それは本日7月5日(金)、腰の痛みを堪えて会社で仕事していた午前中のことです。
業務の区切りの隙間時間、何気なく手にした鉛筆が、コピー用紙の裏にさらさらと絵を描き始めたのです。
30秒ほどで描き上げた絵は、どう見ても掌に薬壺を載せている薬師如来坐像でした。
美月も知っていますが、私は昔から絵が苦手で、小学校以来ほとんど絵など描いたことがありません。
それも会社ですからお手本の写真など無く、まるで誰かに操られて描かされているような感じでした。
目に見えない存在と一体化することで、手が勝手に動いてメッセージを書くことを『自動書記』と言うそうですが、これは『自動描画』できないかと吃驚しました。
ならば・・私に薬師如来を描かせたのは、先日私を霊力で椅子から突き落とした十一面観世音菩薩しかいないでしょう。
「すまん、やりすぎた・・傷の手当に薬師如来様を送るから・・許せ」
これぞ『日本国現報善悪霊異記』(日本霊異記)に出で来る観世音菩薩のご利益・功徳でありましょうか?
否、椅子から落としたのは観世音菩薩の所業ですからプラマイゼロになっただけです。
大変な猛暑と腰の湿布薬による幻覚かもしれませんが、観世音菩薩の存在を身近に感じられたスピリチュアル体験でした。
こちらこそ申し訳ございませんでした。
観世音菩薩様のお力でこれからも仏画を描いて行くという新しい目標が出来ました。