冷凍ではないんだ」と日本語でいうと

「朝早くから準備しています」と日本語で言われる

丁寧な仕事をしている

 

これが「カツカレー」

豚肉は筋切りがされている

とんかつは日本のものとあまり変わらないが

カレールーはイギリスのカレールーのようにマイルド

大人から子供まで対応できるが

 

連れは「デミグラスとんかつ ダブル」

このボリューム

少しいただいて食べるとデミグラスソースもマイルドすぎて飽きる

ウースターソースがあれば味変できるのだが

オーナーにこのことを教えてあげればよかったと反省

真面目に料理を作っている店でした

 

emart

店を見て「日本もこうなる」と確信

日本のスーパーマーケットの未来を見ているようだ

emartは、1993年株式会社新世界が設立した韓国最大の大型ディスカウントストア

創業30周年 店舗数は約145店 

ベトナム、モンゴルにも出店

かつてモンゴルグランバートルを訪れた時は工事中であった

青果売場の壁側には冷凍野菜とフルーツ

キューブ型のペースト野菜

日本の「エノキ氷」のようなもの

これは日本でもいけるかも

韓国野菜の相場も高い

トマト7個入りが14500ウォン(約1600円)1個約230円、ミニトマトが10500ウォン(約1150円)

これは手が出ない

レタスが3980ウォン(約440円)、キャベツが2980ウォン(約330円)

昨年11月の相場だが日本と同じように高かった

日本も将来こうなる

白菜は2580ウォン(約280円)

キムチを漬ける時期だがこれは高い

外食が白菜キムチから水キムチ、カクテキに切り替える意味が分かる

もやしも200円越え

きのこ売場

工場野菜を拡大

 

たまごも高い

10個入りで7900ウォン(約870円)

異常な価格だ

上段に5780ウォン(約640円)の商品も

販促は大型パックに注力して、よく売れている

15個入りが特売で7980ウォン(約880円)

日本はパックを小さくする傾向があるが、韓国は逆にパックを大きくして特売

 

加工品コーナー

ここも「ミールキット」を品揃え

 

刺身売場

刺身盛り合わせ

まぐろ盛合わせ39980ウォン(約4400円)

 

精肉コーナー

透明トレーを使用

日本と同じスライス肉

発砲トレーを使用

たれ付け肉

下段の粗びきミンチ

 

生鮮売場の次は惣菜コーナー

鶏唐揚げ類

揚げ物は鶏肉がメイン

手羽先から揚げ

大型パックは14980ウォン(1650円)

チキン大型パック

弁当、丼が見当たらない

韓国ではスーパーマーケットで弁当を買わないようだ

 

チルド売場

チルドのソース

レディミール(レンジアップ)商品

セルフレジ

韓国の一人当たりの平均所得は日本を上回っているが、物価も高い

日本もインフレに向かっているため価格は高くなる

韓国のスーパーマーケットの物価は日本の未来である

庶民はスーパーマーケットから市場に移っているかもしれない

 

Homeplus express

韓国第2位の小売業

1997年、サムスン物産の流通部門として1号店開業

2015年、テスコが保有株式をMBKパートナーズに売却し、再び韓国資本となる

2025年3月4日、ソウル回生裁判所に「企業再生手続開始」を申請

 

 

韓国聯合ニュース日本語版によると

 

入口の果物の箱売り

キャベツは4990ウォン(約550円)

白菜は3490ウォン(約380円)

 

ここはかつては惣菜売場であったのでは

今はドライ食品を販売

 

購入商品

グリーングレープ3房入り20000ウォン(約2200円)

Brix15(糖度)と書かれている

日本のシャインマスカットの基準はBrix18以上

右側から試食してみる

粒は小さいが糖度はそこそこある

粒が大きくジューシーだが糖度が低い

一番左は粒が大きく糖度も高い

ホームプラスの「企業再生手続開始」はショック

日本の企業も今後再編が続くであろう

 

