斉藤利三の墓・会津藩士墓地!!! | 新・ぷにゅたの城跡フェチ in主に西日本

新・ぷにゅたの城跡フェチ in主に西日本

車を持たないぷにゅた。ほぼ公共交通機関のみで行く、城・城跡・戦場・墓などをご紹介。

京都で用事を済ませ、今回はそのついでの散歩走る人であります。

↓金戒光明寺の脇道
金戒光明寺の脇道
場所は丸太町通りを聖護院(しょうごいん)より東、岡崎神社の北である。

↓金戒光明寺_山門見えた
金戒光明寺_山門見えた
全く予備知識無しで来たのだか、さすがに立派な山門は目についたおねがい

1400年頃の築と考えられ、応仁の乱で焼失メラメラ。1860年(万延元)再建された。

↓金戒光明寺_山門
金戒光明寺_山門
屋根が二層、二階に望楼を持つ巨大な高麗門。楼上には釈迦三尊像、十六羅漢像が安置され天井には蟠龍図龍が描かれている。「浄土真宗最初門」の額は後小松天皇の勅額。

公開しているかどうか知らんが、全て見逃したショボーン

↓金戒光明寺_境内案内図
金戒光明寺_境内案内図

金戒光明寺は、こんかいこうみょうじ、と読む。「くろ谷さん」という愛称でも呼ばれている。


なんでも1175年、法然上人が創建したとか(上人が初めて草庵を結んだ地であり、弟子達が整備した)。


↓三重塔
三重塔
正確には文殊塔といい、1633年に徳川秀忠公菩提のために建てられた。重要文化財キラキラ

中にはさらに古い時代の運慶作と伝わる文殊菩薩像、脇侍像を安置している。

↓会津藩殉難者墓地
会津藩殉難者墓地
文殊塔への階段を上がって左に折れ、少し進むと会津藩殉難者墓地の案内があるので、すーぐ分かったよー。

↓松平容保公像
松平容保公像
2019年建立された、松平容保公像
会津藩士墓地内にある。

↓松平容保公像2
松平容保公像2
松平容保(かたもり)は、幕末ファンにはお馴染み、会津藩の殿様。幕政に参与し、京都守護職をつとめた人物。ここ黒谷山を京都守護職の本陣とした。

↓松平容保公像3
松平容保公像3
しかし、イケメンやね。。

↓会津藩殉難者の婢
会津藩殉難者の婢
尊王攘夷の過激派ムキーが京都でたびたび暗殺事件ナイフを起こしたため、治安維持の目的で新設された京都守護職だが、容保は当初は就任要請を再三にわたり固辞手していた。

しかし、幕府・朝廷への忠義心厚く、困難な道と知りながら引き受けた。

↓会津墓地_由来前半
会津墓地_由来前半
過激派公卿を追放したり、配下の新撰組祭による池田屋騒動などにより、大政奉還は2、3年は遅れただろうと思われる。

だがその犠牲は大きく、6年間の犠牲者数は鳥羽・伏見の戦いでの戦死者(も合祀されている)数のおよそ2倍にものぼったびっくり

↓会津墓地_由来後半
会津墓地_由来後半
その後の会津戦争の戦死者も考えると、会津藩だけで実に多くの命が失われた。

現代人はこの事を決して忘れてはいけない。

※ ※ ※ ※ ※

↓斉藤利三と海北友松の墓碑
斉藤利三と海北友松の墓碑
会津藩士墓地の西に隣接しているが、ここは真如堂(真正極楽寺)の墓地となる。

たくさんの墓の中に、この日最大の目当てである、斉藤利三の墓があるが目立たない。

なお、隣の海北友松(かいほうゆうしょう)は戦国時代の有名な画家(信長の野望で絵を売りに来るバージョンもある)。

斉藤利三と懇意にしていた事から、三条で磔刑された彼の首を持ち去り、親しい住職がいる真如堂に葬ったという。

↓斉藤利三の墓碑
斉藤利三の墓碑
斉藤内蔵介利三は、言わずと知れた明智光秀の重臣。春日局の父でもある。

長宗我部信親に娘お母さんを嫁がせていた事から、本能寺の変を起こすべく光秀を唆したとも云われている。

↓斉藤利三の墓碑_裏面
斉藤利三の墓碑_裏面
「天正十」の文字が読める。

布衣草莽さんの記事を読み衝撃を受けた。
本能寺の変メラメラは斉藤利三が独断で私兵を動かし目的を成し遂げたものでありびっくり明智光秀は遅れて上洛し事態収拾にあたっていただけ。
その後羽柴秀吉が突如明智軍に襲いかかり、ライバルを葬り去って彼に濡れ衣を着せた、というものであるびっくり

家康も春日局との間に家光をもうけた関係上(!)、歴史を黙認したという。

動機といい、何か妙にしっくりする。もしこれが事実なら、光秀可哀想すぎる。。(涙

※ ※ ※ ※ ※

↓高瀬川のアオサギ
河原町にいたアオサギ
祇園四条駅から歩いて阪急河原町駅へ。途中、木屋町通り沿いの高瀬川へ。

これは置き物かはてなマークと思うくらいジーッと動かないアオサギがいた。

↓アオサギ拡大
アオサギ拡大
あ、動いたビックリマーク生きとる。。

実はこの鳥の視線の先には、ちょっと変なオジサンが座っており、人目も鳥目も憚らず、ワンカップ片手に何やらヤケ気味に唄ってた。それを観察してたんかな~はてなマーク



おわり。。。