「Lotte mart」「MEGA MART」「Emart」「Home plus」「生鮮市場」を視察して

日本の食品小売業の先をいっているように見える

生鮮市場対策は「ミールキット」「レディミール」などミール・ソリューションに強化

精肉部門は「スキンパック」「Map包装」などに省力化、ロス対策がなされている

惣菜部門は低価格食堂のせいか、揚げ物は売れているが、弁当、丼、寿司は弱い

チルド、ドライ部門はPB商品、独自の品揃えで差別化を図っている

 

日本は少子高齢化、貧困化、物価高が進んでいる

物価高は中小小売業に対しダメージが大きい

思い切った改革がなければ生き残れない

 

最終日は有名な「豚焼肉店」

本店が満席であるため、支店に案内される

支店

メニュー

ここは豚肉がメインであるため「豚希少部位3点盛」を注文

付け合わせ

古漬け白菜漬けがおいしい

この色はたぶんウコンを使っている

自分でも漬けてみたがこの色にはならない

豚希少部位3点盛

カセットコンロを使っている

スタッフが焼いてくれる

焼けてきた

ハサミでカットしてくれた

自信があるのかスタッフは塩で食べろという

確かに匂いもなく豚の味が濃い

 

焼き牡蠣も魅力的であるたっあので注文

セリ

生のセリは味噌をつけて食べる

これは始めてだがおいしかった

これを焼く

これもスタッフが焼いてくれる

 

〆は「牡蠣ごはん」と「冷麺」

溢れるほど牡蠣が乗っかっている

韓国のりと一緒に

これは贅沢

空の器にお茶を入れて香ばしいスープに

これが韓国スタイル

 

もう一品は冷麺

スープは別

ビビン麺と冷麺の相盛り

まずビビン麺から

スープを加えて冷麺に

どれもおいしくいただきました

一人当たり約12000円以上と奮発してしまった

日本の高級焼肉だ

 

テーブルの配置が面白い

入口からガラス越しに見えるのは若い女性のみ

よく考えている

我々は2階の席

釜山の歴史探訪、スーパーマーケット、市場、グルメと楽しく過ごせた

 

ナンテンの実

 

そのほか「アワビ粥」や「焼肉」「鍋」も

 

翌日、大韓航空で金海国際空港から成田空港へ

釜山の歴史、スーパーマーケット、生鮮市場、外食といろいろ勉強になった

「日本が関係した世界史」をテーマに、次回は「百済」のあった場所を訪問したい

韓国と日本の歴史を調べるのは面白い

 

引きつづき慶州の特集です

 

広島の友人からこんな新聞記事が届いた(中国新聞)

「朝鮮通信使船 呉や福山へ」

朝鮮通信使の復元船が260年を経て瀬戸内海を運行し大阪関西万博に向かうとのこと

5月初旬に途中呉や福山に寄港することが分かった

日韓国交正常化60周年の記念行事だ

できれば呉で出迎えたい

 

慶州瞻星台(けいしゅうせんせいだい)

建造年、建造者、建造目的は不詳であるが、韓国では「新羅時代に建造された東洋最古の天文台遺跡」と言われている

説明文

こんな民族衣装を着た若者も

いいことだ

この木は

カリンのようにも見える

上野の東京博物館にも同じものがあった

Chinese Ouince

カリンのことだ

上野のカリンの木

落ちたカリン

昔はシロップ漬けにして喉の薬としていた

 

堂々と天に向かいそびえている

光が差し込んでいるようにも見える

慶州のランドマークで大国観光客が多い

この窓はどの方向を向いているのか

日が昇る方向だと東だが

よく見ると上と下とでは石の色が違う

窓から上が新しく積みなおしたように見える

一番上は井桁の形をしている

上は塞がれているのか分からない

 

友達と二人を記念撮影してくれたのでお土産を渡す

キットカットの抹茶味

「知っている」と大いに喜ばれた

いい写真だ

 

こんな古墳がいたるところに見える

新羅王朝時代の23基の墓があるという

古墳群から出土した新羅王の金冠や副葬品が11500点も国立慶州博物館に収蔵されている

よく整備されている

古いお寺

 

繁華街を過ぎて「古墳公園」へ向かう

石積の塀

公園のマップ

入り口前の行列

「CREAM FULTER」と書かれている

ここにも古墳

二山の古墳と池

土を盛り上げることで池ができる

登りたくなるが立ち入り禁止

 

天馬塚

古墳の中は博物館になっている

中は一方通行

棺と埋葬品

小石を積むことで水はけをよくしているため木簡がまだ残っている

装飾品

これは何かわからない

金細工

王冠と腰飾り

王冠には勾玉が吊るされている

金の靴と剣

これはレプリカだと思う

上野の埴輪展でも似たスパイクのついた靴が展示されていた

ガラスのグラス

勾玉

 

世界との関わり地図

対外交流

勾玉は中国(唐)を経由して朝鮮(任那)に伝わったとあるが、倭国からのほうが近い

「高句麗」「新羅」「百済」は漢字表記になっているが

「任那」の場所はハングル文字のみ

この辺が曖昧だ

ヨーロッパからシルクロードを通りガラスが伝わった

ここに

「金冠と服飾に吊り下げて飾った勾玉

硬玉の原産地である日本との交流があったとみられる」

とはっきりと書かれている

勾玉は日本からと分かったが

展示品は新羅王朝以降で「加羅」「任那」の歴史につては詳しく書かれていない

この地区は豊かであり国際都市であったことは確かだ

 

慶州駅に戻り高速鉄道で釜山に向かう

柱に十二支神の像が12か所に展示

土産物屋

日本の埴輪によく似ている

勾玉のネックレス

慶州駅のプラットホーム

 

奥に見えるのが東横イン釜山駅

最高の場所だ

市内

中央に像が見える

この裏は日本公使館

そん前には例の像が置かれている

 

夕食へ

「ケミジプ」

たこ ホルモンとエビと書かれている

この鍋が売り物

韓国の外食は単品メニューで勝負している

写真が張り付けてある

これは

「福岡市長の高島一郎さんと、釜山市長が立ち寄ってくださいました」と書かれている

おかず

ラーメンを追加

韓国のインスタントラーメンは硬いため長く煮ることになる

スタッフが頃合いをみてくれる

出来上がり

辛さは調整できるので色の割には辛くない

ホルモン、タコ、エビと野菜

最強の組み合わせだ

おいしくいただきました

ご馳走様でした

 

ホテルへ戻る途中の屋台

天ぷらの出来がいい

フライドチキン

丸ごと素揚げにしたもの

下味をつけているのか、冷凍を解凍してしているのか

水に浸けている

次回は釜山のスーパーマーケット巡り

韓国の三大スーパーマーケット「Eマート」「ロッテマート(前に紹介)」「ホームプラス」

釜山にはハイパーマーケットの「メガマート」もある

高速鉄道で釜山から慶州に向かう

目的はかつて「任那」「伽耶」があった場所

これを確認に行く

時刻表

時刻表はスマホでも調べられる

カウンターでチケットを購入

スタッフが親切に説明してくれる

ホーム

車内

電源プラグも

荷物入れは足元ではなく前の座席の後ろ

あまりゴソゴソすると前の客に迷惑をかける

慶州に近づく

 

慶州駅

2025年にAPECが開催される

 

タクシーで「慶州博物館」へ

漢字は共通

大きな釣鐘

館内

旧石器時代後期(約4~1万年前)には人類が住んでいた

土器

慶州とその周辺地域ではこの時代の住居、墓、貝塚が発掘されいる

青銅器時代(紀元前15世紀)青銅器は権威の象徴であって、一部の人だけが持つことができた

稲作が発達し、村が形成され、社会の階層化が起こりました

アヒルの花瓶

青銅の防具

これは倭国から伝わったとか

 

この勾玉の量

いろいろな石が使われている

5世紀後に倭国から伝わった

これはヒスイか

首飾り

金の王冠と腰飾り

智証王と法興王は中央集権の基礎を固め領土を四方に広げ始めた

551年には年号を「国を開く」という意味の「開国」に改め領土拡大に向けた決意を示した

天馬塚、最盛期が続く

これも金の王冠

この地域は鉄や金が採掘された

4世紀中頃、新羅は小さな国々を統合しながら古代国家としての基礎を整えていきました

また、「高句麗」「百済」「新羅」「伽耶」「倭」などの周辺国家が戦争や外交をしながら継続的に発展していった

この時期には新羅の「黄金文化時代遺産」を多数副葬し、巨大な墳丘を有した

 

*「伽耶」「倭」の名前が登場する

「任那」と「伽耶」

「任那(みまな)」「日本書紀」では「任那日本府」の記述から長く倭の拠点と認識されていた

「任那」は諸小国の総称であるが、任那は本来「金海加羅」を指す

「伽耶(かや)」は朝鮮半島中南部に興った国々の総称

慶州は古代国家「大伽耶」の中心地であった

 

発掘品

シルクロードからガラスが伝わった

「奈勿麻立千」から「智証王」までの王と王族は大きな墓を作り、死者を金と銀で華やかに飾って執り行っていました

しかし、「法興王」が「仏教」を導入してからは葬儀が簡素化され、王の墓は低い丘陵につくられるようになった

このころから墓が小さくなり副葬品も減りました

それまでは埋葬者に仕える人間を生きたまま埋めていましたが、その代わりに「土偶」を埋めるようになりました

*土偶は日本でも同じ役割を果たしている

「智証王(智証麻立干)437年~514年」は、新羅の第22代王(500年~514年)

金の仏像

顔型土器

穏やかな顔をしている

動物の顔をした土器

一番左の像に注目

ネズミとニワトリか

 

7000年前にメソポタミア シュメール文明で発掘された爬虫類の顔をした像

一番左の像に似ているように見えるが

これは宇宙人であったというのは少し飛躍しすぎるように思う

 

干支(えと)と仏教との関係は深い

インドより中国に伝わった仏教は、372年に高句麗、384年に百済と朝鮮半島に伝わった

 

日本には欽明天皇の時代(552年)、538年とも言われています

そのことから仏教は朝鮮半島から日本に伝わったのは確か

その時に十二支像も一緒に日本に伝わったのではないか

 

聖徳太子(574~622年)古墳時代から飛鳥時代

任那が新羅に征服された年は562年 太子12歳の時

新羅に責められた時、任那の人々は朝鮮国内、日本に避難した可能性がある

 

聖徳太子が建立した奈良県法隆寺(607年創建 太子33歳)の涅槃像(ねはんぞう)の中にも

3体が動物の顔をした像があるという

私はまだ確認していないが

聖徳太子は朝鮮との関わりが深かったように考えられる

 

大きな十二支像

これは猿か

展示は新羅の時代のものが多くそれ以前の資料は少ない

十分な時間がなく日本と慶州との関わりを調べることができなかった

 

露天商の焼き栗

ほくほく

これは蚕のさなぎ

信州でも食べられている

匂いがきついため私は食べたことがない

 

宮殿跡

時間がなくパスする

 

古墳が見えてきた

円錐の丘が

日本のような前方後円墳には見えない

土砂を積んでできた池

登ってみる

頂上からの景色

この池が灌漑用水にもなったようだ

脇道を進む

昔の灌漑施設

4~5世紀には田を潤すための大規模な灌漑施設があった

石垣が発掘されている

こんな複雑な構造も

これは勉強になる

日本の本格的な水稲は4~5世紀ころ「弓月の君(秦氏)」によって百済を経由して伝えられた

 

さらに進んむと謎の石造りの建物が見えてくる

これは次回レポートします

昼食のレストランを探す

鍋のような料理

メニューはこれだけ

店内は満席

喉を潤す

アルコール分が低いため飲みやすい

水キムチ

なぜか鉄板卵焼きが登場

どう食べるのか

謎の赤い鍋が登場

辛そうに見えるが辛さはリクエストできる

骨がついた肉が見える

豚スペアリブだ

よく煮てあるため骨からすぐに剥がれる

オンザライスで

卵焼きもここで載せる

スペアリブともやし、トッポギが主な具材だが、体が温まりおいしい

残った骨

次回も慶州をレポートします